2012/11/15 (エリカ) 新

ボジョレーが解禁だとかで
ほろよいのひとたちがやってきた。
うまれてこのかた
ボジョレーがわたしに影響を及ぼしたことは
ただのいちどもない。
まあいいのです。
すっかりさむいなあ
しかも気づくと11月も折り返し
このままでは年が暮れてしまうぞ
と毎年このころに言っている気がする。



2012/11/14 (ネリネ) ステージ

ひさしぶりに早起きしたら
お酒がのこってふわっふわ。
一生懸命イヤフォンを物色したけれど
どうしても気に入るのがなくて
やっぱり同じのを買ってしまった。
いつ断線するかしら。
密閉するやつだとくらくらするのだけれど
なんでみんな平気なのだろう。
と弟に相談したら
それつけて電車に乗るとくらくらする
と彼はいった。
家系?
とってもひろいステージでうたったひとが
電車に揺られ自転車こいで帰っている
ときいて
ほほえましいような、おかしいような。



2012/11/13 (千両) かみ

ひさびさの譜面と格闘
あたらしい曲たちがとてもかがやいていて
なんだか胸があつくなる。
リハーサルがたのしみ。
家のことをようやくあれこれして
夜は田火田にいくと決めていた。
最近は野菜がたべたくてしかたない。
あれこれいただいているうちに
ふらりとともだちがやってきた。
ひさしぶりにはしご酒
シネシネを飲んでふわっ。
とかなんとかいっていたら
となりでともだちが椅子からおっこちた。
今日も平和だ。
もういいのに
Pat Methenyのうたをくちずさみ帰る。



2012/11/12 (レモンの実) つち

パーティーの余韻をひきずり
友人夫妻のひっこしたてのお宅へおじゃま。
ふたりそのままの雰囲気の家に
すっかりくつろぐ。
朝が来てあたりを散歩して
喫茶店に行ってホットケーキをたべ
かるがもの群れをみたり
木と土のにおいを嗅ぐ。
おもえばうまれてこのかた
いつも海のにおいのする場所にいる。
そうじゃないとこうやって
土と木のにおいいがするんだなあ。
そして夫婦のあいだにはさまるのは
いつでもとてもたのしい。
ほんとうはずっと黙っていて
ふたりの会話を聞いていたい。
帰りに電車に乗ると
すぐちかくに祖師ヶ谷大蔵。
天気もいいのでよりみちをして
ごりごりハンバーガーを食べる。
ぼんやり。
ぼんやりするなあ
昨日という日が濃すぎた。
なんとなくもったいなくて
家からケインズへゴー
入れ替わり立ちかわりやってくる人たちと
なんだかんだと話しているうちに
結局ラーメンまでひっかけて明け方帰宅。
よくあそびました。



2012/11/11 (クッションマム) ブルーノートトーキョー

驚異の結婚パーティ
アットブルーノートトーキョー。
朝からブルーノート入りして
新郎新婦に内緒のものごとを隠しながら
ときどき口を滑らせながら
怒涛の準備。
ブルーノートのスタッフのみなさんは
わたしたちのへんてこな展開も
あたたかく見守ってくださった。
バンド演奏あり
生お色直しあり
たのしいスピーチあり
ごはんもおいしくて
とにかくたくさんの人人人。
アフロヅラのひとびとがステージを占拠したとき
中央にはおむつ姿のひとがいて
まさにおまつりさわぎであった。
わたしが加担していた嫁から婿へのサプライズ
Pat Methenyの曲を
ギター未経験の嫁がひくというもの
見るひとがみれば
なんじゃそりゃーというかんじだろうけれど
とてももりあがった。
のけぞった新郎の顔をみてたいへんまんぞく。
最後にふたりの出会いにちなんで
Septemberの演奏があったのだけれど
新郎お母様が得意の朗読で
歌詞の内容を読み上げてくださった。
パーティー音楽だとおもっていた
すごくすてきな内容のうただった。
とにかくとにかく
ここへは書ききれないすべての出来事
とても素晴らしかった!
華やかな世界にいる新郎新婦
いそがしい毎日をおくっているけれど
これからもからだに気をつけてしあわせに。



2012/11/10 (グラジオラス) うた

ぐずるこどもたちとうたいながら
いろんなことを考えた
おかあさんたちはやっぱり
こどもにちゃんとうたわせたい。
そりゃうたってくれたらうれしいけれど
立場上やってねというけれど
言われた通りちゃんとうたうことなんてない
とこころのそこでわたしはおもう。
うたうことのよろこびはきっと
誰でもからだにしみついている。
はずかしかったら今日はいい。
そういうかんじでいてくれたらいい。
そういえば
自由に声が出るようになったからって
なにかが良くなったという気はしない。
あの頃あんなにほしかった
高い声や自由な音程
それが今ならできるけれど
だからどうした、とおもう。
これは材料だ
それを料理するのはわたし。



2012/11/09 (ツルウメモドキ) 初登場

はじめての場所はいろんなことが起きる。
ひさしぶりに、のみすぎた
なりゆきで飲んでしまった
次はぜったいに気をつけよう。
密な場所はらではの
密なライブ
もっとつきつめたい。
場所を変えながらのみつづけた明け方
かかってきた電話越しのことばに
はっと我に返る。
のみすぎた。



2012/11/08 (ふじばかま) 31年めの

川崎にうまれ31年
17時になると、どこからでもきこえる
チャイムがなる。
小学生のころはたしか
それがきこえると家に帰らなければいけなかった。
そのメロディがなんだかへんてこで
こどもごころになんの曲だろうとおもいつつ
ずっと答えがでないままだった。
しかもへんな倍音が鳴っているので
そのことにとても気を取られる。
昨日ひさしぶりに17時のチャイムを聴いたら
とつぜん
とつぜん
とつぜんなんの曲かわかった。
椰子の実だ!
ゆっくりでひらたくならしてあるから
ぜんぜん気づかなかった。
しかもへんなところでおわる。
ひとりでどきどきどきどき。
ああー
31年目の発見。
帰りにともだちと飲みながらその話をしたら
藤沢のひとだったので全然共感を得られなかった
そりゃそうだ。
そういえば、今日は一の酉
すっかりチェックがあまかった
いろいろ聞いているうちに行きたくなって
二の酉はぜったいいく。



2012/11/07 (マリーゴールド) 儀式

儀式のようなものを目の当たりにする
機会がときどきある。
それはなんだかふしぎなもので
形式だけがそこにのこっているような。
きっとはじめはそこに
みんなのこころや意味があったのだろう
そんな気がする。
たとえば職業だってきっとそうで
最初は得意なことをわけあっていたのが
だんだん複雑になっていって
あいだをとるようなひとびとがあらわれ
どうしたこうした。
昼間ぼんやり電車に乗ろうとすると
あからさまに見覚えのあるひとが視界の隅に。
アフロと体型でそのひととわかり
ふらふらと後をついていって
こんにちはと言った。
朝からラジオをやっていたらしい
ばったり率はとても高い今日このごろ。



2012/11/06 (カサブランカ) 遭遇

朝っぱらから、すごいことがあった
へんてこな場所で意外な人にばったり。
しかもいきなり、ひとにちょっと怒られていた。
それがそのひとだと一瞬でわかったわたしは
こっそりしばらく眺めていた。
するとそのうち向こうも気がついて
むふふとなった。
お弁当を食べようとなったとき
はしわすれた!
ハンバーグと梅干し弁当を前に
そのひとがあたまをかかえた。
わたしのめずらしく持っていったフォークが
なんと役に立った。
そうか、今日はこのために
わたしたちはばったり会ったのです。
帰りにそばやで一杯
なんだかちょうどよい具合で
瓶ビールともりそば
よかったよかった。



2012/11/05 (オンシジウム) あめふり

ほんらいの休んでいい日到来。
しかし予定よりは寝られず
お昼にむくりと起き上がる。
ひさしぶりにさんまごはんを炊いた
本当にひさしぶり。
なつかしいなあ
これは学生時代の味なのだ。
雨音がぱたんぱたんと
屋根をたたきつづけている。



2012/11/04 (サフラン) 寝坊

最近の特技は朝起きること
だとおもっていたのだけれど
そろそろ危ないなーとおもっていた今日
ふと寝坊した。
起きたらリハの始まる時間
そこに行くまで2時間かかった。
ああ。
三軒茶屋にいくと必ず寄るカレー屋さんが
閉店したらしいとのしらせ
ぼうぜん。
諦めきれず前を通ろうと向かうと
なんと新装開店していた!
いちどあきらめただけに、うれしい。
うれしいうれしいうれしい。
夜はおなじみボーダーライン
年内最後だった。
あんまり街にサンタがあふれて
もうかなしくなってきたので
もみの木をうたってみた。
やっぱりまだ早いよ。



2012/11/03 (山茶花) わすれもの

朝からたてつづけに
ひさしぶりのひとにぽつぽつと会う。
夜は茅ヶ崎へ
すっかりおなじみのひとびと
でもうたううたがとても変わっていた
見ているもの
聞いたことば
過ごしている時間
すべてがのしかかるのがうた
そのことがとてもいとおしい。
イベントをやっているところへ
間に合っていないけれどあそびにいった。
すると財布を置き忘れてきて
ひとに迷惑をかけた事実だけがのこる。
えーん。



2012/11/02 (レナンセラ) おたずね

ひさしぶりのおともだちの家へ
はりきってぎょうざをつつむ。
なんだかふしぎなメンバーで会合
年月ってすごいなあ。
みんなの音楽が
ずっとずっと続いて行ったらいいのになあ
わたしのも。



2012/11/01 (茶) まほう

川崎で飲んでいると
ときどきまほうがかかるのだ。
念入りに気をつけて
今日は割ったお酒は飲まないようにした。
のに
気がついたら朝だった。
ううーん
みんなふらふらと帰っていった
みんなにひとしく魔法かかった夜。



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