2012/05/31 (あじさい) 音

考えごとが前向きだと
考えながらつくるケーキのふくらみが良い。
くよくよ悩んでいるときはもう
のりうつったみたいにへっぽこなのが出来あがる。
あいかわらずmacはがるると
うなりをあげながらがんばっている。
こう主張されはじめるとつい
がんばれー、がんばれー
話しかけている自分がいる。
ライブだのみの生活をしていると
ライブのない日がつづくとき
あせるというのだろうか
なにもない感じというのだろうか
そういう気持ちになりがちなのだけど
ほんとうはそういうときこそ
たいせつに音楽のことを考えられる時間
でもある
ということを
きっとあたまではわかっていたけれど
最近はもう、みせつけられちゃって
わたしもやらなくちゃ。
電波に乗って、あたらしい曲がやってきた。
ぼやけた青いみどりがみえる。
ビール一杯でものすごくよっぱらい
夜道をあるきながらその曲を聴いた。
愛のある場所に、愛のある音がかえる
そんなかんじがした。



2012/05/30 (オリーブ) 道はまっすぐ

いちょうを気にするようになったのはいつからか
いちょうの葉は春のはじまりに
小さい頃からずっとあのかたちで
木の印象もひょろひょろなのだけど
夏にむかってぐんぐん大きくなる。
日本大通りをふらふら歩くと
そこらじゅういちょうの木で
どれもわさわさと生命力にあふれていた。
ちょうどいい気温と空気に
瓶ビールがしあわせ。
公園のベンチに座っていると
ときどき汽笛と犬の鳴き声
じつにいろんなひとが行き交う。
うかべることばのすべてが
なにかにつながっているような気がする夏のはじまり。
たのしみなライブがいくつかきまった
夏秋はりきろう!
なにかをのこしたい。
県民ホールにライブを観に行った
とてもひさしぶりの場所だった
みんなの熱狂にこたえる
まっすぐにうたうひとだった。
うたは点数じゃないな。



2012/05/29 (ルピナス) なごり

ツアーというわけではないけれど
でかけていって演奏したら
やっぱりそんな気分になってしまって
さびしいながらエネルギーあふれる。
サムズアップでのひさびさ弾き語り
twitter連動や
Ustしながらの演奏を前に
わたしはすこしひるんだ。
修行がたりないのだった。
わすれるな
たいせつなことを。



2012/05/28 (アマリリス) 菊川ゴールデンツアー

朝から車で出発したものの
わすれものしたり
箱根の山こえたり
ずいぶん手前で高速をおりたりしているうちに
すっかり到着が夕方。
でも富士山がでかかかった
天女の羽衣の松はひょろひょろになっていた
お茶の段々畑がうつくしかった。
車内で絶叫に近いうたをうたいながら移動。
ひさしぶりのpony's toy
おなじようにそこにあって
なんだかとてもしあわせだ。
また先輩のうたのちからを見た
そういうところを何度もみてきたけれど
ていねいにつくったうたを
まっすぐにうたうことのすばらしさ
むずかしさも、つよさも
たくさんおそわっている。
白く跳ねる雨がざあざあと落ちてきて
お店から出られないあいだに
ぽつりとたくさんうたをうたった。
このあたりのことばらしい
みんなばかばか言っているのが
気になりだすとおもしろくてしかたない。
stud muffinにも立ち寄って
菊川ゴールデンツアー完成。
やっぱりまた来たい!
それにしても玉置浩二のうたの
ハーモニーの気持ちよさといったらない。
たくさんのパワーが溜まった
思い立って行ってみてよかった。
かけがえのない毎日
つくりたいものがたくさんある。



2012/05/27 (エビネ) ひる

渋谷でのランチライブ
まぶしいひかりが差し込むライブハウスで演奏
なんだかふしぎだ!
おこちゃま連れのひさしぶりの母たちが
かわいらしくあそびにきてくれた。
ずいぶんひさしぶりに会うひとも
すこしかわった日だったなあ。
家にもどってもまだ夕方
しかし数日来のつかれがでたのか
うとうとしていたら夜になってしまった。
ヨクネタ、復活。



2012/05/26 (わさび) mash up

ひさしぶりにおそくまで喋った
今日のmash upはあたらしいこころみ。
映像をつくるLittle Woody氏をむかえて
2時間一本勝負、同時進行で
うたとアニメーションをつくる企画。
Little Woodyことかつみくんが
そのあと大阪に出発するというので
2時間というリミットを設置したのだけれど
結論から言うと、大幅にはみでた。
が、作品は無事できあがった。
お客さまたちと、Ustで観戦しているひとたち
twitterで参加してくださったみなさま
ありがとうございました。
みんなとやりとりしながら
「チェ・ガメラ」
という名の映像作品が完成。
わいわいアニメーションをつくりながら
ぽろぽろ爪弾いていた曲を聴いて
そこに居合わせたひとが
おはなしができました!
とやってきた。
気持ちの流れがあるおはなしに胸打たれ
それをベースに歌詞を作成。
歌詞をもとにアニメーションも作成。
ふたりとも作業に没頭する時間があり
間があきすぎてしまうところなどあって
見ていたひとはやきもきしたかもしれません
まだまだ課題がおおいですが
mash upこれからも見守ってください。



2012/05/25 (アスパラガス) きらめき

そのひとの才能とおもうのは
だれかとだれかをむすびつけること
その良さをいかすこと。
Little Woodyバンドは
ひさしぶりの瞬発力勝負。
そのなかでうたのすてきさを出すのは
どうしたらよいのだろ。
そんな課題のもとやっていた
たのしんでいただけたでしょうか。



2012/05/24 (芍薬) カポタスト

きいた話をきっかけに
ウクレレ用カポを買ってみた

ものすごくむずかしい。
みんなこんなむずかしいことをしていたとは
驚愕です。
みためと音とがちがうから
なにをたよりに弾けば良いのか
さっぱりわからないのだった。
開放で鳴るその音に全然馴染みがない
慣れるには時間が必要です。
あたらしいカバーを準備している
だいすきな曲だったのだけど
このごろのまわりの状況とあわさって
いまこそうたうときだとおもっている。



2012/05/23 (アマドコロ) 屋上日和

そこには将棋おじさんたちがいて
あいさつもそこそこに勝負がはじまり
いつのまにか輪ができていく
それを眺めながらおべんとうをたべる。
というのをたまにやると
とてつもなく贅沢な気分。
おもっていたことをべらべらしゃべって
おもっていることをきいた。
すばらしい天気とあいまって
なやむこころも晴れるといい。
こんな天気にスタジオなんて
とおもいながらも
やっぱりリハーサルはたのしい。
その日だけの音が鳴ります。



2012/05/22 (タイム) 夢舞台

外は嵐だった
ものすごい雨と風
そんななかあつまったたくさんの人。
SuzKenさんmotion blue公演
この日をとてもたのしみにしていた。
クラシカルでへんてこなのに
耳にのこるメロディ。
なによりもからだじゅうでうたうそのひとを
見ているだけでもしあわせ。
わりと大きなバンド編成で
アレンジも練られていて
とてもたのしいステージだった。
途中からもSuzKenさんはもはや
カエターノにしか見えなかった
おもいながら見ていたら
となりのひともそう言った。
帰ってからおもったことを
話したいような話したくないような
ふしぎな気分になって
とりあえず小声で言ってみた。
わたしのあこがれの音はきっと
生涯の相棒みたいなかんじなのだろうな。
それはやっているあいだにはわからなくて
人生のおわるときにふと
ああ、そうだったのか
とわかるようなことなのかも
果てしないけれど
そういうイメージがなんとなくある。



2012/05/21 (カンガルーポー) さび

世の中は日食でにぎわっていた
昨夜になって急に
みてみようかな、という気になったけれど
そんなよわい気持ちではやっぱりだめで
すっかり寝ていた。
みんな見られたのかしら
起きられなかったということは
なにかしら理由があるのかもしれないし
18年後の北海道に行ったっていいのだし。
49歳のわたしはなにをしているのだろ。
唯一のぽっかり日
なにをして過ごそう!
とりあえず買っておいた
鍵盤ハーモニカのリードプレートを交換。
あけてみるともう
青くさびっさび。
リードのすきまなんてぼこぼこで
よくこれでなんとなく音程をたもっていたものだ。
ネジをはずして取り替えるだけだけれど
そのネジが大量でけっこうたいへん。
中はシンプルなようで細かいつくりで
かにの甲羅みたいなかんじじゃん
とだれかがいったとおりだった。
取り替えたらすっかり音程がふっかつ
すばらしいなあ!
響きもブリリアント。
散歩がてら大さん橋に行ったら
風がつよくて数分でめげた。
歩きまわっていたらワープして
気がついたらすっかり夜だった。
どこへいっていたのだ、わたしは。
あたらしい曲のはしっこをつかまえた。
昨日録ったやつにうたをいれたのを
送ってもらって聴いてみたら
歌唱がすばらしすぎてわらってしまった。
そういうことすごくだいじ。



2012/05/20 (レモン) 作曲大会

夕方からあつまって
コンペ用の作曲大会というのをしてみた。
おなじみ嘉風くんと
Tahnyaのギターヒラタくん。
たどりつくとすでに始まっていて
ひらた氏がぎゅんぎゅんギターを弾いていた。
ギターを4本くらい重ねたところで
も、もうできてる!
しごとのはやさに驚愕です。
じゃAメロつけよ
と出ていってわりとすぐに
戻ってきた嘉風先輩
もう歌詞もできていた。
わたしはBメロ担当
PCの前でうんうんうなりながらつくる
そのやりかたが慣れなくておかしい。
でもそういえばHAREMだったころ
場所こそスタジオだったけれど
曲のつくりかたはこんなかんじだったな
なつかしい、なつかしい。
そんなあまずっぱい気持ちになっていたことを
ふたりはしらないだろうけど
あっというまにひとしきり完成。
自分でつくったせいもあるのか
Bメロだけみょうにいびつなかんじがするけれど
どんなもんでしょう。
あいだに休憩がてら行った
ハンバーグのファミレスみたいなやつが
もう笑いがとまらなかった。
鉄板の上に乗った焼け石で
自分のすきな加減に焼くのだ。
ステーキ屋が焼き加減を放棄したら
あとにはなにがのこるのだ!
たのしかったからいいです。
お店のひとが説明しながら
ナイフをくるっとまわしたのを
わたしはみのがさなかった。
ますます笑いがとまらない。
へんな店。



2012/05/19 (くるみ) 鎌倉→シモキタザワ

ひさしぶりに自分の家に帰ったら
さっそくのなめくじ先輩登場!
もうかー、もうなのか。
せんぱーい!と呼びかけたものの
さっそく退場していただく。
今日もロンディーノ
やっぱりプリンはうりきれだった。
涙。
急遽よしのりくんと
鎌倉の地下道でうたをうたった。
行き交うひとびとのなかでぽつりぽつりと
足をとめてくれる人がいる。
写真をとったり、話しかけてくれるひとがいれば
遠くのほうでそっと見ていたり
なんども前を通ってちらちら見ているひともいた。
みんないろいろ。
感じるのはうたのちから
ことばのちから、声のちから
ぜんぶが音楽だ。
あんまり風がつよいので
30分くらいで切り上げたけれど
おもしろかったなあ。
ごはんを食べようとさまよっていたら
松菊が開いていた!
おきゃくさんたくさん
おばあちゃんたちが元気そうでなにより。
悪態をつきながらうれしそうな常連さん
ふきの葉がおいしかった。
SPIRALで豆巨人とcittaバンド
男気!
じつはわたしはこのあと
下北沢に移動して明け方ライブ。
リハーサルに全然間に合わずだったけれど
シモキタはとてもにぎわっていた。
ライブハウス数軒で連携するイベント
夜中だというのにもりあがっていて
すばらしい!
キムウリョンとWOODY
いつものような、そうでないような
最初の数曲、おもてからウリョンくんをみた
ほんとうにすばらしかった。
トリオの形になって一曲
なみだがでるかとおもった。
すごくよかったなあ
わたしが混ざってからもあの空気が
きっとずっと続いていた
そう願っている。
こっちからみたみんなの顔が
ほんとうにすごくよかった。
朝4時にあつまってくれたみなさま
ありがとう!ありがとう!
ウリョンくんのつよさをみた。



2012/05/18 (ペロペロネ) 偶然の連続

逗子のライブの前に
ひさしぶりのロンディーノ。
プリンはうりきれだった
涙。
ここにくるといやおうなしに
いい気分になるのがすてきだ。
とてもすきなのだ。
逗子で、はじめてのお店
着いてみると、前にみんなで
ごはんをたべにきたことのある店だった。
びっくり。
ひさしぶりのあじさいくん
全然かわっていなかった。
ふとあたりを見回すと
見覚えのあるひとを発見
むこうもあっ、と言った
前に大阪に行ったときに
たまたまライブを観に来てくれたひとだった。
そういえばこっちに移住すると言っていた
こんなところで会えるなんて!
あんまりびっくりしたので
かえってすごく落ち着いていたけれど
思い返すとやっぱりすごい。
ほかにも驚くような偶然があった
説明がむずかしいので割愛しますが
たまにある、こんなふうに
偶然が偶然を呼ぶ日。
明日はとつぜんに
鎌倉の地下道で演奏をするらしいぞ
そんなのはじめて、たのしみ。



2012/05/17 (フクシア) 余韻

起きてからしばらく
ぼうぜんとしていた。
つかれているのだけど、眠れなくて
まっしろになるまでちからをつかった。
そういうライブだった、昨日は。
わたしがこんなでは
主役はいったいどうなっているのだ。
午後になってのろのろ起き上がる
ケーキの出来がよかったから
気分の向きは全然わるくない。
わたしたちはなにとたたかっていたのだろ
やっと昨日の録音を一部だけれど聴いた
みんなのつよい気持ちをみた
いろんなことがあったけれど
きっとあのときしかできない演奏だった。



2012/05/16 (もっこうばら) まっすぐ

3月とおなじ編成の佐藤嘉風バンド
あのときすごく良かったのだけれど
気持ちがもう全然ちがうのだ
この数ヶ月の毎日で。
それを同じメンバーでやって
どうなるのかとてもたのしみだった。
この日に向かって話したことや
考えたことがたくさん。
ライブがよかったかどうか、を
やる側が判断することはできない
けれど
とにかく全員がとても攻めていた。
みえない何かとたたかっているようでもあった。
それはたぶんみんな
前だけをまっすぐみて
いつにない熱い声でうたっていたよしのりくんの
姿からなにかを受け取っていたのだとおもう。
たのしくてくるしくてあっという間だった
たぶんきっと、ただ
うたが届いた。



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