2006/12/31 (大晦日) おおみそかだ

一心不乱にあちこち磨いて
時間が迫り焦ったりすると
ようやくすこしは年末らしかった。
宝くじを今回も1枚買って
今日までの日をなんとなくたのしんだけれど
はずれだった。
そんなに期待していないつもりでも
やっぱりがっかりするのだった。
そんなこんなで年がくれる。
暮れる、ということばは
なんだかせつなくていいとおもう。



2006/12/30 (証券所大納会) もうところ

せまるごとに
年末へのおもいはつのる。
今日はまたずいぶんひさしぶりの
ともだちに会ったりしながらの忘年会。
昼間カレーを売るあいだにも
毎日一緒にはたらくひとにも
ともだちと別れるときにも
こころをこめてよいお年をと言った。
つい数年前までこの挨拶は
おとなの真似事といったかんじで
ことばをなぞっていただけだったけれど
今はちがう。
心底、そういう気持ちで
よいおとしを
と口にする。
それがなんだか
すてきだとおもうの。



2006/12/29 (生物の多様性のための国際デー) 年の瀬

会うひと会うひと
年末なかんじがしない
とこぼす。
わたしもおなじ気持ち。
こうなってくると、いったいわたしたちは
何をして年末感を味わっていたのだろう。
今まで。
今年は今までとなにがちがうのだろう。
ずいぶんひさしぶりのともだちに会い
よいお年を
と恒例の挨拶をかわしても
やっぱりどうもはりきらない。
ずいぶん残念におもうのは
年末のかんじがすきだから。



2006/12/28 (ディスクジョッキーの日) すぐやる

せっかく思い立ったので
すこし立派な住所録を買い
わかる住所を書き込んだ。
思いのほか、住所なんて
しらないのだった。
くやしい。
今日はとんでもない遅刻をした。
ひさびさにやらかした。
最近だんだん時間感覚がずれていたから
充分警戒していたのに
やっぱりやらかした。
年末だというのに。



2006/12/27 (ピーターパンの日) 年末

年々季節感は薄れ
もう今年もあと4日なのに
全然ぴんとこない。
でも今日はやっと鍋をみがいた。
家の自分の部屋はちらかったまま
掃除はいつしよう。
でも今日はやっと年賀状を書いた。
年賀状を書くのは面倒だけどすきだ。
みんなの住所がどんどんわからなくなって
それをメールで聞くのもへんだな
しかし書きたいひとに書けないのはな
わたしだって引っ越したから
ここで諦めると途絶えてしまう。
と考えながら
とりあえず住処がはっきりわかるひとに書いた。
住所録をきちんとまとめよう。
新年にむけての誓い。



2006/12/26 (昭和改元の日) おとな

わたしはほんというと
そのひとがどういうひとなのかしっかりとは知らない。
ゆっくり話が出来る頃には必ず酔っぱらっている。
そこに集っていたのはみんな
そのひとのもとで働いていたひとたちで
わたしだけが違ったから
みんながそのひとのことばを
ほんとうはどう受け止めているのかわからない。
感じたのは奥さんの言う通り
きっとそのひとはみんなが出て行くのがさびしい。
のだろうな。
でも面と向かって
そんなもんやめちまえ
と言われて
やめるひとなんているだろうか。
わたしはめらめらした。
ただ、わたしや、みんなの前にそんな
おとながいることはとてもありがたいとおもった。
そこには若者の話を
じっくり聞いてくれるおとなもいた。
すべてに動じずに叱るおとなもいた。
頼もしいとおもった。



2006/12/25 (昭和改元の日) ごちそう

ごちそうをつくって
お酒を飲むのは
なんてすばらしいのだろう。
あらためて。
ちょっとしたことだからと指摘せず
意思をしっかり確認しあわないことは
おもわぬ誤解とかなしみをうむと
今日学んだ。
餃子のおかげだ。



2006/12/24 (クリスマスイブ) らしきもの

今日という日は不思議で
世の中は前日がメインのようにもりあがる。
とおもっていたものの
最近はそれほどでもないような気がしてきた。
冷蔵庫を開けるとちくわがあって
その袋の中に
わさび風マヨネーズタイプ
という物体がいっしょに入っていた。
ぱっと見はわさびマヨネーズ
でも袋にもしっかり
わさび風マヨネーズタイプ付き!
とでっかくかいてある。
「わさび風マヨネーズタイプ」
と言われるともはや何なのかよくわからない。
きっとわさびは入っていなくて
でもわさびの味がして
そこまではまだ仕方ないとして
マヨネーズっていうのは名称とおもっていたけれど
実は状態をさすことばなのだろうか。
そんな考えがあたまをぐるぐるめぐって
とてもどうしようもない気持ちになって
そっとちくわの袋をしまった。



2006/12/23 (東京タワー完成日) さまざま

家に帰る間
帰ってからもずっと
midnight you〜
といううたがあたまをぐるぐるしていた。
そうだ、これからつくる曲は
こうやって口ずさめるうたがいいなぁ。
みんなのからだから音楽が
あふれでているのを見て
たまらなくなった。
怠けに怠けた今年という一年を
もうすぐしめくくる。



2006/12/22 (改正民法公布記念日) せまる

風呂場で足を洗おうと
かがんで蛇口をひねったつもりが
間違ってシャワーを出してしまい
背中からつめたい水をあびた。
そのときでたことばは
ごぁー。
あんまりはやくからクリスマス色だから
やっぱりいざとなって気分が出ない。
年末気分も全然やってこなくて
大掃除なんて手つかずだし
年末の挨拶もなかなか思い浮かばないし
今年はとくにせまってこない。
なぜ。



2006/12/21 (クロスワードパズルの日) 曲調

曲を聴いて
この曲は冬っぽい
とか考えているのは
どこからきているのかあらためてみる。
歌詞の内容はあんまり関係ない。
鳴る音色からきていたり?
聴き慣れた曲はなによりもやっぱり
たくさん聴いた季節にくっつく。
しかし初めて聴く曲について
これはさむそう
なんて言って意見が割れるのはどういうことだろう。



2006/12/20 (鰤の日) 歌録り

ひとりで録る難しさを
声を出す難しさを
痛感した。
うたをうたうのはどこまでもたのしいけれど
それですべてOKではないのだ。
次の録音まで、ひとつき弱
研究しよう。



2006/12/19 (日本初飛行の日) 洗濯

持っている服のほとんどが色落ちするので
自分の服の洗濯はたいてい手洗いなのだけど
朝の出が遅いので
家族の服の洗濯はたいていわたしがする。
ついこのあいだ洗濯について
新しい手順を思いついた。
これにより干す作業が相当はかどる。
こういう些細な思いつきは
ちょっと得した気分。



2006/12/18 (納めの観音) まぬけ

出かけた先でなくしたと思い
探していた荷物は玄関においてあった。
どっかりとおいてあった。
がっかり。
ひさしぶりに活躍中の先生が来たので
テレビ見ましたと報告すると
先生はうれしそうだったけれど
たくさん仕事が舞い込んできてたいへんだ
忙しくて体力が足りないからたばこもやめた
テレビにはふとくうつるからごはんぬき
とほんとうに大変そうにしている。
けれどやっぱりちからがみなぎっていた。
わたしがお店に入って先生を知った頃
先生はまだ有名でない一教室の先生で
でも今は教室の先生以外の仕事をたくさんかかえている。
十年間やってきた成果だ、という先生をみて
ふしぎなきもちになった。
年上のひとにこんなふうにおもうのは失礼だけれど
すごく立派になった
とおもった。
いきいきとかがやいてみえるから。



2006/12/17 (シモン・ボリバル死亡記念日) パワー2倍

言霊パワーの話を聞いたのは数ヶ月前
聞いてしばらく忘れていたのを
最近急に思い出してよく話題に出す。
言霊とか2倍とか言うとなんだか
つっこみたくなってしまうひびきなのだけれど
叶えたいことをはっきり言ってみるようになったら
ぼんやりとだけどちからが涌いてくる。
みなぎってくるものがある。
ような気が。
そして言っているうちにまわりも
そのひとのことをそういうふうに見て
いつのまにかそれが当たり前になるのかも。
なんてすっかり
その気になっている。



2006/12/16 (和解の日) おとし

おともだちの働くお店に
弟の成人式のスーツを仕立ててもらうことになった。
オーダーメイドのスーツ。
思いもよらない工夫がされている服は
見ているうちにむくむくと着てみたくなった。
すごくかっこいい。
今日は本年のよいお年を解禁日。
解禁したとたん何回も言った。
今年は言霊パワー2倍だよ
という美容師さんのことばをうけ
最近よくかなえたいことを口にする。
なにがどうしてどこに2倍かはしらないが
口に出してみるのは可能性があるとおもう。
そんなわけでみんなにもひろめてみると
それぞれちょっとおもしろい希望がある。
こうして誰かの希望をきくことだって
そのうちその希望をかなえるたすけになることも
あるような気がする。
お酒っていいなぁ。



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