2008/10/15 (バジル) 決意

髪を切ることにする。
この衝動は毎度のことながら
じつに突然やってくる。
写真の整理をしていたら
ずいぶん長いことぐりぐりしたあたまで
のびたりちぢんだりしていた。
もうわすれてしまったなあ。



2008/10/14 (みせばや) たべもの運

どうも毎年誕生日の前後は
はからずもたべもの運が上昇。
おいわいに食べるものはさておき
たまたま差し入れをいただいたり
たまたまごちそうになったり
胃がびっくりしている。
そういえばずいぶんひさしぶりに会ったひとに
日記みてます
と意外なことばを投げかけられ
考えてみると最近は
すっかりひとりごとだったと気づく。



2008/10/13 (アカンサス) あげさげ

ふろくというものは
どうしてこんなにこころときめくのだろう。
プレゼントにふろくつきの本をもらった。
はやくつくりたいのに
ドライバーがない!
記事だけでもじゅうぶんおもしろい。
ところで喫茶店にいってコーヒーをたのんだら
まずからのカップとソーサーがテーブルに置かれ
次にコーヒーとトレンチを持ってきて
いちどテーブルに置いたカップをふたたび
トレンチに載せコーヒーをいれてくれた。
それはなんというか
アトラクションのようなものかもしれないが
そのあげさげはむだだろう。
どうみてもむだだろう。
わらってしまった。



2008/10/12 (われもこう) くいだおれ

去年行って大満足だったワールドフードフェスタ
今年は最後の一時間だけしかいられず
いそいで買いまくる。
しかし一番の目的のシャーピンが
うりきれ!!
ショックをかくせない。
しかしたべたものみなおいしく
パエリアを売るスペインブースのまえで
スペイン人のおにいさんが日本語で
パエリアできましたよー!
最後の鍋ですよー!
と陽気に叫びながら宣伝するのが
なぜかぐっと涙をさそう。
そのあとは池上のお会式に。
川をはさんですぐのところに住んでいて
毎年初詣にいくというのに
こんなにもりあがるお祭りの存在をしらなかったなんて。
みたのことのない池上。
数分で着くはずの本堂まで
1時間以上かけてねりねりすすむ。
おはやしが町をつつむ。
ここにシャーピンの出店があるとの情報。
なんと一軒めはまたうりきれ
二軒めは焼き始めたばかりで
みんなを長々と待たせながらついに買う。
シャーピン!
ともだちのおじさんの家にお邪魔し
かわいい犬たちと親戚のかたがた
おともだちのかたがたと
お酒とお料理をいただく。
とってもおいしい。
午後からずっと食べっぱなしで
夜中まで一度もおなかがへらなかった。
ばちあたりなはなしです。



2008/10/11 (つるばら) 参進の儀

とってもたのしみにしていた
おともだちの結婚式が
明治神宮でおこなわれたので
出席はしないけれどでかけていく。
ここではふたりと親族の方々がお庭を歩くので
それを見学にいった。
おもいがけず控え室に招き入れられ
ふたりの姿を見てうれしかったけれど
まさか入れるとおもわなかったので
みんなでうろたえておかしなことに。
おとなとしての真価を問われていたのに
ぜんぜんだめでした。
歩いているあいだじゅうまわりをうろちょろ
写真をとりまくる。
他にも式をしている家族をみかけたけれど
部外者の観光客をのぞけば
こんなことしているひとはまわりにいなかった。
ご親族に迷惑におもわれなかったか
ますます不安になりながらも
大興奮!!
ほんとうにすてき。
とてもとてもよかった。
またこうしてさわぐ若造たちに
いろいろ係の方が気をつかってくれて
このひとがうわさのひとかもしれないとおもう。
ああ、いつまでも
見ていたかったなあ。
このしずかな感動を
ことばにするのはむずかしい。
そのあとものんだりたべたり
なつかしいひとにあえたり
一日はしゃいではしゃいですごした。
生きていてよかった
とつぶやいたのはまさに本心。



2008/10/10 (メロン) 誕生日

めずらしく今年はあめがふった。
それでも空をみる日の意地を見せ
とちゅう青空がのぞく。
とにかく明日は晴れて欲しいから
今日のうちに降ってしまえばいい。
おいわいのことばをくれたみなさん
ここにも、どうもありがとう。
そうして思い出してもらえることが
いつもいつもふしぎでうれしい。
夜はいつもの韓国料理やさんに。
フレッシュな青唐辛子の洗礼をうけ
あらたな歳をじたばたと迎える。
かわいいお花と
すごいCDをいただいた。
いい曲ばっかり!



2008/10/09 (ほととぎす) ラジオ

ともだちがラジオに出演するのを知り
でもうちでは聴けない局だったので
きけなくて残念です
と気持ちだけつたえたら
次回は電波のつよいラジオにでるようにがんばります
とのこたえ。
電波のつよいって!
なんだかおもしろいことを言われました。
そういえばわたしも
前に出させてもらったやつは家で聴けなくて
どんなだったかしらない。



2008/10/08 (ガーベラ) 準備

秋はいろんなイベントがあり
まわりがさわがしい。
うれしいさわがしさ。
そういえば先日
企画の相談をしているときに
これはたいへんかもしれないけどやれたらいい
というひとつの意見にたいして
話をリードしていたひとが
自分にとって、大変かどうかは
やるかどうかには関係ないです
という発言をしたことに衝撃をうける。
そんなにたくさん見ているわけではないけれど
そのひとの折々の行動から垣間見える
タフさというか
そのひとを膨大なエネルギーが支えているのは
そういう気持ちのちからづよさなのだと
すとん、と合点がいった。



2008/10/07 (サフラン) 早朝

おもいがけず早起きをして
外を歩いていたら
またまた金木犀がかおる。
もうこの香りといったら
姿が見えないのにすごいすごい。
出かけるたびにあたまのなかは金木犀。
しかしけっこう早起きだとおもって
電車に乗ったらたくさんの人。
みなさんふつうなのでした。



2008/10/06 (うめもどき) さぼ

伊豆から持ち帰ったサボテンたちは
無事ひきとられていった。
もっとおかねもちだったら
いろんなひとにひきとってほしかった。
サボテンが年齢別に植えられていて
50歳のサボさんなど見てしまったので
いまはちびっちゃいサボテンに
とてつもない夢をみる。
みんなにわたしたサボテンに花がつくのは
早くて三年後。
気の長いおみやげ。
三年後も、みんな元気で。
夜はひさしぶりのとんこつ鍋!
あいかわらずぶたをぶたであらう
すごいたべもの。
おいしいお酒にひどくよっぱらう。
今年の梅酒もおいしい。



2008/10/05 (クコ) あきさめ

雨のにおいに混じって
ここでも金木犀のにおいがし始めた。
中学校の校庭に金木犀がいて
この時期になるとみんなのジャージに
オレンジの粉がついていた。
金木犀のにおいがすると
あのときの景色をおもいだす。



2008/10/04 (オニユリ) 伊豆へ

朝五時に出発!
予想に反して快調にくるまはすすみ
八時過ぎには到着。
おまわりさんをつかまえて
朝定食のお店を聞き直行。
朝から豪勢な刺身定食。
ピクニックコースを歩き
城ヶ崎の吊り橋をわたる。
絶景!
おもわず飛び降りたくなるような
断崖絶壁にひとがわらわら。
下をのぞきこむ。
走るうちに金木犀のにおいがただよってきた。
どうみても簡単にのぞかれそうな
海めのまえの露天風呂をたのしんだあと
おひるごはんはお寿司!
本日のメインイベントは
ともだちの行きたがっていたシャボテン公園。
動物園と、ディズニーランドのような風情の
おんがくとともにサボテンがわらわら。
カンガルーが放し飼いのゾーンがあり
カンガルーとならんで記念撮影!
まさかカンガルーに触れるなんて。
ああ、来てよかった
とともだちはふかくうなずいた。
サボテン狩りと称して
土に植わったサボテンをひっこぬき
自由に寄せ植えができたので
長いこと気になったまま手をださずにいた
多肉植物2種をお持ち帰り。
たにくたにく。
夜はちょっと豪華な露天風呂に入り
晩ご飯はなぜかバーミヤンでたべる。
20時間におよぶロングドライブ
そういえば日帰り温泉旅行に凝りだしたのは
彼女といった奥多摩がきっかけなのだった。



2008/10/03 (ハナトラノオ) プレイボーイ論

3〜4歳くらいの男の子が
母・ともだちの女の子・女の子の母と
女子トイレから出てくるところに通りがかると
女性三人が外に出てきても
男の子が出てこない。
どうしたの、おなかいたいの
と女の子の母がきくと
男の子の母が
おとこのこはさいごなんだよねー!
とドアを押さえていた息子をほめる。
こんな小さな頃から
紳士道をたたきこまれているなんて。
あのこはプレイボーイになっちゃうかも
と一部始終を話して聞かせると
足のわるいおじいちゃんがよくアイスコーヒーを飲みにきて
ここのコーヒー飲むと痛いのなおっちゃう!
と言われたという話のつづきを聞かされる。
でも最近さむくなってきたから
ホットにしようかな、それでもきくかな
と話していた翌日に
ホットコーヒーを飲んでいたから
足の調子はいかがですか、とたずねると
そうだね、ホットもいいね、だけど
結局はみんなの顔を見に来てるんだよね〜
とさらりと言っていたという。
そういうことをさらりと言えるのは
きっと若い頃プレイボーイだったのだ
という仮説に妙になっとく。
プレイボーイのひよっこと引退後。



2008/10/02 (キバナコスモス) さぼてん

急な展開により
夜中におこのみ焼き屋にあつまる。
毎日毎日会っていて
もはや長いつきあいのひとびとと
こうして座ってテーブルを囲むことは
じつはそんなにない。



2008/10/01 (金木犀) おまねき

そういえば週末に
小学校からのともだちとの日帰り旅行
の予定があって
そういえば10月1日に
詳細をきめよう
と約束していたのだった。
そういうわけで急遽
新婚家庭におじゃま。
まさかまさかまさか彼女の
手料理をごちそうになる日がくるなんて。
ご主人にごあいさつするなんて。
なんだかふしぎな気分です。
詳細はやっぱりたいして決まらず
しんじられないような話をいくつかきいて
よくわからない怒りをかんじ
じぶんからはまず読まないような本を
もちかえることになる。
こういう経緯で手もとにやってくる本とわたしの縁は
いったいどういうことなのだろう。
そのうち読む。



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