2012/02/29 (サンシュユ) 雪だー

雪だー!
どうせいつものように
フルフルと言ってふらないのだ
と決めてかかっていたら
まさかの、雪だー!
あれよあれよというまに視界がしろく
あるとき観覧車が消えました。
実家用に買ったおみやげは赤福で
雪の中家にわざわざ取りに帰ったのに
どこにもなかった。
消えてしまった。
夜は飲みに行く約束をしていて
めずらしく飲むだけの用だった
雪だからどうなるかとおもいきや
ふつうにみんなに会えた。
それにしてももつやの姉妹店に
初めて訪ねていったところ
あるとき視界のすみにあやしい人影
ピンクのサングラスにマントをはおっていた。
でもあんまり露骨に見るのもね
とすぐに忘れてしまっていたのだけれど
ふと、サングラスをずらしたそのひとと目があった
大将だ!
元祖もつやの大将でした。
のみにきたらしかった。
あまりにもびっくりびっくり。
帰りはなぜか入口まで
エスコートしてくださいました。
ふしぎだ、ふしぎな日だ。
締めにうわさのラーメン屋へ
はらぺこできたい。
4年にいちどのうるう日は
なんだかふわふわと浮いていた。



2012/02/28 (カルセオラリア) カラオケ

実家用に買ってきたおみやげを
家においてきてしまった
なんとまあ行き来はたいへんだ。
そういえば長屋のカラオケで
おもわぬ収穫があった。
自由にうたえる音域がふえていたのです。
ふだん自分でつくるうたは自然と
しっかり使える声しかつかわない。
昔出なかった声があっさり
すんなりと出たのにはびっくり。
カラオケにも意外な効果があるのだなあ。
こうなるとなんとなく
曲をつくるのもはずみがつく。
7〜8年前はとにかく
自由にうたいたくてたまらなかった
できないことが多すぎて
できないことばかりを追い求めていた。
そのあとおちついて、できることを
ちゃくちゃくと積み上げていったら
いつのまにかできるようになっていた。
またこの先に行けるのだ
こんどはからだじゅうでうたえる。



2012/02/27 (シラー) 余韻

朝になって階下へおりると
旅に出たはずの赤いイヤフォンが
ぽつんと落ちていた。
昨夜はぜったいこんなところになかったよ
いったいどこへでかけていたのだ。
おかえりーとつぶやいて拾う
帰ってきてくれてうれしい。
とにかく旅の余韻がすごくて
からだもあちこちが痛いもので
ほとんどいちにちじゅう寝ていて
旅のあいだのあれこれをおもった。
旅を続けるひとは
ほんとうにタフだなあ。
わたしもタフのはしくれだとはおもうけれど
今日はほんとうにぐったり。
おもしろいもので
SNSをいっさいやらない嘉風くんの
かわりにわたしのところへ
嘉風ファンのみなさまからメッセージが届く。
ちゃんとご本人にお伝えしていますよ!
たのしいのでどんどんどうぞ。



2012/02/26 (ムスカリ) 帰還

いよいよ最終日
今回も帰るのがなごりおしい一同。
すっかり朝まで飲んでしまったけれど
昼前に起きだしておでかけ
移動に次ぐ移動とライブばかりだったので
近くのごはんやさんに行ってみた。
ご近所の方で満員の店内
中華めんがおいしいといわれて来た
でもなんとなく煮魚が気になり
たのんでみるとすごいのが出た。
甘露煮のようなみためで
身までまっくろに味がしみている。
ごはんはどんぶり?おちゃわん?
と聞かれ
もちろんおちゃわんと言ったのだけれど
これならどんぶりいけちゃう。
最初こそびっくりしたけれど
とてもつよい印象の料理で
食べ終わってからも余韻がすごかった。
中華めんもとてもおいしかった
だしのつよさ。
イギリスに住んでいるともだちの
日本人はだし汁をごくごく飲む民族
ということばをまたおもいだす。
キリンビールのつくった桜林をみにいく
桜の木は咲いていなくてもけっこういいのだ
ごつごつしていて。
でもその林はまだ植えたてで
若い木がゆらゆらとしていた。
そこはみたことのない景色だった
自分の立っている山の地面が
隣の山にゆるやかにつながっていて
その先にもつながっていて
雲もだんだんだん。
山がとぎれて街がながれこんでいるのも
昔は川だったのかなあ
だれもいなくてしずかで
空気がきんと澄んでいた。
そこへ猟銃をもったおじさんたち登場
かれらはなにをやっていたのか
なんだか不穏なひとたちだった。
おうちへ戻るとかぜっぴきのしょうこちゃんも
すこしだけ復活しているようだった。
よかったよかった!
おばあちゃんのために一曲披露
なんだかもうぐっとくる。
帰りがけにおとうさんが
またくるときは、実家に帰ってくるつもりでおいで
とさらりといった。
ううっ
おかあさんはたくさんおやつをもたせてくれて
おばあちゃんはまた窓から手を振ってくれた。
ううっ
今回もとってもなごりおしい。
帰り道ひとり減っているけれど
にぎやかに帰ってきた。
どんな瞬間にもぴったりのうたがあるなあ
この世にはほんとうにたくさんのうたがある。
藤沢に戻るとなんと
元同居人氏が帰宅するとの連絡。
なんとなくひとりでいたくなかったのだ
帰ってきてくれてうれしい。
それにしても寒い家だなあ
はやくこたつ買わないと。



2012/02/25 (こぶし) 岐阜

けっこう早く出たつもりだったのに
岐阜に着いたのは結局明け方。
重いまぶたを必死にあけて
なんとかおふろにはいらせてもらった。
昼に起きだしたあとも
体調がわるいメンバーもいたので
佐藤家でのんびりさせてもらった。
カフェオープンにむけ作成中の長屋
今にあった楽器が導入され
前にきたときよりずっとかたちになっていた。
かわいらしいカラオケ機械もあった!
なんとも風情あり
起きぬけにみんなしてうたう。
自分からはでかけてはいかないけれど
カラオケたのしいな。
前回土岐でのライブは
なんというか伝説的だった。
今回もたくさんのお客さんたち
ほんとうにありがとう!
アンコール終えたところでまだ
拍手が鳴り止まなかったけれど
わたるくんとしょうこちゃんは出発。
よしのりくんとふたり残され
お客さんたちもなにかを感じたのか
みんなが一階におりてきてくれた。
肩をくみ、一斉に手を振るみんなをみて
ほんとうによしのりくんには
みんなをよろこばせるちからがあるなあ
たまらなかった。
これでやりきったとおもいきや
涙目のおきゃくさまにうながされ
すべてかたづけたあともう一度のアンコール。
生声と音の演奏
なにもかもがそこへおちついた。
お客さんたちが話しているあいだ
お店のマスターと話していたら
ほかの場所も紹介していただけるとのこと。
夏にはこのお店の30周年で
ぜひ演奏にきてと言ってくださった。
二度ともずいぶんおそくまでつきあってくれて
ほんとうにありがたいです。
遠征ならではの盛り上がり
遠くからきてくれた方も
近所からたのしみに来てくれた方も
ほんとうにありがとうございました!
佐藤家に戻るとまた
長屋に宴会の用意をしてくれていた。
おとうさんおかあさん弟さんを交え
かんぱーい!
なんだかんだよしのりくんの同級生もまじえ
気がついたら朝7時。
わたしはいつものことですが
みんなもとっても元気だ。



2012/02/24 (バイモユリ) 長野へ

ついにこの日がやって来ました
たのしみにしていた佐藤嘉風ツアー!
まずは長野へ向かう。
下道は混みながらも順調
とおもいきや
なんかゲームするか
という大将のことばに応えはじめた
連想ゲーム
これが謎のもりあがりをして
気がついたら高速の分岐を通り越し
遠く新潟方面まですすんでいた。
余裕の道程が一転
急にあわただしくなってしまいました。
しかも笑ったりしゃべったりは
体力をとてもつかう。
すっかりぐったりした一同
ようやく長野入り。
リハする時間があるからーと言っていたわりに
着くなりあっというまに開場時間
あわただしーい!
たいこのない4人編成は
前回の岐阜ぶり。
これはこれのやり方があって
こつをつかむのにすこしかかったけれど
ライブ自体は最初から好調
いい熱ぐあいで最初から最後まで通した。
広い店内に満員のおきゃくさま
ありがとうございました!
よしのりくんのライブはたいてい
アンコールが一回ですまない。
ありがたいことなのです。
日和カフェは近隣とつながって
いろんなたのしいことを発信しているらしい。
店内もほんとうにすてきで
ひさしぶりにほんものの暖炉を見た。
ふつうにお茶をしにきたいなあ。
いろいろいきたいところはあったのに
結局いい時間になってしまったので
ばたばたと岐阜に向け出発。
雨がざあざあと降り
ノーマルタイヤですか!と懸念された雪も
ちらちら降っただけだった。



2012/02/23 (ミルトニア) よいん

やっぱり旅は余韻がすごいのだ
こうして旅ばっかりしていたい。
けっこう性にあっているのかも
いままで全然でかけていなかったけれど。
ひどい人見知りだったわたしが
それを隠すように
ずっとだましだましやってきて
それを打ち明けるとまわりのみんなにはたいてい
え?そうなの?
と言われていた。
でもこの数年は
ほんとうに人見知りなんてしなくなって
人に会うことが苦ではなくなった。
そうじゃなかったらきっと
世界は全然ちがうように見えている。
たった一度会っただけのひとたちのことも
こんなに大切におもっている。
そのことがとてもうれしい。
明日からまた旅に出る
こうして旅ばっかりしていたい。



2012/02/22 (ユキヤナギ) ことば

わたしの身近なひとに
ありがとう
のとてもじょうずなひとがいる。
わたしだってありがとうは言うけれど
そうか、これもか
とおもうようなタイミングで
さりげなくありがとうと言われて
それを長いあいだ近くで見ていたから
わたしもすっかりつられている。
そうやってみてみると
まわりのみんなは実に
たくさんのことをわたしにしてくれている。
ありがとうなんて
いくら言ってもたりないのだった。
言っても言われても
なんだか穏やかな気持ちになれるところもいい。



2012/02/21 (サンシュユ) 誕生

お世話になっているbar cane'sのマスター
げんさんのところにあかちゃんがうまれた。
菊川から明け方に帰ってきたら
陣痛がはじまったというしらせ
ずっとどきどきして過ごしていた。
なにもできることはないのだけれど。
とにかく無事に産まれてきてくれてうれしい。
うれしいうれしいうれしい!
すごいことだなあ
あのおなかの中にいた子が
今は外の世界にいるのだ。
うまれてくるってほんとうに
ほんとうにすごいことだなあ。



2012/02/20 (菜の花) 菊川

たのしみにしていた菊川行き
なにせスズケン氏が
ほんとうにすっごくいいところだから
と何度も念をおしていたのだ
そんなことめったにない、気がする。
着いてみるとひとめで
すきになってしまうお店だった。
どことなくアイルランドでたくさん行った
パブをおもいだして深呼吸。
聞けば親子二代にわたり
47年目のお店なのだという。
きっとそれだ
アイリッシュパブを思いだしたのは。
場所は変わったというけれど
つみあげてきた時間がしみこんでいる気配。
たまらなくぐっときて
ひとつひとつの音がうれしく響いた。
地元のお客さんで満員の店内
長い時間じっくり聴いてくれた。
店内はカメラ小僧がたくさん。
このあたりでカメラが流行っているらしい
動画もとってくれるそうです。
シャッターの音がたくさんするから
そのリズムにあわせてうたった。
これが最近のテーマ。
ここに来ないと味わえない雰囲気
家の近くにあったら毎日来ちゃうね
と常連さんに言ったら
ほんとに毎日来てまーす
と笑顔。
素晴らしいことだなあ。
また来たい
ぜったいにまた来たい!



2012/02/19 (アネモネ) ひっこし

弟のひっこしをてつだった
きっと明日は筋肉痛。
ずっと昔から食堂だった場所が
ある日突然取り壊され
あっというまに更地になったとおもったら
そこは駐車場になった。
外から見るより広い土地だったのだな
更地になったときはそうおもったのに
駐車場ができてみるとたった
5台しか停まれない。
こんなところにできて
いったい誰が停めるのだろ
とおもったのもつかのま
あっというまにいつも満車。
みんな駐車場がほしくてたまらないのだな
わたしは駐車場のことをおもうといつも
ホイポイカプセルをおもいだす。



2012/02/18 (キンポウゲ) gnkosaiリリースパーティ

とにかくたくさんの出演者がいて
でも本人は演奏しないし
アルバムの曲もやらない
という異例のレコ発パーティ
gnkosaiの頭のなか。
おもえば到着するまで
どういうことになるのか全然しらなかった。
ただ始まってみるとなんの違和感もなく
アルバムの曲たちとともに
それぞれが表現をする。
お客さんたちも最初は固かった
いつしか馴染んできて
最後にはおもいおもいにたのしんでいた。
中央にはウーハーをつみあげ
まわりに撒いたスピーカーと共に
サラウンドシステムで音を鳴らす。
この時間のためにミックスもしなおし
自然にそうなっていた。
ダンサー、獅子舞、絵描き
ヘナタトゥにOHP、そして音楽。
一度きりのリハーサルでは
それぞれがそれぞれの動きをしていて
同じ音を聴きながらそうなっていることを
とてもいとおしく感じた。
本番はわたしには修行のようだった
けれど
たのしんでもらえていたらうれしい。
楽器でうたうにはまだまだ
自由になりたいなあ。
それにしても終演後
いっこうに帰る気配のないお客さんたちが
あちこちで盛り上がって飲んでいて
ほんとうにいい日だったのだ。



2012/02/17 (ホワイトレースフラワー) びよーん

明け方に帰って寝て
起きてからもうとうと
ほんとうになんにもしなかった、今日。
そういう日は夜ふとんにはいって
なにもうみださなかった。
とつぶやいてから寝ることにしている。
生きているからには毎日
なんでもいいからよかったとおもって過ごしたい。



2012/02/16 (ふきのとう) 我が家ツアー

バンドのみんながあそびにきたので
まずは江ノ島観光。
とちゅう恒例アイスもなかをたべ
しらない道からすごいショートカットをし
お友達のはたらくお店でお昼を食べつつ
コップ酒など飲む。
お店の方とも微妙な縁がありたのしい。
お家へ帰って鍋
といってもさっき食べたばかりなのだが
なんとなくあれこれ食べてしまうのでした。
やっとみつけたコントローラーで
ドクターマリオ対戦が叶う!
わたしやっぱり強いみたいだ
特技ドクターマリオ。
つよいひとと戦ってみたい
うっかりじゃなく負けてみたい。
それにしてもこんなに寒い家に
みんな来てくれてありがとう!
シナモンジンで調子がでたわたしは
みんなを見送ったあと飲みにでかけた。
閉店後のお店でちゃっかり
お酒を飲み飲みすっかりできあがる。
いきおいでドラマーになってしまった。
帰ったら明け方
またこのパターンです。



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