2006/02/28 (織部の日)衝動買い

ipodを買った。
冷静な気持ちで買った。
でも決断は一瞬だった。
いつも買い物のときにうまれる
熱いきもちはそこにはなかったけれど
手に入ってみるとやっぱりたのしい。



2006/02/27 (新撰組の日)NUBO


爆音にまみれて歌詞なんて
全然聴こえてこなかったけれど
ぶつかってくるエネルギーで大丈夫だった。
とても前向きなちからをぶつけられた。
まっすぐ見つめる目がかっこよかった。
なんだかよくわからないうちにそこへ行って
でもなぜか今の自分にぴったりの
ものを受け取ってしまうことが
表現の場にはよくあるような気がする。



2006/02/26 (咸臨丸の日)えび探

レジで領収書を頼まれたので
名前をどうするか聞くと
ええっと、なにか紙に書いていいですか?
と言われた。
どんなにややこしい名前なのか期待して紙を渡すと
(有)えび探
と書かれていた。
えび探偵団?
えび探検隊??
とっさにたくさん考えたけれど
有力な答えは浮かばなかった。
なにをする会社だろう。



2006/02/25 (夕刊紙の日)時期

なぜだかよくわからないけれど
とにかく毎日のように
いくつかの場所で同じ内容のことを議論している。
そのたびに混乱する。
ひとつの方を向いているようで
ほんとうはなんにも見ていないような気がしてきた。



2006/02/24 (地雷を考える日)動悸

24歳の誕生日をむかえたそのひとが
家を出てもどってくるまでの数分のあいだ
わたしたちは最高にたのしかった。
ケーキをだして、ろうそくを立てて
電気を消す係、火をつける係、ドアを開ける係
あたふたと分担をした。
それから大慌てで火をつけて
ちゃんと点かなかったりして。
どれをどの順番でやるか相談しながら
笑いがとまらなかった。
そのひとが無事ろうそくの火を消したあと
心臓がばくばくしていた。
たった数分の間に
主役をさしおいてずいぶんたのしんだ。



2006/02/23 (富士山の日)春は

梅おこわをもって梅を見にいった。
梅の木の下で梅おこわをたべた。
寒いせいかまだ三分咲きくらいで
それでもひかえめによい香りがしていた。
考えるのは
表現すること、たべること
ひっぱること、添えること。



2006/02/22 (世界友情の日)

駅前の景色がどんどん変わる。
T字路だった交差点が十字路になり
それはへんなかたちであぶなかったので
今度はなんともとからあった道の方を
あたらしい道にあわせてずらしてしまった。
まるで別の場所のようになっていたから
呆然とながめた。
悲しいわけではないけれど
すごく衝撃的だった。



2006/02/21 (国際母語の日)よわい

あいかわらず生たまねぎは
おそろしくちからがつよい。
あっというまにやられてしまった。
おいしいのに。
みんなはどうやってあの
たまねぎ液から胃を守っているのかなぁ。



2006/02/20 (旅券の日)相談

順調につき進んできたおかげで
ものごとの順番をとばしてしまっていた。
幸運なことでもあったけれど
問題がはっきりとあらわれた今
ようやくそれに気づいて
思いつくかぎりのことを話した。
すこしはしっかりした気持ちをもって
その日をむかえられる気がする。



2006/02/19 (プロレスの日)じゃん

これが妥当だ
とおもって鳴らすじゃ〜ん

これがすきだ!
とおもって鳴らすじゃ〜ん
には
とうていかなわない。
あたりまえのことをあらためて感じた。



2006/02/18 (嫌煙運動の日)もっと

なつかしいともだちたちのとなりは
愉快で居心地がいい。
そしてもっとたくさん聴いて
もっとたくさんうたわなくちゃ
うたいたいな、と
おもった。



2006/02/17 (雪の特異日)雪なりに

あたたかいと思うとさむくなる。
でもつめたい風のなかの
よく感じると奥の方に
あたたかいものが混じってきたような
そんな気がした。
でもやっぱりつめたくて
雪も降ったそうだ。



2006/02/16 (天気図記念日)阿吽

阿吽の呼吸
ということばを漢字で見たら
漠然と持っていたイメージよりも
動物に関係あるのかなと思った。
たぶん右側の牛のせい。
それでしらべてみると
ひとそろいに置かれた狛犬の
口の開いたのと閉じたののことを阿・吽というらしい。
ふーん。



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