2012/11/30 (わびすけ) 閉店

ずっとはらはらしていたのに
なかなか訪ねていけずにいた
新宿のだいすきなとんかつやさんが
ひっそりと閉店していた。
やっぱり。
かなしいけれど
やっぱり
とおもった。
そこはとんかつやさんなのだけれど
もちろんとんかつはおいしいのだけれど
それ以外のものもとてもおいしくて
世の中にはおいしいものがたくさんあるから
若いうちにいろいろ食べるんだよ
といって
おいしいものを味わわせてくれるお店だった。
お店がなくなったことも悲しいけれど
挨拶できないままおちゃめな大将や
もくもくととんかつを揚げていたひと
ホールのちゃきちゃきしたおばちゃん
お別れになってしまったことが悲しい。
さびしいけれど、ありがとうって
言いたかったのだ。



2012/11/29 (野ばら) ひごろの

日頃の行いってすんごく大事だ
と思い知らされる事件があった
ふだん真面目にやっていてよかった。
信用って大事。
あしたはひさしぶりに一日なんにもない
とおもったら帰るのがもったいなくて
よりみちをすると
お店はとてもにぎわっていて
ともだちもいて
なしくずしに電車が終わり
すぐそばのお店でみんながのんでいると聞き
ごろごろとそこへなだれこんだ。
家までの帰り道になぜか
弁当屋でとんかつをかうはめに。
あしたとんかつ食べるのに!



2012/11/28 (スウィートガーリック) なべみがき

年末恒例なべみがき。
これをやるととつぜん
今年もおわるのだ
とぽきーんとおもう。
鍋をみがく無心さは
なんだかとてもいいのだ。



2012/11/27 (山茶花) 冬

冬が来たのだなあ
びっくりするほど目がさめない。
こんなことが言いたいのではないのだけれど
びっくりと入れるたびに予測候補にでてくる
びっくりするほどユートピア
ってなに?



2012/11/26 (マネッチア) 雨

あたまは温泉に支配されていたのだけれど
起きるとしっかり雨。
こんなにがっつりと降られると
もう全然でかける気にならない。
雨はきらいではないけれど
選択肢をせばめるなあとはおもう。
ばらばらと鳴る屋根を聴きながら
牛乳がのみたいなあとおもう。
雨だから、がまんする。



2012/11/25 (エリカ) まつり

ほんとうはお友達の結婚式にゆくはずが
出席できず、申し訳ない。
せめてもとおもい
夜はケインズのイベントに途中参加。
とってももりあがっていた
いろいろ反省もあった。
なにを優先するかを
とっさに選び取らなければならなくて
そうするからにはやっぱり
だめっていうひともいるだろう。
仕方ないことだけれど
やっぱり反省もした。
もやもやするのでうっかり
明け方にやわらかいやきそばを食べる。
だめ、こんな生活。



2012/11/24 (ネリネ) 儀式

遠くに住む祖母が亡くなって
ぜったいに葬儀に行かなきゃいけないとおもった
もともとあんまり会えないひとが
遠くで息をひきとって
おわかれの場に立ち会えなければ
わたしのなかではなにも変わらない
変わった気のしようがないと知っていた。
けれどどうしてもむりで
さびしくくやしかった。
世のあらゆる儀式は
気持ちの区切りをつけるためにあるのだ。
たぶん。
だめなものはだめなので
気を取り直して
予定されていた高級牛肉大会をした。
結婚パーティであたったA5ランクの松阪牛
A5というのがどんなものか
正直よくわかっていなかったけれど
もううそみたいにうまかった。
そしてすきやきという食べ物が
意外と肉の味をはっきり出す料理だということも。



2012/11/23 (ペリストロフェ) はなりあBAZAR

雨まじりのなか
朝早く出発。
女三人で遠出して演奏なんて
はじめてだなあといったら
みんなも初めてと言っていた。
こういう場合はたいてい男だらけなのです。
予想外にさっくり着いた。
自然食レストランROSE
オーナーのあやこさんは飄々としていて
とてもたのしそうなひとだった。
もっとゆっくりしたときにもう一度あいたい。
つくる料理がみたことないものばかり
食べたことのない不思議な味で
でもとてもおいしかった。 魔法使いだ!
そして入り口にかかっていたニットにひとめぼれ
普段だったらあきらめそうな値段だったけれど
つくったひとがその場にいて
おもわず買ってしまった。
洋服買うと気分上がるなーあ!
ほかにお酒やパンやごはんや雑貨
いろんなものをうるひとがいて
演奏するひとたちがいて
とても贅沢なひとときだった。
あめふりをうたったら
ぽとん、ぽとんと言うたびに
こどもたちがくすくすとわらった。
そうか、大阪のひとたちは
こどものこころを持ってるのかも。



2012/11/22 (ツルウメモドキ) motion blue

最初に出させていただいたのと同じ11月22日
かがやきを増した大将は
あのときよりずっとたのもしくそこにいた。
1stは全編弾き語り
メンバーの出番はいつもの半分だったのだけれど
新曲満載、気合じゅうぶんで
とても濃い演奏になったのではないかとおもう。
毎度のことながら
メンバーみんなのひたむきな姿勢と
ファンのみなさまのあたたかい声に感動。
個人的には反省が山積みだけれど
それでもすがすがしいステージだった。
この緊張感と真摯さをもって
いつまでも演奏していたいとおもう。



2012/11/21 (ガーベラ) 音程

音程の問題は尽きることがない
ひとりでうたって大丈夫でも
だれかとうたってだめなこともあるし
そもそも毎日のなかでどんなに気をつけても
だんだんずれが生じてくるものでもあるような。
ときどき大幅にそれをただす必要がある
すくなくともわたしは。
高みをいっしょに眺めている気分になって
ぜったいにそこへついていきたいと
びっくりするくらいすとんと思った。



2012/11/20 (ウィンターコスモス) 修行

明け方にへろへろと帰宅。
家の鍵がなくてげんなり。
菊川の余韻に浸るまもなく
あさからばたばたと動きまわり
夜は二の酉にいこうと決めていたけれど
夕方頃体力が尽きる。
えーん。
早々に家に帰り
地道に予習復習。
なんとなく見つからない気がしていた
ビヨビヨさんがやっぱりどこにもいない。
みんなもさがしてくれたけれど
やっぱりどうにもいない。
えーんえーん。



2012/11/19 (ヤマラッキョウ) Pony's Toy

わたしが運転しなかったら
ずいぶんあっというまに着いた。
午前中にレコーディング仕事をして
新幹線で来たひらたくんとともに
チーム三十路ライブ。
よしのりくんと遠くに出かけると
曲がたくさんあることは宝だとしみじみおもう。
その数だけみんなの思い出があって
あれもこれもとなる。
気がつけば日付が変わるあたりまで演奏していた
良い曲と良いうた
それがすべてなのではないかしら。
あいかわらずとてもすてきな場所
またきたいとつよくおもう場所。
そこにはあたたかいひとがあつまる。
ありがとう菊川!



2012/11/18 (ニシキギ) 温存

けっこうがんがん飲んだけれど
最近あんまりふつかよいにならない。
とはいえ明日はたのしみにしていた
菊川行きがまっている。
先日からmacがこわれ
なんとかかんとか前日になって
ようやくみんなに音源を送信。
よくみると譜面がでたらめだ
ないよりましだろうと目をつぶって送信。
帰ってきたら書きなおそう。
明日も奇跡の夜になりますように
こころをこめてうたおう。



2012/11/17 (コリウス) 川崎

毎年恒例さんま会
のはずが
みごとに大雨!
なんだか最近こういうの多いなあ。
夜ひさしぶりの店番で
ぼんやりお酒を売っていると
つぎつぎに結婚パーティ帰りのみんながやってきて
くちぐちにパーティの感想をいった。
横浜と川崎はちがうのだ
わたしはまぎれもなく川崎の人間で
ふだんはまあ、便宜的に横浜っぽい顔をする時もあるけれど
川崎のみんなの話を聞いていると
やっぱりわたしは川崎だ。
それでもりあがったみんなと近くのバーになだれ込み
店をしめかけていたマスターを励まし
みんなでおめでとうの乾杯をする。
わたし以外はみんなパーティがえり。
とまらなくなったみんなに挟まれ
とくに断る理由もないまま
また別のお店につれていかれ
まあ飲むわ飲むわ
おいわいってすごいなあ。
川崎を離れるまではかえって
こういう飲み方を川崎ではしなかった。
そういうものなのかしら
いや
みんな川崎に住んでるな。



2012/11/16 (プルメリア) 一回勝負

6時間耐久リハーサル。
今回は一回しかリハに入れず
新曲がぞろぞろあって
6時間あっというま。
しかし電車のなかでつかれが押し寄せてきた。
夜はケインズでライブ
オープニングアクトとしての役割が果たせず
たくさんのひとを呼ぶことができなかった。
聴き手の数がすべてではないけれど
ライブとしてやる以上
やっぱりお客さんがたくさんいることは大事。
来たいとおもう音楽をうむことも。
ライブがとてもよかっただけに
課題が残る日だった。
今日というライブは一度しかないのだ
それをみんなにとどける努力を
惜しんではいけない。



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