2006/12/15 (観光バス記念日) 海苔

すこし前に母が海苔を貰ってきた。
おうちが海苔屋さんのひとからで
焼いたばっかりなんだって
と聞いてから一週間くらい経つけれど
ぱりぱりは衰えない。
口の中にささるくらい。
味付けでないのりがすきだから
この貰いものはかなりうれしい。
人生のことをを考えていたら
奥田民生熱が再燃。
朝から晩まで聴いている。
ときどき涙ぐんだりのけぞったり
すっかりへんなひとだとおもう。
でもあらためておもう。
だいすき。



2006/12/14 (南極の日) 雨

このところ夕方に雨が降るから
よく雨に濡れる。
なんとかなる降りだから傘もない。
でも今日は船に乗った。
そういえば昨日買った自慢の服たちが
好評を得たのでとてもまんぞく。
あたらしい服を買うと
なにかとやる気がでるような。
毎日ちゃんとピアノを弾くようにしたら
やっぱり週に二回は爪を切る。
心配になる。



2006/12/13 (ビタミンの日) あれこれ

ずっと無事を確認したかったふたりのおじいちゃんが
元気にお店にやってきたので
涙が出るくらいほっとした。
元気にウォッカをロックで飲んでいた。
冬に向けてあたたかい服を買いに
代官山のいつもの店にいくと
相変わらず記憶力のすごいひとが迎えてくれる。
その記憶力といったら何度言っても足りないくらい
ほんとうにすごい。
何年も前に一度言ったきりのことなんか
わたしだってわすれているのに。
そのひとが鏡の前で唸るわたしと
一緒になってあれこれ選んでくれるので
わたしも一生懸命決断した。
つい最近そのひとにこどもが生まれたという
うれしい報告があったので
心からお祝いをのべた。
こういうときにおもう
お祝いを心から言いたいときなんて
あんまりたくさんことばは出ない。
きっとみんな同じようなことばで
いろんなおもいをつめこんで言う。



2006/12/12 (漢字の日) 文明

夜道を自転車で駆け抜けていると
じょいんじょいん
という音とともに
おじさんが自転車で目の前を横切った。
おもわずそちらをみると
おじさんは自転車で走りながら髭をそっていた。
電動ひげそりで。
どれだけ便利な世の中なんだ
便利すぎてこわいぞ
と感心してみたけれども
よくよく考えてみればふつうの
電動じゃないカミソリで剃っているほうがこわい。
よかったよかった。



2006/12/11 (100円玉記念日) 練習

毎日おなじ基礎練習をして
毎日おなじ曲を弾く。
うたう。
どうして練習がきらいだったのだろう。
すこしずつ自在になるさまは
けっこうたのしいのに。
きらいだった練習を
たのしくやりはじめたら
なんだかいいかんじ。



2006/12/10 (ノーベル賞授賞式) 大忘年会

じいちゃんの誕生日祝いをかねて
家族忘年大会がひらかれた。
じいちゃんも今年で62歳。
やっとじいちゃんらしい歳になってくれた。
でもいまだに彼女は3人いると豪語する。
女の子たちに携帯の番号を教えろとせがまれると言う。
最近ひろった財布に73万円入っていたから
そのうち7万3千円貰えるだとか。
そんな話をききながらわたしは
もうそのまま元気に
がんばってくれと願う。



2006/12/09 (漱石忌) 冬

ようやく冬のようにおもえる
寒さがしっかりときたので
冬の定番曲をひっぱりだした。
聴いている音楽はそのときの景色や季節に
いつのまにかくっついていて
その曲を聴くと冬だなっておもう。



2006/12/08 (御事納め) まめや

ときどき行くコーヒー豆屋さんで
年に二回写真展が開かれていて
近所の商店街仲間のひとやら
お客さんの撮った写真が飾られる。
行ったうちの何度かカメラを持っていたおかげで
マスターに参加を勧められるものの
なぜかタイミングがあわないまま。
あんな大きさに写真をひきのばす機会もないし
すごくやってみたいのだけど。
ばしゃばしゃ撮って増えるばかりの写真を
おひろめしてみたい気持ちはちょっとある。



2006/12/07 (国際民間航空デー) カーテン

夏向けにすだれを窓にとりつけたあと
冬までにはカーテンもつけよう
と考えていたのに
いまだにすだれだけがかかっている。
寒々しい。
眠るときなんかほんとうに寒い。
でも面倒力がまさっていて
作業にとりかかれずにいる。
面倒力はすごくちからがつよい。



2006/12/06 (音の日) しぶみ

苦手だと思ってきた柿を食べた。
やっぱり苦手だったのだけど
それはさておき、表面だけが
すごくしぶい柿だった。
というか口で感じたことのない食感で
他のひとがしぶいというので気づいた。
いままでことばのうえでは
わたしのなかでしぶいとにがいは
同じだった。
しかしその知らない食感がしぶみだと知り
なんだかとても雄大な気持ちになった。
今まで思っていたしぶみは苦みだったのだ。
ことばと体験がかみあった。
すごい。



2006/12/05 (モーツァルト忌) ひとり

ひさしぶりのひとに会いに行ったあと
ひとりで渋谷をふらふらとした。
CD屋さんに行ってみると
自分の入っているコンピをはじめ
知り合いのCDがたくさん置いてあって驚いた。
身のひきしまるおもい。
しっかりやろう。
その後はおともだちのライブを見に。
見ながら気づくことがあった。
あちらがわにいるだけでは忘れてしまう
気持ちがあるような気がした。
大事なもの。
よい休日だった。



2006/12/04 (血清療法の日) 焼き増し

フィルムカメラで撮った写真を
焼き増ししようとおもい
知らずにデジタルプリントのお店に出したら
妙にくっきりした写真になって返ってきた。
きっと出す店によってプリント状態が違うと
頭ではわかっていたのだけれど
こんなにはっきり違いがわかったのは初めて。
なんだかうさんくさくなった。
ありゃりゃ。



2006/12/03 (奇術の日) 2日目

昨日の内容をふまえて
様々なことが改善された。
そうなるとぐっと演奏もかがやき
良いものが残せたような。
といってもうたはまだ録っていない。
あらたなアプローチもみえかくれ。
たのしみ。
それにしてもパーカッションを録るさまは
ほかの楽器とはちょっと違っていて
つみあげていくような
くみたてていくような
想像をかたちにする手順を踏むような
とことばにすると他の楽器もおなじとおもうけれど
とにかくその姿をみていると
そのひとの仕事に似ている気がした。



2006/12/02 (鉄の記念日) 1日目

録音開始。
秋津という初めての場所に降り立ち
ふしぎな気分。
初の試みの部分も多いので
さぐりさぐり作業がすすむ。
きこえる音が気持ちよくないと
気持ちよいフレーズは弾けないのだなぁ。
それはそうだ。



2006/12/01 (鉄の記念日) 12月

ついに師走突入。
明日から二日間録音をする。
ずいぶんひさしぶりの録音。
今回はみんなで一緒にとれるので
とてもたのしみ。
数日前に出たコンピCDを確認しにいくと
試聴機に入っていたので聴いてみた。
昔すぎてびっくりした。
明日からはたのしんで
のびのびと
だいすきなくふうをしながらうたおう。



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