2006/07/15 (ファミコンの日) 猛暑

あつくてあつくて
サウナに居るみたいだ。
もっさりとしていて
立っているだけでじわりとあつい。
それはそうと
ビールを飲みながらそばとサラダをたべ
なんとなく夏でよかったなぁとおもう。



2006/07/14 (ペリー上陸記念日) 届

しらせを受けてその席を見ると
若いふたりが婚姻届を書いていた。
こんなところで!
しかもふたりはそれこそ
シフト表かなにか書いているみたいに
なにげない様子で
わたしたちはそれがなんだか不思議で
そしてすこししあわせなきもち。



2006/07/13 (生命尊重の日) 癌

そのひとがおもい病気にかかったと知り
くわしく知ろうとネットをひらくと
ぎゅっとつめたくなった。
そこには
驚きや励ましのことばに混じって
原発に反対しているのに
まさか放射線治療うけたりしないだろうな
などなどと
はげしいことばが書いてあった。
自分の発言に責任をもたない掲示板に
書くなんて絶対卑怯だとおもう
憤りを感じる
けれど
内容はふくざつだ。
文明が正しくやさしい方向だけに使われる世の中なら
こんな矛盾にくるしむことはないけれど
今の世はたぶんそうではない。
原発を迎える村
放射能の汚染に苦しむひと
科学のちからで病気をなおすひと
どうなのかわからない。
とにかく今は、ただ
回復を祈る。



2006/07/12 (ひかわ銅剣の日) 勘

この一年ちょっと
勘がよくあたる。
道の勘以外はよくあたる。
今日もそれにしたがっていたら
なんとなくそのようになった。
それにしても暑くて
髪を結ぶのさえおっくう。



2006/07/11 (真珠記念日) 麺房亭

この日はひとがひとを呼び
という言い方はおかしいかもしれないけれど
とにかく総勢六名の宴会になった。
ふだんあまり大人数で飲まないのと
集まったひとびとがわたしにはめずらしくて
とてもとてもたのしかった。
しかもそこにいた全員が
お皿にのったものをすべて
おいしく綺麗にたべてくれるひとだった。
もちろん料理もおいしかった。
大満足。



2006/07/10 (四万六千日) ピアノ

うたい慣れたうたをうたいながら
あらたな見解をためした。
またひとつうまれたような。
しっくりと馴染むのを待つ。
ところでいつのまにか
音程があいまいになってきていたので
しっかりピアノを弾かないと。



2006/07/09 (ジェットコースター記念日) 下北沢

足りないものを知ることは
大切だとおもう
けれど足りないものばかり求めても
ちょっと仕方がない。
よいところもたくさんある
それをのばしていけたらとおもう。



2006/07/08 (質屋の日) 植物

先月いただいた葉っぱはツタ科だかツル科だった
うろおぼえだけれど
とにかく棒を立てれば巻くだろう
と思い鉢に棒を立ててみた。
たのしみ。
ついでに腰のまがったおじぎちゃんに
柵をつくってたててみた。
なんとか上を向いてくれた。
毎日すこし気にかけるのは
けっこうたのしい。



2006/07/07 (ゆかたの日) たなばた

七夕なのでおさけをのむことにした。
口実はいろんなところにころがっている。
すこし足をのばして沖縄料理のお店にいくと
今度はしっかりと覚えていてくれた。
短いスパンだったので。



2006/07/06 (ゼロ戦日) 保護

目の前で迷子になってしまったので
もちろん頼まれたわけではないけれど
こっそりその子をわたしも探した。
名前を呼びながら探すお母さんと
逆のほうの建物を見回したら
遠くにその子がいるのが見えた。
さらにどこかへ行ってしまいそうなその子を
あわててつかまえて
お母さんのところに連れて行くと
お母さんはずいぶん慌てていたので
ああよかった、とおもった。



2006/07/05 (農林水産省発足記念日) カーネル

ある日ケンタッキーに行って
食べたいものをたのんだら
それはお子様用のメニューで
おもちゃがついてきた。
カーネルおじさんのトランプ。
でもずっとつくえの上に放りっぱなしで
たぶんこれからもそうだと思うので
だれか貰ってくれませんか。
次にあうときに持っていきます。



2006/07/04 (那須の日) 線を引く

今日はずっとよい風がふいていて
ときどき強くなったりしたけれど
室内にいるぶんにはとても心地よい気候。
そんななかペンをインクに浸し
線を引いた。
たくさん引いた。
一度で五本引けるペンなので
これから書く譜面用に五線紙をつくった。
風がそよぐ中で
そっと線を引き続けるのは
なんだかすてきだった。



2006/07/03 (波の日) 蛾

ずっと店にすみついていた蛾がいて
もちろんあちこちを飛び回るので
お客さんもびっくりするし
蛾もきっと外に出たいだろうと思い
新聞で風を送ったりしてみてもうまくいかなかった。
かといって手で掴んで出してもあげられないので
せめて踏まれないよう祈っていたのに
とんでもないことをしてしまった。
掃除機で店内を掃除していて
ひとつのテーブルをどけて吸い取る瞬間
蛾がそこにじっとしていたのが見えた。
掃除機はとても強力なやつで
見えたときには吸い込んでしまっていた。
とんでもないことをしてしまった。
なんとか生きて
脱出してくれないだろうか。
ああ。



2006/07/02 (一年の折り返しの日) ゆうぐれ

すっかり日が長く
19時すぎにようやく日が落ちる。
自転車をこぎながら
水色のそらに茜色の雲がのびるのを眺める。
そのときの雲はある一点に向けてみんなのびていて
そこには何があるのかと首を巡らせたけれど
ちょうど建物があって見えなかった。
なんてことを悠長にしていたら
あやうく車につっこむところだった。
うっとりするのもたいへん。
あぶないあぶない。



2006/07/01 (弁理士の日) 疲労

適度な運動をすればなにかと
解決するような気がするのだけれど
いかんせん走るのはきらいだし
泳げないし
こまった。
でもうたうのもはたらくのもあそぶのも
体力勝負だ。



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