2008/12/15 (ぼけ) みっつ

みっつのおはなしを同時に考えている。
どうも庭のような気がしてしかたないうた
英語の歌詞がついているのを
日本語であらたにくみたてるうた
タイトルだけがらんらんとしているうた。
つねにあたまの裏側をうろついているのを
はしっこをつかまえては書く。
同時進行ができるようになると
仕事がだいぶはかどる気がしている。



2008/12/14 (クリスマスパレード) さとがえるコンサート

寒い!
今日こそは寒い。
るんるん。
ふしぎなメンバーで
コンサートをみにいく。
おどろくほどホールはホールだ。
ギターの音色に涙。
らっせーらー!
というとつぜんの
外人三人の叫びにみんなのけぞる。
あのかけごえには
日本にずっと住んでいるひとなら
だれでも持っている共通の感情がたぶんある。
たとえ一度も発したことがなくても。
でもそれをしらない
あの三人のかけごえは
もはやかっこいいコーラスだった。
帰り道に急にたべたくなった
やきそばをこうしたやつ!
というわたしの
通じる気のない雑なジェスチャーに
ああ!渋谷にできたよね!と
即座に、予想外の早い返答がある。
目をしろくろ。
確認したらちゃんとおなじのを言っていたのに
残念ながらもうしまっていた。
やきそばをひっくりかえしたやつ。



2008/12/13 (やつで) 晩酌

母と晩酌。
今日からは
明日の着替えをふとんの中にいれておく。
そういえば昨日の帰り際
よいお年を
を解禁した。
例年よりすこし早めです。
昨日の日記のあたまに
ほうれんそう

こまごま
が近くに書いてあって
ちらっと見えるたびに
あたまのなかでほうれんそうのごま和え完成。



2008/12/12 (ほうれんそう) 内職

こまごました仕事を片付けるのはたのしい。
そういえばえびのかき揚げって
満月みたいかな
とほとんど満月を見上げて
ぼんやりと考える。
今はきっと
思想や主張を音楽に盛り込みたくない
とおもっている。
もし、うたが誰かの支えになったり
考えをさそったり
することがあるとすれば
それはことばでではなく
音楽そのもので寄り添いたい。
それでも彼らの音楽はとてもすきだ。
帰りに地元の友人たちに会う。
もう十年たつというのに
あいかわらずおおわらいばかりしている。



2008/12/11 (松葉菊) みそしる

れんこんが食べたいなあ
とおもったら晩ごはんはれんこんだった。
ハッピー!
そしてみそしるを食べながら
しみわたるなあ
としみじみしていたら
目の前でおなじものを食べていたひとが
なんだかさあ
しみわたるよねえ
といった。
まったくそのとおりなのです。
もうすぐ満月。



2008/12/10 (椿) 通電

出かけっぱなしの日々だったので
おろそかになっていた家のことをやる。
やっと部屋に電気がいきわたった!
そしてほんとうに来るであろう冬にむけ
防寒対策をととのえる。
くびれ部分をあたためる備え。
去年の冬からは
レッグウォーマーとネックウォーマーに目がない。
オレンジのネックウォーマーが
さっぱりとしたやつがあると
この冬はかんぺきなのだけど。
ネックウォーマーは
そのものがなかなか置いていない。
自分で編む
という選択肢があたまをよぎるものの
そんなたいそうな技は持っていないのだった。



2008/12/09 (つわぶき) 紅葉

ひさしぶりの車にのって
遅ればせながら紅葉をみにいく。
三渓園は春にも行ったのだけど
そのときには気づかなかった
蓮池と睡蓮池がしっかりとあった!
たぶん菖蒲とおもわれるなごりも。
庭園はひとの意向でつくられたもので
こう見せようという流れがあるような。
そして冬の庭は
がんばっているのとそうでないのの差がはげしい。
夜はこちらもひさしぶりの鍋。
梅酒ものんでよっぱらい。



2008/12/08 (リーガスベゴニア) 月

なぜだかわからないけれど
よく下北沢に行く。
いろいろまじめに相談したいことが
あったはずなのだけど
結局ただ飲んでいる。
いつものことです。
帰りがけ、隣の席に
ひとりできた男のひとがすわる。
彼の名はジョン。
わたしより日本にくわしいに違いない。
くやしい。
日本をでたことないです
と言ったら
Escape!
といわれる。
エスケイプ。
そういえば今日は
ナイスレモン!
ともいわれた。
しめさばのはなし。



2008/12/07 (ひいらぎ) 星がきれいだ

アイリッシュパブ
という場所は
ギネスビールをすきと気づいて
がぜん魅力的な場所になった。
今日はそこでアイリッシュ音楽を聴く。
たのしくてうつくしい。
踊りは音楽とともにあり
音楽は踊りのためにあった。
いきていてよかった
とまたおもった。
自転車を40分近く一生懸命こいで
げきうまラーメンをたべる。
才能をかんじる。
そして忘年会の妄想を共有。
今年もだいすきなあの曲をうたえるのです!



2008/12/06 (ユキノシタ) さむい

このところ得意なことしかしていなくて
それだけではだめだなあとおもう。
垣根をとりはらうこころみ。
ようやくさむい気がした!
とても寒い日にはつい
からだをぎゅっと縮めて歩いて
いや、そうじゃなかった
と思いなおして
からだをゆるめて深く息を吐いたときの
寒さと同化するたまらない感じを
ゆっくりと味わう。
見上げればきれいな半月。



2008/12/05 (シクラメン) カレーライス

これでよかったのかもしれない
そうおもっても胸は痛い。
ところで目の前のこどもたちが
じゃんけんもどきのグリンピース
の節でカレーライス!
とやっていた。
ぐっからぐっからちょっから!
とつづく。
うまいことやっている。
でもいちばんうまくいかなそうな
ぱーがどうなるのか
ということと
あいこでどんになったら何というのか
聞き逃してしまった。
よっぽどつかまえて聞こうとしたけれど
それはあまりに突然すぎるのでがまんした。
こんなに気になるならきけばよかった。



2008/12/04 (葉牡丹) コンタクトレンズ

  すりガラスかとおもうような
くもりっぷりのコンタクトレンズを
ようやく買い替えた。
視界がぼけないってすばらしい!
というよりはやっぱり
今まであんなのをしていてはだめだった。
そういえば昨日コンタクトを買うために
コンタクト屋と、眼科に行って
それぞれそこにいた、愛想全然なしの
店員さん看護士さんとのあいだに
ちょっとした意思の疎通と
信頼感のようなものがうまれた。
ぱっと会ったひととそうできると
しっかり買い物をした気分になる。
都会の量販店に多く行っていると
そういう機会が少ないような気がするけれど
お互いがちゃんと人間と会話をしようとして
目的をもって話していれば
その場限りのひとともたのしく話ができる。



2008/12/03 (ヒヤシンス) 東京タワー

じんましんなのか
はたまたあせもなのか
よくわからないけどとにかく困っている。
どうしようもないのでほうっておいて
夜はおでかけ。
東京タワーに行こう
という急なおさそいにのっかって。
東京タワーに行こう
というのはなんだか魅力的。
ふしぎな電飾にとりまかれ
どうも東京タワーらしくないようす。
毎回気になっていた飲み屋に入ってみると
座るなりとなりに相席のおにいさんが
ガツをしょうゆでいってください
とあつくすすめてくれる。
食べてみるとおにいさんの言う通り
ん?しいたけ?
というようなおいしさ。
事前に約束していたので
おやゆびをぐっと立てる。
これからガツはしょうゆで食べることにする。
売り切れ続出だったので
こんどはもっと早い時間に行こう。



2008/12/02 (サイネリア) もらいもの人生

たくさんのものを
ひとからもらっている。
とてもありがたい。
近年はとくにすさまじく
どうやってお返しをしたらいいのかわからず
まずこころをこめてお礼を言う。
あとはそのときがきたら
なんとか役にたちたいとおもう。
今日もまたかっこいい服をいただいた。
明日さっそく着よう。
なよなよという単語は
言うとなんだかはりきってしまって
内容とちがうのだけど
とにかくなよなよと言いたくなる。
それがおもわぬ方向に話をむけて
みんないろんなことを考えるものだなあ。



2008/12/01 (シャコバサボテン) 酒と音楽

ふだんまわりにいるひとたちが
あんまり飲まないというのか
加減して飲んでいるというのか
よくわからないけれども
とにかくそんなふうに派手に酔っぱらうひとを
ちかくに初めてみたかもしれない。
すごい迫力だ!
音楽のことをことばにするのは
むずかしいといつも思っている。
どんなふうになにを言っても
どこかうそみたいだと思っている。
ほんとうのことを言っても。



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