2009/12/15 (モレア) かいもの

山口に帰ったときに寄った
萩焼のお店の展示会が
すぐ近所であったのでお邪魔。
あのときとおなじおじさんが
整頓された美術画廊ではあったけれども
おなじように萩焼の中にうもれていた。
経験としては知っていた
萩焼に茶渋がしみこんでいくあたりの
くわしい話をおもしろく聞く。
お酒を飲む器は、お酒は透明なので
これでどんどんお茶をのむといいです
とおじさんは言った。
しばらくの疑問が解決しました。
ひびわれ甲斐のありそうな
しろくてすんなりしたカップを買う。
あしたはとなかいになるので
あれやこれや言いながらつのさがし。
つのを買える日がくるなんて。
夜はもつ屋さんに寄る。
そういえば最近はどうも
翌日きもちわるくならない飲み方
ができるようになった反面
条件がそろうとえらいよっぱらいに。
いつかひどいめいわくをかけないうちに
すこしは自粛がひつようです。



2009/12/14 (コトネアスター) 休肝

やっと飲酒をひとやすみ。
まいにちまいにち内臓が
アルコールにひたっているのを感じる。
いっきに掃除と洗濯
きれいな部屋はひとをやる気にさせるなあ。



2009/12/13 (やつで) 大移動

朝からそそくさとカレーを売って
鎌倉に移動してリハーサル。
の前にごはんをたべたりお茶を飲んだり
いくらでもあそべるなあ。
保育園のこどもたちのために
クリスマスソングをおとどけ
のリハーサル。
母のすばらしいうたごえに涙。
その後とつぜんのおさそいにのって
魔女家を訪問。
扉を開けるとおいしいにおいがただよい
おもったよりずっとたくさんのひとがそこにいて
わいわいがやがや
まさに晩餐。
胸しめつけるお話をたくさん聞く。
何度行ってもたのしいおうち
みんながやさしくしてくれるのでまた涙。
ひとりで鎌倉に行ってさびしくないのは
ここにいるひとびとのおかげなのだった。
しかし小一時間でまた出発
藤沢で一品持ち寄りナイト。
詩の朗読や弾き語りなどなど
なにかとたのしいイベントの第二回。
ウクレレ弾き語りをするつもりが
なんとわたしの前におはなしをしたふたりが
アイルランドに住んでいた!
ちょうどコンサーティーナを持っていたから
予定を変更してアイリッシュを数曲おひろめ。
すると弾きはじめて2拍めにはもう
ふたりが手拍子をくれていた。
そんなふうにコンサーティーナを弾いたのは
はじめてだったけれど
いままでなにかの行進曲のように
聴こえていたアイリッシュの曲が
急にすとんとなじんだ。
この場所に似合う音楽。
あとからふたりが
まさかここでこんな懐かしい音が聴けるなんて
と言ってくれて
とてもうれしかったとともに
へっぽこだったのでさらなる練習を誓う。
あんまりうれしくて
のみすぎ終電をのがす。
ほんとうにうれしかった。



2009/12/12 (ほうれんそう) へべれけ

夏の終わりに船の上で
すてきなパーティーがもよおされ
でもあのとき
時間切れでできなかった曲があって
それはふたりのために書かれた
いちばんだいじな曲だった。
今日はリベンジ!
ふたりを内緒でよびだして披露。
やっとあのときのパーティーが完成した。
もらい泣きでアイドルみたいになってしまう
のをあやういところでこらえる。
うちあげの席では
幹事だったみんなを交えて回想。
さんま会の歴史がだんだん
かがやかしくなってきました。
みな老いるまでがんばろう。
ところで演奏までのあいだに
すこしだけベースを弾いた。
みんなとあわせて弾いた。
それがなんだかすごい体験で
もともとベースという楽器がすきだ。
でもあらためてバンドの中で鳴らすと
この楽器のすてきさがからだにしみこむ。
もはやいまからでもいい
ベーシストになりたい。
いつもうわもののわたしには
とうてい味わうことのできないよろこびの振動。



2009/12/11 (マツバギク) よこすか

じゃばらレッスン。
新しい譜面はたいへんなボリュームで
あたまをぐるぐるまわしながら弾く。
じゃばらはひとりで弾くよりも
あわせて弾くのがとくにたのしい。
年明けにはひとに発表できるかも。
じゃばらがたのしみな展開をみせている。
夜は横須賀。
初めての町だったけれど
横須賀のひとはスカジャンは着ない
ということがわかった。
英語がとびかい独特の雰囲気。
でもわたしの弾き語りは
いちどおおきくへこんだのち
この2回であたらしいところへいった。
この先がたのしみだなあ。



2009/12/10 (ベアグラス) リップ

いつもリップクリームを使い切れないのは
かばんの中でふたがとれて
中身が折れてしまうから。
そうこうするうちにめんどうになる。
ところで今つかっているやつは
みょうにふたが長い。
なぜだろうとぼんやりおもっていて
ふと気づく。
そういえばよくかばんの中で
折れてしまうのは、しらないうちに
どんどん回ってふたがとれ
中身が出てしまうから。
ふたが長いことによって
回って中身が出てもまだふたのなか。
そうとう回らないとふたより長く出ない。
すごい!
ことばにするとむずかしいのだけど
一目瞭然なので、ぜひみてください。
ニベアですよ。



2009/12/09 (グロリオーサ) 入院

そういえば昔演奏した曲に
ぐるりよざ
というのがあったけれど
あれはグロリオーサから来ているのかなあ。
音楽でもそういう用語がありそうだなあ。
似ている。
12月に入ったとたんに
あちこちにいって
たくさんのひとに会っている。
毎年この時期はそうだけど
並行していつものひとにも会うのだから
もう興奮してあたまがぐるんぐるん。
昨日は目から耳から刺激がたくさんで
ふとんに入っても目がぎらぎらしていたのは
それが原因だったのかもしれないと
言われてみて気がついた。
ところでウクレレが突如入院した。
かるいきもちで持っていったら
1週間ください
と宣言されたのだった。
ください
って重みのあることばだなあ。
今度こそ元気になってもどってくるだろうか
そうしたらもうぜったいに
倒れるスタンドに立てるのはやめよう。
あたりまえ。



2009/12/08 (リーガスベゴニア) SSWN

ちかごろは謎の会合に参加していて
その名もSSWN。
呼び名はともかく
今日は昼間に集合して
平塚にあるstudio coocaを訪問。
まさにアーティストたちのつどう場所。
まぶしい絵のかずかず。
みんながひっきりなしに話しかけてくれるので
あっちこっちを向いては作品をみる。
とにかくただ作品をみて
すごい
のひとこと。
最近急に思い出して気になっていた
プラバン
でつくったバッジがあって
それがどれも欲しくなるようなかわいさ。
なにか急に気になることは
たいていあとからがつんと目の前にあらわれる。
みんなで円になって
演奏をしたり
かみしばいをみたり
詩の朗読をきく。
そのあとはみんなで楽器をうちならす。
わたしたちはふだん音楽をつくる側として
どれだけいろんなことを気にしているのだろう
ただ鳴らすこと
そういうのを味わった。
帰る頃にはもう
感覚のいろんなところをつかってぐったり。
その後SSWチームは飲み屋に移動。
SSWということばをみんなで
なかば冗談でつかっているけれど
じっさいみんな正真正銘のSSW。
そんなひとたちとカラオケに行くことは
今後もそんなにはないでしょう。
それぞれがたくさん演奏してきて
曲をつくってきて
ひとと関わってきて
これから向く先をちゃんと見ている。
わたしはいまだ追う立場なのだけど
それでも
続けていく強い意志だけはまったくおんなじ。
なんてまじめなことも言うけれど
とにかくたのしかった!
帰り道とつぜんに
コンサーティーナをあたまにのせて弾く
という奇策をおもいつく。
立って弾くにはおもたくて
小指がつりそうだったのです。
今度やってみよう!



2009/12/07 (ひいらぎ) ほんとうの

午前中晴れた空のした
自転車をはしらせながらおもう
ほんとうの冬が来た。
ずっと空気にのこっていた
あたたかい芯みたいなものが
ついに冷えきった。
とおもったら
夜もとてもさむかった。
お正月のようなにおいがした。
もうジャージではでかけられない
ちゃんと上着を着ていかなくちゃ。
昨日もらった赤大根を
切って塩をふってたべたら
みずみずしくてとてもおいしかった。
皮をむいてしまったから
みためはふつうの大根だったけれど。



2009/12/06 (ユキノシタ) 市場

朝九時半に鎌倉の
市場に到着!
気合いの早起きのつもりが
市場としてはそんなに早くない。
ふだんの生活を恥じる。
しばらくのあいだ市場の中の
ファンキーなパン屋さんで待機。
すると焼けたてあつあつのパンに
さくさくと切り込みを入れて
中に紙を押し込んでいるひとがいる。
それなんですか
ときくと
指令書
とのおこたえ。
しばらくするとこどもたちがたくさんやって来て
それぞれそのパンを買って行く。
中に入っているのは地図。
そういうことだったのかあ。
ああ、とってもたのしそう。
市場のかたすみでの演奏は
あかるくてすばらしかった。
途中市場のおばちゃんが
かぶと投げ銭をギターケースに投入!
それをみんなもおもしろがって
野菜やらパンをどんどん入れてくれて
ギターケースは収穫祭状態に。
みんなで分け分けしました。
ああいう演奏がしたくてわたしは
コンサーティーナを手に取った。
ほんのすこしずつだけれど
行きたい方にむかっている。



2009/12/05 (シクラメン) 発表会

ギター教室とピアノ教室の合同発表会
どちらも先生つながりで
今日はそのお手伝い。
そういえば今年の春先に
習いたてのコンサーティーナの発表会に出た。
てんで弾けてはいないのだけれど
人前での演奏に慣れているというだけで
わたしの姿はあんまり発表会らしくなかったのかも。
今日のみんなの姿をみていて
そのときの自分がそう言われていた理由がわかる。
それにしてもギター教室のみなさんとは
夏に中間発表会でご一緒していたので
この日をとてもたのしみにしていた。
ギターそのもののことはわたしには
じつはよくわからないところも多いのだけれど
夏にやっているときよりもずっと
いっしょに演奏している気分になった。
きっとみんな緊張してたいへんだったのに
うたといっしょにやっている
ということをつねに気にしてくれていた。
こうして合奏をすることが
もたらすものはきっとたくさん。
ひとりでやるのもいいけれど
やっぱり音楽は合奏なのだとわたしはおもうのだ。



2009/12/04 (葉牡丹) 3連ちゃん

いつだったかもあった
今日から鎌倉3連ちゃん。
初日は昼に到着して
明日の発表会のリハーサルをしたり
いつものようにおいしいごはんをたべたり。
夜はたのしいバーでライブ。
対バンもよく知るひとびとだし
ごはんはやっぱりおいしいし
お酒もおいしいし
お店のひとはおもしろい。
いうことなしの場。
うまくいえないけれど
最近の演奏はとてもリラックスしながら
とてもはりきっている。
うごかしたりとどめたり
いろどりを添えることに集中していると
全体がはっきりとみえる瞬間が増える。
お客さんがビニール袋をがさがさ
気に入ってもらえてうれしい。
旅帰りのひとびとは確実に
あちこちパワーアップしていた。
インド帰りのひとの話をおもしろく聞きながら
あっという間に夜が明ける。
よろよろと江ノ島のともだちの家に行き
すぐに寝るつもりがついついおしゃべり。
お泊まりはたのしいなあ。
寝に入る頃にはもう
観光のお客さんが近くを行き来している
声がいくつも聞こえていた。
それにしても湘南モノレールの
あの異様なスピードはなんだ。
あんなに車体をがたがたゆらしながら
一本のレールからぶらさがって走っている。
その姿を乗りながら想像すると
すっかり気が遠くなってしまう。
もうちょっとゆっくり走ってもいいのでないかい。



2009/12/03 (ポインセチア) 週刊

言われてみればたしかに
ときどきコンビニに寄るとそのひとは
雑誌コーナーでまんがをぱらぱら
ほんの数分、読んでいた。
言われてみればたしかに
ほとんど必ずといっていいくらいそうしていた。
でもわたしはしらなかった
それは週刊の雑誌で
そのなかにめあてのまんがが二本あって
ちゃんと毎週それを立ち読みしていたなんて。
ここ5年くらいの間
何度もその光景をみていたのに
ずっとそれはただ
なんとなく読んでいるのだとおもっていた。
ああ、ほんとうにびっくり。



2009/12/02 (サイネリア) まんが

先日急に思いついて
ちいさいころ読んでいた
ある漫画家さんのまんがが読みたくなり
それはまさに少女まんがで
いまももりもりと描いているようなので
最近の読んでいないやつを買おうかな
いやいや今月は節約だ
なんてことを本屋でしていた。
そうしたら今日ともだちのブログに
まさにその漫画家さんのことが書いてあって
そのひとも唐突に手に取って
めらめらと燃えあがってしまったもよう。
たいていの女子の根元は
男の子もかもしれないけれど
むかし読んだまんがに左右されている気がする。
それで抱いている幻想みたいなものが
のちに互いの理解をさまたげたりして
人生をたのしくしている気がする。
まんがとちがって
ほんとうの人間はむずかしいなあ
自分のうまいようにはいかないなあ
そうおもう現実のたのしさ。



2009/12/01 (ドラセナ) 紅葉

今週も紅葉をみにでかける。
三渓園はどの季節に行っても
みどころをなくさないすごい庭。
なぜかたいへんな人出で
いつものお茶屋さんはてんてこまい。
ほほを染めるような赤い葉をみあげる。
一升瓶を買って帰って
夏に萩で買ってきたままになっていた
ぐいのみをついにおろす。
ぬるかんと水炊き
冬のしあわせここにあり。
それにしてもよく歩いた気がして
地図をみながらざっと計算したら
ぜんぶで12キロくらい歩いていた。
つかれるはずです。
今までの思い出であるいたーとおもった
四ッ谷-渋谷間
とほぼ同じ4キロちょっとを
最初の行く道で歩いてしまっていた。
ねむくてたまらない。



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