2005/09/30 (くるみの日)9月

あっというまに九月が過ぎ去った。
秋にならないならないとおもっていたのに
もう十月がくる。
でもいつのまにか長袖を着ているし
ふとんも干したし
おひさまはひかえめだし
秋冬の準備は着々とととのっている。
そういえば何日か前に着たかっぱを
干していたのをもとの袋に入れようとしたら
ちっとも入らなかった。
コンビニのかっぱだから
ちゃっちいビニールのいれもの。
綺麗にたたんでももこっとしたままだった。
こういうことってよくある気がする。



2005/09/29 (日中国交正常化の日)ふとん

冬用の掛け布団を出した。
さむくって寝られないので。
家族たちもふとんを引っぱりだしていた。
つい一週間くらい前はタオルケットだったのに
はやいものだ。



2005/09/28 (パソコン記念日)うずまき

えいっとばかりに勢い良く買った
靴がようやく家にとどいた。
うずまきのついた靴。
どうやって履こうか考えるうちに
あたらしい格好がしてみたくなった。
ところでずっと昔のCDを聴いているのに
うわぁ、あたらしい!
と思ってしまうことがあると
なんだかふくざつ。



2005/09/27 (女性ドライバーの日)クライミング

いろとりどりの石に手をかけ足をかけ
ル−ルにそってのぼる。
ときにはおりる。
複雑なうごきではないのに
ひとりひとりが全然違う。
やわらかく壁をつたうひとは見ていて
きもちよかった。
今日は見ていただけだったけれど
次はぜひ挑戦したい。
きっとなにかがみえるのだ。



2005/09/26 (伊勢湾台風の日)baracca

お気に入りのお店は今日もすてきだった。
そうして行ったお店のひとに
顔を覚えていてもらえるのはとてもうれしい。
お酒もごはんもどんどんすすみ
気持ちよくふわふわと家に帰ると
しばらくしたらすっと酔いは醒めて
それがまた気持ちよかった。
給料日の贅沢。



2005/09/25 (10円カレーの日)こどもは靴をなくす

お店のすぐそばに靴のおとしものがあった。
ちいさな黄色のビーチサンダル。
自力でどこまでも歩かなきゃならない大人は
靴なんか無くさないなぁ。
いつもこどもはすごいなとおもう。
寝ながら移動したりしている。
大人だって電車に乗っていればできるけれど
常に寝過ごさないように気をくばらなくちゃならない。
その点こどもたちはだっこで
ベビーカーに乗って
すきなだけ眠りながらしっかりと移動できる。
おもしろいな。
いつから自分で歩くしかないと悟るのだろう。
それにしても今日は台風が去ったのに
朝から涼しくて、夕方には冬の匂いがすこしした。
半月を見ようと窓をあけたら
星のきらきらぶりも冬だった。
いつのまに。



2005/09/24 (畳の日)野外

雨の降ったりやんだりするなか
そのひとはすこし舌足らずな声で
いつまでもたのしそうにうたった。
しあわせそうにうたった。
みんなは雨にうたれながらも
そのうたごえににっこりしたり
涙したり
おどったり
しあわせそうに過ごしていた。
いいことばっかりだ。



2005/09/23 (海王星の日)ドキュメンタリー

白内障をわずらった患者さんが
名眼科医さんの手術をうけて
その手術はたった三分くらいのものなのだけれど
翌日、眼帯をはずしたとき
あっ
といって口元がゆるんだ。
みえます〜
とうれしそうにつぶやいた。
仮にわたしがそんなすばらしい技術を持っていたとして
この瞬間の為に毎日がんばってしまうかも
とおもうくらい
すてきな表情だった。



2005/09/22 (孤児院の日)靴その後

今度こそ執念を燃やして
靴をさがしに原宿にでかけた。
結局のところ売り切れだったのだけれど
なんとか試し履きはさせてもらって
ネットで見つけたものを買うことにした。
そしていよいよわからなくなってきた。
親切にしてくれた店員さんのお店では買えず
なにがどうなっているかも知らないネット上で
その品物を信じて買っているのだった。
なんだかへんなの。
へんなの。



2005/09/21 (世界停戦日)靴運

靴のかいものをしようとすると
いちじるしく運が低下する。
というのも靴は高いものが多いからで
でもとても欲しくなってしまって
よし一生履くぞ!と気合を入れて
覚悟を決めて買いにいく頃には
もうなくなってしまっている。
おととしの冬にもおなじ失敗をして
今回は迷わず買うぞ、と
見かけてから三日で買いにいったのに
やっぱりなくなっていた。
くやしいくやしい。



2005/09/20 (空の日)訪問

そのお宅には長生きの犬が暮らしていて
長い間人間と一緒に過ごしているせいか
まるで人間のような気配がした。
同じおうちの中に居ると
おばあちゃんがうちに居るのと同じかんじだった。
ふしぎ。
わたしはといえばすっかりおもてなしを受け
なんだか申し訳なくすらおもったけれど
とてもうれしい時間をすごした。
それにしても今年は花火運がすごい。
今日も偶然に花火をみてしまった。



2005/09/19 (敬老の日)ノート

がっしりしたノートを買った。
歌詞を保管する為に買った。
そういえば文房具を買うのがひさしぶりだった。
小学生のころは文房具をあつめるのがすきで
小銭が手に入るとすぐペンとか
折り紙とかねりけしとか
他愛もないものを買っていた。
今ほんとうはインクに浸けて書くペンが欲しい。
けれど買ったところで
面倒になって使わなくなると思うと
自分にがっかりしそうで買っていない。
昨日のころりとした満月とちがって
今夜のは長い間ぼんやりしていた。
そして右肩がちょっと薄まってしまっていた。



2005/09/18 (中秋の名月)三連休

なんだかどこにいってもひとが多い
と思ったら世間は三連休の中日だった。
連休、というといつもより
何倍もはりきって働かなければならない。
それはそれで良いもの。
今日はとてもすてきなライブをみた。
そこに立つ全員がぎゅっと詰まって
束になってかかってくるみたいな音だった。
そういう演奏は聴いていて
とてもとてもしあわせ。



2005/09/17 (台風の特異日)おもいで

何故だか今日になって
思い出話ばかりするから
なんだかほんとうにあの日々がとおくに行ってしまった。
ひさしぶりの学校は
あのころと同じ匂いがした。
守ろうと必死になって泣いたことも
とおい思い出になった。
あれから何度も学校には行っているのに
どうして今更そうなったのかふしぎだ。
秋だからかな。



2005/09/16 (マッチの日)

晴れているのに暑くない。
すごい。
秋ってすごい。
太陽はまぶしいのに控えめで
空が高く遠くに離れる。
きゅんとする冬まで
もうすこし。
風をあびるのがたのしいなぁ。



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