2005/11/15 (かまぼこの日) 予感

いやな予感はよくあたる。
病院でさんざん待った後採血をした。
詳しい検査をするというので
ふっとい注射器と針で沢山とった。
その注射器をもつおっさんは手元がおぼつかなく
やたらと丁寧に説明をしたあとに
ふっとい針を血管にさした。
そして
あれ?
と言った。
ちょっと抜きますね、別のところにします
とも言った。そしてちいさく
せっかく入ったのになぁ
とも言った。
別の血管に針を刺した後も
痛いですか?大丈夫ですか?
としきりにたずね
針を微妙に出したり入れたりした。
痛いのはもちろん痛いし
さんざん不安をかきたてられてぐったりした。
いやな予感はよくあたる。



2005/11/14 (大分県民の日) いきごみ

あたらしいことを始める話をしているうちに
そうすればこのところ考えていた
積極性に欠ける態度をなにか
変えていけるのではないかと
そうおもって気持ちがもりあがってきた。
そうして調子にのっていたら
他方ではうまく気持ちを伝えられた気がしなくて
がっくりときた。
同じスピードで、温度ですすめないのなら
違う場所で過ごしているお互いを尊重したいのなら
もっと気づかなければいけない。
上手にできなければいけない。
つらい気持ちにさせていないようにと祈る。



2005/11/13 (茨城県民の日) 気配

毎年年末が近づくと
お店には昔働いていたバイト仲間や
社長のおともだち
常連さん
のような知った顔が次々訪れる。
もう四年目になるのでわたしも
知った顔が増えていてたのしい。
そうして訪れる人々をみると
なんだかしみじみとしてしまう。
もうすぐ年が暮れるなぁ。



2005/11/12 (皮膚の日) 進化

最近のゼリー飲料はすごい。
あの類のものの出たてのころは
なんだか一生懸命吸わないと出てこなかったし
袋の隅の方は最後まで食べられない
そんな印象だったのに
ずいぶんひさしぶりに食べてみると
そっと吸えばするする中身が出てきて
どんな仕組みかわからないけれど
そのまますんなり中身を全部食べ終えた。
技術の進化はすみずみまであるのだった。
かんげき。
ところでそのゼリー飲料は偶然
お店にあそびにきてくれたおともだちが
具合のわるそうなわたしに差し入れてくれたものだった。
わざわざ二度も来てくれたのだった。
かんげき。



2005/11/11 (配線器具の日) なおす

家に居て時間ができるとなおす作業にはいる。
あんまり複雑なものはできないけれど
鞄や服のちょっとしたほつれとか
安くてかわいいアクセサリーは壊れやすいので
なおしては壊れ、またなおす。
そうしてまた使うのがたのしい。
冬になると毎日のように着ているニットの上着があって
ざっくり編んであるせいかあちこちほつれ
ついに大穴があいた。
もう諦めていたけれど、たまたま
母がいたので直せるか聞いてみたら
なおるよ
とあっさり言った。
そしてかぎ針ですいすいと直した。
毛糸が切れている部分もあるからまったく元通り
というわけにはいかず
母は仕上がりがちょっと不満のようだった。
でもまさか穴がふさがるなんておもっていなかったから
感動してしまった。
いいなあ。



2005/11/10 (ハンドクリームの日) ぎりぎり

免許の更新が今日までだったので
慌てて行った。
どうしても写真は突然だった。
写真といえば見にいった写真展が
あまりにありのままをうつしているから
なんだか全部つくりものみたいで
でもきっと全部ほんとうで
葛藤のなかを生きたのだろうとおもった。
歳をとるほど、新しいものをみるほど
絶対に正しいものなんてない
誰もが納得する真実なんてない

悲しむのではなくただそうおもう。
それこそ納得するような気持ちでそうおもう。



2005/11/09 (換気の日) よくばり

おそろしいひとを見た。
そのひとは駅前の人通り多い明るい歩道で
夜道をすすんでいたのだけれど
右手に火のついたタバコ、左手に携帯で話をしながら
スケボーにのっていた。
しかも夜なのにサングラスをかけて。
しかもあんまりスケボーが上手そうでなく
右手がタバコをもったままばたばたしていた。
もうちょっとなんとかしろ。



2005/11/08 (刃物の日) てづくり

思い立ってはんこをつくった。
ちょうど篆刻が気になっていたところに
よく読む雑誌でも特集があり
手帳を新調したのでシールをやめようと考え
体調をくずして出かけるのも減り
なにもかも流れがきたのでつくった。
消しゴムにカッターでつくった。
4種類つくった。
しかもうまくできた!
うれしくてスタンプパッドを4色も買った。
はやく予定をつくってばんばん押したい。



2005/11/07 (鍋の日) yusa追記

でも演奏はすばらしかった。
後半になるとぐっと近づいた。
彼女はおりにふれ
gracias, thank you, ありがとう
と何度も口にして
にこりとわらった。
それで場がすこしゆるむ。
そしてお互いに母国語でない英語で
なんとかコミュニケーションをとろうとしているように見えた。
今まで見た来日アーティストはみんな
どーんとしていてお構いなしで
ぎらぎらを見せつけていくから
そのぎこちない感じがとても
新鮮だった。



2005/11/06 (お見合い記念日) yusaライブ

ことばがわからないからなぁ
とおもうのは聴いているほうよりむしろ
やっている側のほうが重くのしかかるのかもしれない。
とてもたのしそうだったけれど
もどかしそうにも見えた。
でも聴いていても全く意味が分からない。
単語もひとつふたつしか聞き取れないし
あんなにちからづよく叫んでいるのに
なんて言っているのかさっぱりわからないなんて。
音とリズムでもじゅうぶんたのしいけれど
せっかくうたなのだから
ことばの意味だってわかりたい。



2005/11/05 (全てのGIFを焼き尽くす日) 人力

その乗り物があしたでなくなってしまうというので
あわてて乗りにいった。
八景島のウォーターシュート。
船の先にお兄さんが立っていて
すべりおちて着水する瞬間にお兄さんがジャンプする。
どういうことかわかっていて行ったのに
目の当たりにしたらすごく
すごく感動してしまった。
うつくしいとび方も
とてもシンプルなボートも。
あまりに単純な作りだからゆっくりで
だからなくなってしまうのかなと思った。
ひとのちからでかがやいているものが
なくなってしまうのは悲しい。



2005/11/04 (ユネスコ憲章記念日) あれこれ

話が具体化してくると
ますます日常に追われている場合ではない。
それにしても相変わらず
自転車の空気を入れるとおそろしく滑りがいい。
と言いたくなるくらいの走り。
いつもどうしてあんなに
ぺしゃんこになるまで我慢してしまうのだろう。



2005/11/03 (まんがの日) めぐらす

先入観はこわい。



2005/11/02 (阪神タイガース記念日) もりだくさん

昼間は学祭でサークルの後輩たち
夜はおともだちだらけのライブを見にいって
いちにち音楽をよくきいた。
でもそれがあんまり長い時間だったので
最後の最後の方は疲れて聴ききれなくなってしまって
かなしかったし申し訳なかった。
ところでなにかふとした時の
これをきっかけに曲をかこう
というのをやってみようとおもった。
いつも必要にせまられて初めてかく。
かこうとする。
それなりにがんばってふくらませるけれど
やっぱりなによりも先に
こんなことかこう
という気持ちがあることはとても
大切な気がする。



2005/11/01 (玄米茶の日) 買い物運

ネットオークションで欲しかったマイクをおとした。
念願のもの。
手元にとどくまではわからないけれど
とりあえずよかった。
今日は加湿器も買った。
これで快適にねむれる。
思ったよりずっと安く、求めていたものが買えた。
いつまでつづくかな。



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