2010/02/15 (エリカ) 録音

弾き語りの録音というのは
文字どおりひきがたらなければならない。
ふだんライブでやっているけれど
おお
手とくちがばらばらです。
そして部屋の近くの浴室の
換気扇が止められないので
マイクスタンドに低い振動がつたわり
ぶーんと鳴っている。
えーん。



2010/02/14 (カモミール) 結婚式

朝から鎌倉にいって
知り合いの方の結婚式を見物。
結婚式って
こうやって見物していいものだろうか。
めでたいのでよいのです。
鶴岡八幡宮の結婚の儀式は
とってもめだつところでやる。
関係ないひともたくさんみている。
なにはともあれめでたいな。
今日はバレンタインだった
と遅まきながら気づく。
わたしの日付感覚は
いったいどういうことになっているのだ。



2010/02/13 (キンセンカ) ぱそこん

連日あたらしい活動の
準備をそっとすすめている。
おもにパソコンをいじっていて
たまにしかやらないので
いちいちおもいだすのに時間をとられ
気がつくと朝。
食あたり以来朝型になっていた
生活が一気にもとにもどる。
ふふ。



2010/02/12 (サンシュユ) さむい

なんだろうこの寒さ。
部屋の中にいるのに
鼻のあたまがひえひえ。
毎日くびをかしげていたら
へんなくせがついた。
そろそろおでかけして
お酒がのみたいなあ。



2010/02/11 (まんさく) ばっしその後

すごい夢をみて目が覚める。
動揺してめがねを探して
ぜんぜん見当たらず
ぼうぜんとしていたら
おでこの上にのせてあった。
おばあちゃん。
歯をぬいて二日
びっくりするほど回復中。
とはいえまだまだ傷口はあいていて
食べるたびに首をかしげている。
ふつうにしているのはいいけれど
食べるのにものすごくちからをつかう。
すきなようにごはんをたべたいなあ。
ぜいたくなのぞみです。



2010/02/10 (はなにら) 霧雨

しめりけをぶつけてくるような
霧雨がふった。
ほっぺたが腫れていたいので
ぬらす雨がきもちよい。
それにしても昨日は
もうなにもする気が起きないほど
全身消耗していたというのに
今日はもうすっかり元気。
たぶん昨日は
全身の力が歯茎に集中していたのでしょう。
口があんまり開かないので
うたはぜんぜんうたえない。
あたりまえのようにやっていたけれど
うたをうたえるってとても
とてもありがたいことだなあ。



2010/02/09 (ゼンマイ) ばっし

おやしらずを抜いた。
とてもたいへんだった。
歯茎を切って、生えてないのを抜く
というのはつまり手術。
そしてたいへんなのは
わたしではなく先生。
歯医者があんなに力仕事だったなんて。
わたしにできるのはせめて
じたばたしないことと
ときどきガッツポーズを送って
先生をはげまし
つよがることくらいでした。



2010/02/08 (らっぱすいせん) ひづけ

例によって日付の感覚がなく
夜になって急に
あした親不知をぬく
ことをおもいだす。
ああ
こわいよ。



2010/02/07 (ハナカイドウ) 春

夜が浅くなってきた。
冬と春のあいだは
夜の空気がとてもよくて
家に帰るのがもったいない。
去年の春先に聴いていた
曲が突然ききたくなって
聴いてみてふと思う
去年のいまごろはずいぶんむかし。
時間の経つのがはやいって
いつもおもっているけれど
そんなこともないのかも。



2010/02/06 (カランコエ) 味覚

鼻づまりが佳境をむかえ
味がわからなくなる。
こうなるとものを食べたときは
舌が塩分センサーになって
それ以上でも以下でもない
というようなかんじ。
とにかく塩けの強弱だけが
敏感にわかるようになって
これはこれでおもしろい。

おいしくはない。
香りはだいじ。
おいしいものはいいにおいなのだし。



2010/02/05 (ねこやなぎ) かんちがい

ぴったりのことばを探して数日
ぜんぜんうかばない。
並行して歌詞を書いている。
頓挫。
というようなことを
鼻をつまらせながらぜいぜいとやっていて
ふと気がついた
これはかふんだ。
どうして今まで気づかなかったのだろう
かぜだとおもっていた。
だけど声が出ないぶん
じゃばらをたくさん弾いている。
おじいちゃんのあの音は
たしかにわたしのじゃばらを変えた。



2010/02/04 (一人静) いがら

のどがいがいが。
ごほごほ。
わるい循環にはまっていることを
よいほうへのせるのは
どうしたらいいのだろ。
ちからだけは妙にみなぎっていて
こころはうきうきとしていて
ただ前をみている。
ただすてきな音を鳴らすことに
専念していたらなにか
よいほうへむくのかな。



2010/02/03 (タネツケバナ) 耳

なんと今日もゆきがふった!
たのしいな。
まばらの練習にあつまる。
前は広大な敷地を眺めて
ああでもないこうでもない
と言っているばかりだったのが
とりあえずここに椅子を置きましょう
なんていうかんじになってきた。
たとえばなしです。
2月はライブをやすんでいるので
そのぶんあれこれやりたいことがあり
あたまがぐるんぐるん回転している。
名前をつける
というのはなにかを始めるのに
とても重要な作業だとおもう。
それがどういう名前かということも
とてもだいじ。
考えて考えすぎなことはない。
それにしても昨日買った
じゃばらのアルバムがとてもすばらしくて
聴いていないときも耳に
あの音色がこびりついている。
わたしのじゃばらにものりうつって
こころなしかいい音に。
こういうことだなあ。
そういえばそろそろ梅を見たい。



2010/02/02 (梅) 休

日付感覚をうしなっていて
痛恨のミスが発覚。
ああ
発売日は昨日だったのに。
完売御礼の札をまえにうなだれる。
気をとりなおして
新宿行脚。
このあいだ行ってすきになってしまった
とんかつやさんを訪ねる。
おなじようにかつ定食と
瓶ビールをたのんで座っていたら
注文しようか迷っていた
ねぎのぬたが登場!
今日は来てくれる気がしたんだ
と調子のよい大将に
またおまけされてしまった。
そのねぎぬたが
ものすごくおいしい。
もちろんとんかつもおいしい。
おかわりのごはんのおかずに、と
出してくれたのりの佃煮と
ちびりちびりやっていたぬたと
日本酒を飲もう
とおもいたのんだところ
大将からほたての刺身が送り込まれた。
どうやら酔っている大将の
おまけ攻撃つづく。
ついにはお店のひとたちが食べていた
まかないのふぐぞうすいまで。
ああ、おいしかった。
帰り際にきいたところによると
今日は大将の結婚記念日だったそうです。
もう、ほとんど50年になるかなあ
あいつ、でていかないんだ
ちょっとくちのわるい大将は言った。



2010/02/01 (節分草) 雪だ!

ゆきがふっているぞ!
ひさしぶりの刺すような寒さと
ひさしぶりのちゃんとした雪に
気分はさいこうにもりあがる。
小おどりしながら雪の中を
ふたたび藤沢へ。
昨日はイベントとして来たものの
なんだか演奏の準備に夢中で
もっとおちついて飲みたかった。
ほんとうの9周年記念日は今日なのだし
それに雪の日は帰ってしまうと
もう別世界のできごとのようになるから
もったいなくて出かけていたいのだった。
おなじみのお客さんたちとともに
窓の外を眺めつつ飲む。
雪見酒だー!
よっぱらったおとなたちもりあがる。
いい夜だなあ。



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