2010/03/15 (沈丁花) ふさがった

ふと気がつくと
親不知がもといた場所の
あながおおむねふさがっているようだ。
よかった。
昨日から道ばたに
水仙が咲き乱れている。
去年もそうだった
水仙はとつぜん咲くのです。
とてもあたたかい夜で
わけもなくあたりを闊歩していると
道路沿いの木蓮も咲き乱れている。
木蓮も梅とおなじくらい
枝ぶりがすてきで
みていると口がぽっかり開く。
あちこちで花が咲く
春ですなあ。
保坂さんの本をよみながら
お酒をたらたらと飲む。
この組み合わせはなんだか
文章のリズムに酔いがまわる。
ぜいたく
かつ
春ですなあ。



2010/03/14 (アーモンド) 朝

お店をでたらみごとに朝で
あたまをふりふり家に帰る。
寝ていない日は
なにもおぼえられない。
聞いた気がするのに
どうも記憶が定着しない。
いちにちそんなことをしていて
音楽をききながらうとうと。
電車のなかでは
すわるといつも寝てしまうけれど
徹夜明けの日のねむけは
すごい腕力でひっぱってくる。
ふわ
となって気がつくと
びっくりするくらい移動している。
あなおそろし。



2010/03/13 (いかりそう) もくもく

もくもくデビュー戦
デビューばかりしている。
集中をたかめて演奏をすること
あらためて思いなおす。
たのしんでもらえたのだろうか。
ふらりとやってきてくれた
ひとびとと話すうち
あっというまに朝がくる。



2010/03/12 (ワックスフラワー) わにばれえ

ウクレレに煮詰まり
ふとおもいだして
ワニバレエをみた。
一気にもりあがる。
これがもうだいすきでだいすきで
何度みてもうれしい。
最初にみたときは
開いてしまったくちがふさがらなかった。
音楽もとてもすてき。
こまったときのワニバレエ。
だいたいすでに
ワニバレエっていう名前がさいこう。



2010/03/11 (フリティラリア) 脱なまけ

だつ
を変換して
ダ津
になってしまうなんて
どうかしている。
いつもなまけて後悔するから
かなり前もって取り組んでいたつもりが
やっぱりなんにも間に合っていない。
くやしい。



2010/03/10 (九輪草) つくる

なにかをつくろうとしつづけることは
ひとにとって
自然なのか不自然なのか
よくわからない。
たのしいような
くるしいような
なんでもないような。
はっきりとつくろうと
しつづけ始めるまでは
つくることに疑問なんて感じなかったけれど。



2010/03/09 (あせび) ゆき

また雪だ!
今年はよく降るなあ。
降るなあ。
それなのに目がかゆいのは
なんだか理不尽だとおもう。
今日はぜったいに
ぜったいに2時までに寝る。
最近ひどすぎる。



2010/03/08 (アッツザクラ) 慣れ

終電をのがしてがっくり
始発までの時間をすごしたけれど
最近夜更かしばかりしているので
からだがそんなにつらくない。
慣れってすごい。
とっても寒いというのに
沈丁花のにおいがする景色は
じつはとてもすてき。
そういえばこのところ
写真を撮っていないなあ。
やるぞ
春が来たのだし。



2010/03/07 (ムスカリ) primavera

すてきなイベント名をよそに
雪のふりそうな夜。
それでもとてもよかった。
年末のように気負いすぎることなく
かつ
濃密なようすでやれた。
たぶんみんなもそうだった。
あの場にいたひとびとみんなに
たのしんでもらえたらよいのだけど。
とてもうれしいひとことをもらった。
背中におぶさって
もしくは前に抱えられて
おかあさんとおとうさんの音楽にゆれる
あかちゃんの未来はどんなだろう。



2010/03/06 (つくし) 不調

やっぱり機材はむずかしい。
おもうようにならないポイントが
どこなのか決めきれず
今回は使うのを断念。
うーん!
機械によわくはないとおもうのだけど。
最近は家の中で
ぐるぐるあるきまわりながら
弾きうたうのがはやっている。
スナフキン気分
かもしれない。
全部のセッティングをしたまま
うごかさなくていい部屋がほしいなあ。
配線を抜いたりさしたりしていると
ああ、どうせまた出すのに

どうもむなしい気持ちになる。



2010/03/05 (みつまた) めがね

ふとんの中で音楽を聴いたら
興奮してねむれなくなってしまった。
落語だとねむれるのに
ふしぎだ。
あたらしいめがねを買った。
かふんとのたたかいは
すでにはじまっているのです。
今年のかふんはどうも
鼻より目にくるなあ。
気がついたらまた
次の予定に向かって生活している。
そうじゃなくて
先を見据えたプランをたてる
ことを知ったつもりだったのだけど
なぜかしら。



2010/03/04 (デイジー) ふられる

ひさしぶりにがっつりと
雨にふられる。
あたらしく買った機材は
はたして役に立つのでしょうか。
楽器以外のものはたいてい
いつのまにかお蔵入りしてしまう
傾向にあるので気をつけないと。
お蔵入りといえば
CDの棚から30枚くらいとりだして
聴いていないのをipodに投入。
これですこしは聴くかな。
今日は日付の勘違いが
まさかの一週間とばしで
あやうくすごいことになるところだった。
こんなに毎日日付日付と言っていて
それでも間違うってどういうことだろう。
明日は母の誕生日。



2010/03/03 (桃) 節句

わたし自身はもちろん
今日が桃の節句だなんて
わかるわけがないのだ
日付をおぼえていないのだから。
でもなにかの行事の日になるたびに
出してもらうごはんだったり
差し入れられるお菓子で
今日はこんな日だった
と気づかされる。
なんてありがたいのでしょう。
おひなさまのことを考えるとなぜか
口のなかにこんぺいとうを
押し込まれたような気持ちになる。
思い出すのは
ぼんぼりのあかとあお。



2010/03/02 (ネモフィラ) うめ

梅郷にいくつもりが
去年の失敗をふまえてしぶしぶ
禁断の開花情報を見てみたところ
まだあんまり咲いていない。
咲いていない梅の山は
ためいきばかりなので延期。
気になっていた系統の機材を買う。
これで快適になるかなあ。



2010/03/01 (沈丁花) 春

さむくてもうっすらと
毎日沈丁花が香る。
朝から喫茶店で朝ごはん
なんて優雅なのでしょう。
ところがわたしはなにをしているのだ
また日付感覚をうしなっているうちに
だいじなチケットをとりそこなう。
3時間おきくらいに
日付を言ってくれる時計があったら
きっと買ってしまう
それくらい深刻な日付のわからなさ。



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