2006/01/15 (半襟の日) 年収

話の流れで母の年収を聞いた。
さらなる流れで父の年収を聞いた。
思ったよりずっと
ふたりはがんばっていた。
そして今ならすこしわかる
子供をあたりまえに育てることがどんなに大変か。



2006/01/14 (タロとジロの日)

寒い寒い冬に
つめたい雨と風までくるなんて
たいへんだ。
そういえば冬にはそんな天気あまりない。
でもつよい風は高いビルのせいだった。
がっかり。
やっぱり気候の変化はちかくにある。
なんだかこわい。



2006/01/13 (ピース記念日) 来年にしよう

部屋の模様替えと
ホームページのリニューアル
名刺作成
部屋での音楽制作
というのは年末に思いつき
来年にしよう
と気分をあらためてやるはずが
ほったらかしのままになっている。
しかもこの四つは連動しているから
始めるのがむずかしい。



2006/01/12 (桜島の日) 銀座

すてきな映画をみた。
おだやかでしずかな空気が支配した。
伝わるものを受け継ぐひとは
その大きさに苦しんだり喜んだりしながら
それをまた誰かに伝えたりする。
かけてはならない部分。
銀座だったのでともだちのはたらく店に寄った。
いままでは立地におびえて前を通るだけだったけれど
おもったよりこわくなかった。
もりだくさんすぎて夜には遅刻をした。
それはだめだ。
それにしても女王ともなると
なにもかもおかまいなしだ。
カーメン・マクレエのDVDも買った。



2006/01/11 (鏡開き) ブログ

十日ほど前からともだちのブログが再開された。
とてもたのしみに毎日ひらく。
ひとの日記を読むなんてへんだなぁ
と思いながらもたのしみに読む。
自分だって書いているのだけど。
ところでそこにはときどきわたしも登場する。
わたしだけれど、なんだかわたしじゃないような
不思議な気分。
でもどんな文章でもやっぱり
文面には人柄があらわれるなぁ。



2006/01/10 (明太子の日) 全開

きもちよいくらいかいものをした。
小さいものをたくさん買った。
よく行くお店で話がはずむと
それだけでかいもの気分はばーんと勢いづく。
それにしても
こんなに寒いのは何曜日まで〜
という予報を何度もきいているのに
どんどんその日が先延ばしされている気がする。
毎日そんなに寒い。



2006/01/09 (風の日) 昨日のはなし

山手線に乗っていたら五反田の駅で
電車がでるぞーお!
という女のひとの叫びが聞こえた。
なにごとかとみんなそっちを見た。
そのひとはわたしの乗る車両に乗り込み
あけましておめでとうございます
この電車には水戸黄門さまが乗り合わせました
みなさまに幸せを振りまきます!
と宣言して、手に持った人形をふりながら
水戸黄門のテーマを大声でうたった。
乗っている客ひとりひとりに聞かせるように
ゆっくりと歩きながらうたった。
たからかによどみないうたごえだった。
だけど途中の一節がまちがっていた。
三回うたって三回ともまちがっていた。
それが気になって気になってしかたなかった。
そのひとが目黒駅で
それではみなさまによいことがありますように!
と言って降りたあとも
まちがいのテーマが頭をぐるぐるとまわった。
こわい。
電車には逃げ場がない。



2006/01/08 (どんと焼き) タック&パティ

序盤の微妙な雰囲気がうそのように
途中からがらりとかわって
すばらしいステージだった。
あんなに涙が溢れ出てくるかんじは
なかなかない。
たしかな底力がつたわってきて
お客さんの空気もかわった。
タックはやっぱり神様みたいだったし
なによりパティがとても
とっても
いい女だった。



2006/01/07 (つめきりの日) 寒い日々

歯をくいしばっても足りないくらい
この数日はほんとうに寒い。
ほんとうにほんとうに寒い。
こどもたちの写真をたくさんみると
世の中は最近にちかづくにつれ
どんどんどうしようもなくなっていくような
かなしいきもちにもなった。
昔はよかったと思うばかりでもせつない
けれどなんだかどうしようもなく
近頃は何かがすこし妙な気がするので。



2006/01/06 (ケーキの日) 凶なのに

楽器屋ではたらくおともだちのところに行くと
ただのお供だったのに
ちょうどほしいと思っていたものをもらえることになった。
ありがたくとてもうれしい。
そのあとはひさしぶりにあう
今までちゃんと話したことがなかったおともだちと
ゆっくりとおいしいごはんだった。
とてもうれしい。
よい日だったなぁ。



2006/01/05 (囲碁の日) 鎌倉

ようやく病院通いがおわった。
元気だっただけにつらかった。
めでたい。
昼からはひさしぶりのおともだちと
鎌倉にお参りにいき
帰りにはずっと気になっていたお店でごはん。
おいしいものをたべて気の済むまで喋る
というのはおとなのたのしみだとおもう。
こどもの頃は耐えられなかった。
それにしても八幡宮の出店には
あんず飴がなかった。
りんご飴ならあった。
でもあんずでなきゃだめなのだ。



2006/01/04 (石の日) 山越え

一年でいちばん忙しそうな三日を終えた。
おなかが大きかった女のひととだんなさんが
しばらくぶりにやってきたら
なんともううまれていた。
三ヶ月だった。
おめでとうを言って見守っていると
だんなさんが一生懸命あかちゃんの相手をしているのに
なんだかじーんとしてしまった。
おかあさんは自分のからだで産むけれど
おとうさんはいくら自分の子供でも
自分のからだから出たのとはやっぱりちがう。
だからちょっと不思議なのじゃないかな
とそのひとを見ていておもった。
そしてすごかったのは
偶然となりにすわったおばちゃんのひとりが
そのあかちゃんを見るなり
うーん、、さんかげつ!
ずばりと当てていたことだった。
母はすごい。



2006/01/03 (かけおちの日) さんがにち

お正月からがんばっているひとに
お正月からお金の無心をするなんて
いったいどういうつもりなのだろう。
ひとごとだけどとてもがっかりした。
そんな理不尽なやりかたで
悲しませないでほしいのに。



2006/01/02 (姫初め) なごり

しごとはじめ。
今年もこの日はとても忙しく
それでいてスムーズに流れてゆくので
疲れたけれど気分はすっきり。
夜には会いたいひとに会えてすっきり。
それにしても初めての本格同窓会
をしてまだ日が浅いせいかもしれないけれど
年末年始のごあいさつメールたちに
小学校の同級生たちがくわわった。
赤外線を駆使してわたしたちは
ささやかにつながっているのだった。



2006/01/01 (太陽暦施行の日) 計なのに

年が明けた。
さっそくへんな勘違いで
たのしみにしていた予定をつぶしてしまい
こまらせてしまった。
今年がそんな年にならないように
気を抜かずに生きてゆこうとおもう。
ようやく年賀状をかけたので
それはよかった。
インクジェット紙に総手書きで
こころなしか贅沢。



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