2009/03/31 (カトレア) 鎌倉

午前中にどうしようもない理由で
右肩をいためる。
こんなことはうまれて初めてだけれど
上げ下げがままならない。
とにかく昼から鎌倉。
とちゅう、夜に会うはずのひとびとと
道ばたでばったり会う。
ひさしぶりに用事をこなす以外に
滞在する時間ができたので
海にいったりもどったり
買い食いしたりする。
夜は長谷にて
UPPON with Little Farmersレコ発ライブ。
満員でわいわいと、なによりです。
レコーディングのメンバーがつどい
録った以外の曲もいくつか参加。
おセンチな名曲の数々ににっこり。
それにしても時間がたつにつれ
ついに腕があがらなくなってしまった。
明日に期待。
あしたは、ついに
ユニコーン!



2009/03/30 (ウォールフラワー) カーブ

弓のような月。
見上げながら自転車にのり
すれちがった小学生たちは
おなじものを見てわいわいと
ブーメラン!
と叫んでいた。
あさってのユニコーンにむけ
朝からずっと心臓がどくどくしている。
演奏するときはこのごろ
冷えるような緊張はなくなって
むしろ地面にちかづくような
どしりとした気持ちになるのだけど
終わってみるとからだがぐったりで
緊張していたのだと気づく。
しかしいまのわかりやすい緊張は
どくどくしろくろする緊張は
なんだかひさしぶりでこまる。
はじまったら、どうなってしまうのだ。



2009/03/29 (山吹) ウク録り

あしのなかゆびウクレレ録り。
うたわずにウクレレを弾く
ということがあまりないので
弾きながら口が半開き。
こちらもいい音にはほど遠く
イメージだけはどこまでもひろがっている。
坂をくだりながらちらりと花見をして
夜は二日連続のもつやさん。
春はまだか。
そういえばかなしいことが発覚して
気になっていた春のにおいは
沈丁花だった。
昔からしっている花ではないですか。



2009/03/28 (海老根) 発表

発表会という名前だったけれども
喫茶店で食事とお酒をはさみつつ
なごやかな会。
あんなにじゃばらをたくさんみたのは
たぶん初めて。
コンサーティーナにアコーディオン
エレキもあったり踊りありうたあり。
みんなの迷走ぶりをおたのしみに
と先生は言ったけれど
たしかにみんないろいろでおもしろい。
始めてたった3回のレッスンで
ひとまえに出てしまったけれども
とてもたのしかった!
どこへいってもかわらず
合奏はたのしい。
からだに残る振動にわくわくとしながら
やっぱりうたがうたいたくなった。



2009/03/27 (ノースポール) さむい

またまた寒い。
しかしさむいとは言っても
冬とは根本的に気配がちがうので
もはや冬のかっこうはできない。
明日はコンサーティーナの発表会
そのまえに最後のレッスンで
さすがに先生はこころえていて
たくさんほめてその気にさせてくれた。
へたくそはしかたないので
たのしくいい音を出してこよう。



2009/03/26 (ヒナゲシ) 春

ゆきがふったようだ。
だというのにみんな浮かれているのは
まちがいなく春だから。
春はやたらと話しかけられる。
そういえば店番をしていたら
ともだちがてくてくとやってきて
ベトナムに行ったんだけど
おみやげ買ってくるつもりはなかったんだけど
これ見たら買わなきゃとおもって
といってヤモリのかたちのかんざしをくれた。
せっかくなのでその場でおだんごにさすと
そんな店員いやだ
と言い残して帰ってしまった。
スイギューのツノのヤモリ。
でもはるかベトナムの地で
わたしのことを思い出してくれたとおもうと
ちょっとうれしい。



2009/03/25 (ヒナゲシ) 優勝

夜おそくまで
野球の特集を見続けていると
興奮してすっかり眠れない。
ひとりひとりの
はりつめてちからの入りながら
のびのびとした気配。
ここまで長らく苦悩していながら
たいせつなとどめの場面で打ってしまう
あのひとのすごさ。
やっぱりすごいとおもわせるすごさ。



2009/03/24 (カタクリ) ハンタマしおパラ

今年二度目の雪山。
しかし前日の夜から
決勝戦が気になってしかたない。
すべっている場合ではないぞ
ときどき速報を確認しながらの滑走。
ところで今回行った那須塩原のゲレンデは
ハンターマウンテン
という名前で
ゆでたまごを縦に割った
ハンタマ
というキャラクターがいた。
すっかりゆでたまごが食べたくなりながら
ふとそのキャラクターをよくみると
自分であたまに塩をふりかけて
しおパラしおパラ
と言っている!
発展することばあそび。
たぶんこの企画を考えたひとは
ハンタマまではいいとして
塩原→しおパラ
を思いついたときに
胸が高鳴ったとおもうなあ。



2009/03/23 (はなみずき) リハつづき

毎日ちがうことを練習していて
だんだん混乱してきた。
独特の間合いでつくられる曲は
だんだんからだになじんできた。
ひとになにかをいうのは
軽々しいことではないとわかっているけれど
ほんとうにもっと
こころをくばらなければいけない気がする。
おなじことを言っても
刺さってしまうことも
なにも動かされないことも
受けるひとしだい。



2009/03/22 (レンギョウ) イメージ

そういえばパーティーのとき
海でしか会わないひとに再会し
どこかで聴いた声だとおもったら
あしのゆびだー!
と、よろこんでもらえたのはうれしいけれど
そこまできたらなかゆびを。
とおもっていたところ
以前いちど会ったひとに再会した今日
あああの、あしの、おやゆび…
ということになり
やっぱりむずかしいのかもしれない。
7文字のバンド名としてではなく
あしのゆびを連想させるから
かえって覚えにくいのだと気づく。
めずらしくビニール袋をながい時間演奏したら
奥深さに驚愕。
これからもっと研究しよう。



2009/03/21 (マダガスカルジャスミン) ウクレレ

また風がごうごう。
うたをうたっているときはまだ
多少なりとも慣れているのだし
全体を見渡すだとか
逆にやることはシンプルになっていって
ぼんやりと全身で感じ取っているものも多い。
でも楽器を手に取るともう
ただただつまびくという行為に必死。
いつかわたしにも
指先からなにかでている
ようになる日がくることをゆめみる。
それにしてもこのあいだ
離れなきゃだめなときもあるのだ
なんてえらそうに言っていたのと
まったく同じことを言うひとがいて
やっぱりそうなのか、と
微妙な気分におそわれる。



2009/03/20 (ミツマタ) 結婚パーティ

こういう会はどこまでも
ふたりのためにある。
たくさんの笑顔がとりかこむためにある。
あらゆる音楽は
ほんとうはこういうことのために
ただそれだけでもいい。
こころから、おめでとうございます。



2009/03/19 (ドイツアザミ) ももえちゃん

行って不安が取り除けるのなら
いやでも行ったほうがいいのだろう。
ところで母は山口百恵の大ファンだったので
ちいさいころからわたしも
ももえちゃんのうたを聴きうたい育った。
絶体絶命といううたをくちずさんでいると
すごい歌詞だな
阿木燿子かな
とつぶやくひとがいるので
帰って調べてみると
作詞、阿木燿子(さん)!
そんなカラーって。
そういえば昨日は
もうひとつすごいことがあった。
ひとの家に行ってピアノの前にすわると
tune up
という曲が置いてあった。
それはわたしが数日前に
らーららーらーらー
ってなんだっけなんだっけ
とさんざん考えたあげくに
タイトルが思い出せなかった曲だった。



2009/03/18 (ユキヤナギ) らしくなる

作業らしくなってきた。
いまごろ。
休憩がわりに夕方の公園で
花と木を眺める。
梅を見に行って以来
一緒に植わっていたサンシュユが気になっている。
サンシュユってどういう漢字だったっけ
と言いながら名札に近づくと

だけ残って下がなくなっていた。
山茱萸。
春先のあたたかい日に薄着をするのは
負けの見えている賭けのようで
帰るまでにぜったい寒いおもいをするのだけど
かといって冬とおなじかっこうでは
春の気配にのりきれなくてくやしい。
そんなこんなで家に帰ると
ポストに新作CDがとどいていた。
丘サーフミュージック!
キャラメル包装を開ける緊張感に
やっぱりわたしはCD世代だな
と感じる。



2009/03/17 (アンスリウム) 買い物行脚

自転車を買い替えて以来どうも
両手があくかばんがほしくなり
目星をつけて青山通りへ。
目的のかばんを2種類ばーんと買う。
横浜にもどって
すきなカフェが改装をおえたので行くと
店長さんとすれちがいざま
こんなかんじになったんです
とどうも申し訳なさそうに声をかけられる。
場所もメニューも内装もやりかたもかわり
もはや別の店のよう。
いままでは、これでやっていけるのか
とおもうような丁寧ぶりで
おいしいたべものやお茶が出てきていて
どうしてもこれが食べたい
だからこそ値段がすこし高くとも行きたい
そんな場所だったのだけど。
おちついたらまた行ってみよう。
近くにある知り合いの雑貨屋さんに
ひさしぶりに顔を出してみると
店主に息子さん誕生のしらせ。
古風でとてもかっこいい名前がつけられていた。
そこでお得な買い物につきあううち
わたしにも出会いが。
いつも袋しか買わないせいなのか
割引の申し出までいただいて
ほくほくとお買い上げ。
ヘンプのパーカー、ひみつのポケットつき!
夜はもつやで晩酌。
毎夜にぎわってすばらしいことです。



2009/03/16 (ハナズオウ) いたた

こわれたかごをひもで直すのに
あんまりやりにくいので
事務用クリップをのばして
編み棒のようにして使っていたら
さすが、人間!

的確な褒め言葉をもらう。
こういうときにはあらゆる
工夫をするのが人間です。
また歯がいたい。



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