2008/07/31 (蓄音機の日) どうぶつえん

暑くてばてばてといううわさの
つがるさんの様子を見に
おなじみ野毛山動物園へ。
うわさどおり毛がごっそり抜けて
たおれていた。
うごいた!
とおもったら
片足をあげておしっこをした。
元気そうでなにより。
もはやあのあたりにいくと
あたまのなかにじぶんたちのつくったうたが
ぽろろんと流れる。
途中睡蓮を観察。
最初にみたときはよくわからなかったけれど
きいろいのだった。
知ると急にいろんなことがみえてくる。



2008/07/30 (明治最後の日) 夏!

去年の夏から首を長くして待っていた
オレンジライムティ
という夏ののみものがあって
今年は夏になってもはじまらないので
なかばあきらめかけて行ってみると
なんと始まっていた!
ばんざい。
だれもがおいしいとおもうかはわからない
わたしはとてもすきな味。
混ぜておいしくていいにおい
というのはすてき。
ついでにあたらしくできたパフェもたべてみる。
う!
とさけぶ。
あんまり口にあうので
食べながら興奮してしまって
食べ終えたらすっかりつかれていた。
平和だ。



2008/07/29 (凱旋門の日) 仕事納め

来月からあたらしい仕事につくひとが
いまの仕事を今日で終えて
送別会から帰ってきた。
おみやげとあたたかいことばをたくさん持って。
ひとになにかをのこす
ということは
どんなかたちであっても
とてもおおきくすばらしいこと。



2008/07/28 (菜っ葉の日) 電気

でんきはこわい。
ハンドミキサーのコードが断線して
ぱーんという音とともに
火花が散ってあたりが停電。
触れていたステンレスの板が
焦げて穴あきに。
でんきはこわい。
そんなことをいいながら
キャンドルナイトのイベントで演奏するたび
電気ないとたいへんだな
とおもっている。



2008/07/27 (スイカの日) 帰るなり

朝かられんしゅう。
旅行がえりがひとり
完徹がひとり。
疲労にむちうつリハーサル。
旅の報告などをする。
今度のライブはすこし
無理をへらして
やわらかなうたをうたおうとおもう。



2008/07/26 (幽霊の日) 広島

親戚が住んでいたこともあり昔は
よく来ていたのだけど
まったく観光をしたことがなかった。
ということで早朝からでかけ
安芸の宮島。
ずいぶん前からあこがれていた厳島神社

鳥居に水がない。
いまの時期は大潮で
干潮のときに完全に水がひいてしまい
ちょうどそのときに着いた。
水がない!
おもっていたのとあんまりちがうので
気持ちがなかなか立ち直らない。
なんと鳥居の下まで歩いていけた。
鳥居はよく見ると木そのままのかたち。
神社の中も水がない。
あったらさぞ不思議な場所だろう。
ぼんやりしながら弥山にのぼり
はじめての瀬戸内海をながめ
戻ってくるとなんと!
水がやってきていた
鳥居がひたひた。
満ち引きというのはほんとうに神秘。
月のちからがここまで及んでいる。
また来たい。
市内を観光するも
あつくてたまらずあたまががんがんする。
家にもどるとおばあちゃんが
ラムネを出してくれる。
これに限らず、お邪魔しているあいだじゅう
いろんなものをおすすめいただいて
おいしいものをたくさん食べた。
おもてなしのベテラン。
帰りの電車にのって窓の外をみると
家の前でわたしたちの通るのを待っていてくれた。
また涙がでそうになった。
おばあちゃんありがとう。



2008/07/25 (かき氷の日) ひこうきにのって

早朝から空港は混んでいて
ひとりでいるとよけいに
ひろくておもしろい。
それにしても飛行機ははやい。
一時間ほどで着いてしまうから
うたたねするひまもない。
便利なよのなか。
三年ほどのうちに
空港はずいぶん進化していた。
夜は市民球場でカープ対ベイスターズ。
まさか広島に来てまで
ベイスターズを見ることになろうとは。
いつもロッテのいかつい応援にまざっているので
カープの応援はどうも調子がくるう。
広島のひとびとの性質なのか
みんながそれぞれのペースで
いろんなことに気を取られながら応援している。
うどんがひっきりなしに横切る。
そういえば忘れていたけれど
西日本に来たからにはうどんを食べないと。
我が家の食生活は西寄りなので
なにかとこちらのほうが口にあう。
おうちの中に仏壇があることや
おばあちゃんのいる気配が
あんまりひさしぶりで
涙がでそうになった。



2008/07/24 (劇画の日) ひこうき

ずいぶんひさしぶりに
広島にいくことになった。
市民球場見納め。
新幹線にのるつもりが
なんと飛行機のほうが安くって
考えているうちにどんどん飛行機に乗りたくなる。
ということで明日は
急遽ひこうき!
ひとりで乗るのが意外とはじめて。
なにかまぬけなことをするでしょう。
空港もなぜかすきなのでたのしみ。



2008/07/23 (天ぷらの日) 録音つづく

発売日を宣言したので
なんとしても完成しないといけない。
ということもあって
休憩などはさみながらも
まる半日以上こもりっきり。
しまいには水のポリタンクなどたたき
それが意外とよい!
なにがおこるかわかりません。
夜食べたラーメンがとてもおいしかった。
そういえば作業に追われて
ちょっとわすれそうになっていた。
昼前にはついに蓮をばっちり見た。
でかい!
花といい葉といい
でかい!
その迫力にがぜんもりあがる。
あの広い池いちめん蓮に埋め尽くされているのは
ものすごい景色。
何度も言ってしまうけれど
こんなに存在感のあるものにどうして
今までちゃんと気づいていなかったのだろう。



2008/07/22 (下駄の日) なつだ

今年のわたしの夏は
代官山のレジの前から
洋服の棚を眺めているときにやってきた。
がーん
とあたまをなぐられるような気分で
ことしも夏がきた。



2008/07/21 (海の日) スパルタ

最近流行しているらしいサンダルが
どうもスパルタに見えてしょうがない。
たたかうひとびと。
それをさらにおしゃれっぽくしたような
そういうのを見るとさらに
スパルタなのに
と驚きをかくせない。
スパルタでなかったら
グラディエーター。



2008/07/20 (修学旅行の日) 38歳

とにかく細かいいきさつは置いておいて
自販機の故障に際し
当然の主張をした38歳の男のひとが
たばこやのおじいちゃんに
最近のこどもはこういうの多いんだよね
と言われた。
おじいちゃんにとっては
38歳もこどもなのだろう。
38歳になって最近のこどもよばわりされる
気持ちはちょっと想像がつかない。



2008/07/19 (勤労青少年の日) うみのいえ

どことなく異色のくみあわせで
海の家ライブ。
まったりしてたのしい。
その海の家のすぐそばのお寺が
とても雰囲気があって立派で
でもなんとなく入ったことがない。
というようなことを言っていたら
ここにも蓮池あるよ
のひとこと。
そそられる!
でも結局はいらなかった。
なんだかんだでまだ
蓮はしっかりと見ていない。
逗子のおじさまたちに再会。
ゆびだよね!
と言われよろこぶ。
そういえば鎌倉に来たら
くすりゆびさん
と呼ばれることがおおい。



2008/07/18 (光化学スモッグの日) 録音つづき

起きてみると風邪の気配。
鼻をかみかみ中央線に乗ると
風邪をひいたひとがもうひとり。
油断していたら問題はまたやってきて
頭痛に寡黙になりながら
ふたたび作業とどこおる。
うーん。
でもなんとか、つぎのライブには
間に合うようにやります。
今夜も月はまんまる。
あたらしいうたもうたう。



2008/07/17 (東京の日) つづき

寝て起きるとからだの疲れがとれている。
温泉おそるべし。
そういえばふと思い出した
昨日のごはんやさんの店員さんは
去年も今年もかわらず
口調が折り目正しくて
動きもしなやかで感動。
そして帰り際、入り口の引き戸を
わたしたちが閉める音がするまで
90度に頭を下げてくれていた。
しかもすこし奥まったところから、そっと。
なんということでしょう。
そういえばふと気づいた
昨日のことでひぐらしのうたをつくろうとおもったら
すでにひぐらしのうたをうたっているひとが
すぐ近くにいた。
でもつくる。
今夜は月がまんまる。



2008/07/16 (外国人力士の日) 草津・嬬恋・川原湯

このコースは去年も行ったことがあって
すごく気に入っていたので日帰りでもういちど。
しかも季節柄もあって
どこをむいても花が咲き、緑が濃い。
まずは嬬恋ドライブ。
前回は植えたてでよくわからなかったキャベツが
いちめん青々!
どこまでいってもキャベツ。
振りかえってもキャベツ。
きゃべつきゃべつ。
草津に移動して
とてもおいしかったコーヒーを飲みにいく。
おじいちゃんはかわらずそこに座っていて
オーダーが入るとすっと立ち上がり
コーヒーをいれてくれる。
結局とてもうまい!
つづいて雪で入れなかった白根山リベンジ。
湯釜のうつくしさもさることながら
弓池のまわりはみどりぶかく
とてもしずかななかに
蝉とうぐいすとかえるの鳴き声。
うっとりするうちに居眠り。
すばらしいところです。
ついでに西の河原の露天風呂にはいる。
広くおそろしいほどの開放感。
その後帰り道の途中で
去年偶然入っておいしかったごはん処へ。
めあてのほうとうはなかったけれど
同じ味付けの煮込みうどんと
劇的においしい夏野菜のてんぶら。
それを薄明かりの合掌造の囲炉裏端で
ひぐらしの鳴き声を聴きながらいただく。
このうえないしあわせ。
ずいぶん快適でしみじみとしていたら
冷房がついていないのだった。
ここちよい時間。
おとなり川原湯温泉で
ひきつづきひぐらしにこころをうばわれながら
足湯につかる。
ものすごい、満足ぶり。
しらないところに行くのもたのしいけれど
少し見覚えのある場所を
時間をあけてふたたび訪れるたのしさ。



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