2006/03/15 (靴の日) デビュー

わたしの板が雪山デビューを果たした。
板には文句ないので
あとは自分の腕次第。
まだまだ先は長そうだった。
今日は初めての体験をした。
アスファルトの表面が凍ってつるつるで
すごく気をつけていたのにこけて
しりもちをついたまま5秒くらい
坂道をすべってしまったのだった。
たいへんたいへん。



2006/03/14 (国際結婚の日)

またまた冷静な気持ちで
すこし大きな買い物をした。
これで明日から雪面を颯爽とすべるはず。
家に帰って眺めてみると
お店にあったときよりもかわいらしく見えた。
それにしてもやるべきことを
後回しにするとどんどんとそのときを逃す。
いつまでほうっておいて
いったいどうするんだろう。



2006/03/13 (サンドイッチの日) 鍵盤

自分の録音のためになんとか
鍵盤を聴けるくらいに弾きたいと
ぽつりぽつりと練習している。
昔は軽かったピアノの鍵盤がおもく
思っているように指はうごかないので
ひさしぶりに運動したおとなはこんな気分かな
とせつなくなった。
まけない。



2006/03/12 (パンの日) 日記

日記をかくのをやめようとおもって
やめていた。
でもそれでどうということもなく
やってもやらなくても同じならやろう
とおもった。
そういうわけで今日もかく。
明日もかこう。



2006/03/11 (遊園地の日) 写真

写真を撮るひとの個展をみにいった。
ひとがたくさん写っていた。
そしてみんなすこし左肩がさがっていて
それがとてもすきだとおもった。
その前には梅をみて
ようやく満開になっていたので
今年はすこし咲くのが遅いみたいだ。
夜にはやっと鍋をした。
鮭とあんこうとぶたにくと
白菜のかわりにきゃべつと
ねぎとえのきと厚揚げとみそバターの鍋。
ビールと日本酒と梅酒ですっかりよっぱらった。
のんびりといそがしい一日。



2006/03/10 (サボテンの日)

雨がふるのはどうしようもない。
防げないし止められない。
雨の音はけっこうすきだし
においもけっこうすきだし
雨っていう名前もすきだし
水があるとしっとりしていいし
でも雨がふると出かけるのが面倒で
雨がふるだけでだめになったり
やりたくなくなったりすることはたくさんある。
すきなところのほうが沢山挙がる気がするのに。



2006/03/09 (ありがとうの日) おみやげ

旅帰りのひとがおみやげ話と
みやげ物をたずさえてやってきた。
それは運命的な地のおいしいたべものだったり
だいすきなひとのうたの場所だったりした。
旅のにおいに触れると
やっぱり旅をしたくなる。



2006/03/08 (ビールサーバーの日) 同級生

この数日でいろんなものをもとに戻した。
もうすこし。
どこを向いても春と花のにおいが充満して
すこしうきうきと歩いていると
向こうから同級生が自転車でやってきた。
前と後ろに子供をのせて。
わたしがとてもすきだった
妙にはっきりきっぱりした喋り方も
見た目も全然かわらないのに
子供と話すその姿はしっかりおかあさんだった。
それがなんだかくすぐったくて
うれしかった。



2006/03/07 (消防記念日)

たくさんの話をした。
よくしゃべった。
迷うことなくうたもうたった。
花の香りのする夜道をすこし
うきうきと家に向かった。
そうするうちにそのひとに会いたくなって
でもちょっと遠くに出かけている。
はやく帰ってこないかなぁ。



2006/03/06 (弟の日) 休日

当初の予定を曲げて今日は
日のあるうちに家事をすませて
おじぎちゃんの世話をし
気になっていた部屋の整理をした。
ささやかな配線もささやかに変えた。
音楽を持ち歩く毎日は
今までとすこし違うように感じる。
夜には初めてのお店で
おいしいごはんとビール。
のんびりとした話。
しみじみ。



2006/03/05 (珊瑚の日) 誕生日

目を覚ますと急に
今日が母の誕生日だと思い出した。
花を買って帰った。
それにしてももやしって
あんなに味が濃いのにあんまり
嫌いなひとがいない気がする。
ふしぎ。



2006/03/04 (ミシンの日)

春が近づいてからというもの
遠くのそらはいつもかすんでいて
富士山がみえなくなってしまった。
ちょっと残念。
でも歩いているとどこかしこに
花の咲くかおりがする季節でもある。
ちょっとうれしい。



2006/03/03 (桃の日) ひとでの話

海岸に無数のヒトデが打ち上げられたときに
そのヒトデたちををひとつひとつ
拾っては海に投げかえしている男がいた。
それを見た別の人が男に
これだけたくさんいるんだから
そんなことをしても減りはしない
無駄だよ
といった。
すると男は
でも今海にかえったヒトデにとっては
とても大きなことだよ
といった。

様々なことに通じる話のようにおもえた。



2006/03/02 (中国残留孤児の日) ガトーショコラ

お店で焼くケーキのなかで
どうしても綺麗に焼けないものがあって
もうやりたくなくなっていたのだけれど
あらためて挑戦してみた。
ずいぶん集中してやった。
するとすごくうまく焼けた!
おいしそうで、きれいで
妙な達成感と説得力があった。



2006/03/01 (ビキニ・デー) もちかた

文房具屋に行くと
四月に向けてえんぴつやおどうぐばこ
ふでばこやえんぴつけずりがたくさん並んでいた。
そういえば小学生くらいの頃は
字がきれいとか、書き順とか
えんぴつの持ち方にすごく気をとられていた。
それがあたりまえで
そういうものが綺麗な子はすごいとおもった。
いつのまにか他人のえんぴつの持ち方なんて
気にもならなくなっていたけれど
これからすこし気にしてみよう。



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