2005/07/31 (こだまの日)対人

仕事でなんだかしょうもないミスをし
客に怒鳴られたことにしょんぼりしながら買い物に行くと
店員さんとはなすうち
気になっていたものがぴったりきたので買うことに決めた。
でも所持金が足りなさそうなのでカードでというと
数分前に通信を切ってしまって使えないとのこと。
なんとか小銭で足りそうです!
とがちゃがちゃやっていると
秘密の手段をつかって一割引にしてくれた。
そうして無事、無理なく代金を払った。
お客さん相手の商売はいろいろある。
なんだか不思議だ。



2005/07/30 (明治最後の日)夏の夜2

夏の夜と言えばビアガーデン。
というあこがれが中学生のころからあるというのに
今まで一度も行ったことがない。
この夏になってようやく2度ほど
誘ってもらえてチャンスがめぐってきたのに
どちらの日も予定があって無理だった。
やっぱり流れが向いてないのかな。
マンガ喫茶みたいな位置にいるのかな。



2005/07/29 (凱旋門の日)夏の夜

あの左手と右足のぴったりは
いつみてもほんとうにすごい。
souliveのみなさまはなんだかとても
熱く長くやってくれた。
そんなあとにはビールがおいしい。
夏の夜はこれだからすてきだ。



2005/07/28 (菜っ葉の日)看板

世の中には
ものすごくちからを発揮する看板と
そうでもない看板があるとおもう。
15%off!
一方通行
なんかは前者で
駐輪禁止
エスカレーターは危険なので歩かないでください
などはどんなにはっきり書かれていても
まったく意味をなさない気がする。
どうしてだろう。



2005/07/27 (政治を考える日)商品券

ガラガラで当たった500円分の商品券を使おうと
ちょうどチャイの葉っぱが切れたので紅茶やさんに行った。
とはいえ商品券を使うのはなんだかうしろめたい。
なにも悪いことはしていないのだけれど
ああいう券はお店の意思というよりは
テナントを仕切る事務所の意思で発行されているとおもうのだ。
レジで渡されるとちょっと微妙なきもちになる。
だからなんとなくうしろめたくも
やっぱり使いたいので券を出すと
あらぁ、こんなの当たってよかったわねぇ
とお店のおばさんに言われた。
ほんとうによかったと思ってくれているみたいだった。
びっくりほっとしながら
自分のこころの狭さがちょっと気になった。



2005/07/26 (幽霊の日)挽回

なにかと冴えなくてくるしかった今日
天気にも天気予報にも怒りをおぼえた今日
を、なんとかもちなおすべく
急に思い立って韓国式あかすりをした。
おふろをわかして、じっくり入って本を読み
ごりごりとあかすりをする。
寝にいそぐ普段にはできない贅沢をした。
すると夜の九時までなにもいいことがない気がしたのに
そういえば家事がたくさん片付いたし
見たいビデオも見たし
いいことがあったと思い出した。
そのあとはたのしいお話もした。
わるいことをするとわるいこと
よいことをすればよいことが
ついてくると実感した今日。
それにしても百円ショップのあかすりでこんなに効果があるのだから
本場でやってもらったらどうなってしまうのだろう。



2005/07/25 (かき氷の日)給料日

毎月25日はお給料をいただく。
その数日前から財布がかるくなって
この日をたのしみに待つ。
25日はお金持ち気分をすこしあじわう。
だけどいざ、給料袋を手にして
中身をこれはあっちに、これはこっちにと
なにかと払うものに分類していくうち
結局あんまりお金持ちじゃないと気づく。
我に返るかなしい瞬間。



2005/07/24 (劇画の日)あたりはずれ

このところは気になるお店に入ると
だいたいはずれがない。
きっと前よりもずっと用心深く
偏った店選びをしているような気がする。
おかげでおいしいものばかり目の前に並ぶ。
しあわせ。



2005/07/23 (天ぷらの日)贅沢三昧

インストアライブを観にいった。
それはだいすきなひとたちの二本立てで
たのしくてきれいな音ばかり。
みながら、こんなこともしてみたい
こういうやりかたあるんだな、と
たのしみながらもうんうんと頷いた。
そうして浮かれていたらいきなり
世の中がぐらりと揺れた。
横にずれるみたいな地震だった。
それからもめげずにまちあるきをし
気になるお店に二軒入ってみた。
どちらも良くて、おおあたり。



2005/07/22 (ナッツの日)おもいきり

ずっと欲しいと思いながら
ずっと買い渋っていたものをついに買った。
それにしてはぽいと買った。
のばしのばしにしていたわりには。
今日になって急に買う勇気が涌いた。
なぜだろう。
家に帰るとおじぎちゃんにつぼみがついていた!
咲くのかな、そろそろ。



2005/07/21 (神前結婚記念日)分業

三日くらい前、突然に
従業員用の入口の近くで工事がはじまった。
わたしたちの建物の外壁をどうにかするみたいだった。
でも実際どんな工事なのかはしらない。
夜しかやっていないので帰り道
なんだろうねぇと言いながら見上げていたら
危ないですよと警備のおじさんに言われた。
ついでなので何の工事なのかきくと
わたしはそういうことは知りませんねぇ
といった。
なんかやるみたいだからここの交通整理してるんです
ともいった。
そういうものなのかしら。



2005/07/20 (修学旅行の日)ばんごはん

この数日なんとなくひとりなので
給料日も近いことだしおとなしく家に帰ろう
と思っていたら店にともだちがあそびにきた。
お互い仕事に一旦戻ってから
ばんごはんを一緒に食べることになった。
なんだかひさしぶりでぺらぺらとよく喋った。
気になる本を何冊か貸しっこするときめた。
帰りには共通のともだちにばったりと会った。
こんなふうに急にたのしい日はたまにあって
新鮮なきもちになってうれしい。



2005/07/19 (女性大臣の日)ファミコン

ファミコンをふたたび始めてしばらくたつ。
ファミコンの話題になるとたいてい
なつかしさからか話が白熱する。
どんなソフトが面白かったかを意見交換する。
そしてなつかしいなつかしいと言う。
たまにちゃんと表示されないときに
カセットの接続部分に息を吹きかけたりするのも
とてもなつかしい。
あんまりなつかしいなつかしいと思うから
歳をとったものだとおもう。



2005/07/18 (光化学スモッグの日)RONDINO

その喫茶店は鎌倉にある。
プリンにひとめぼれして入ったそこは
ひとつひとつのたべもののみものが
簡単なものを、丁寧に作ってあるのが伝わって
とてもとてもおいしい。
メニューに一切写真がないのも
おいしいとわかってからは出てくるまでのたのしみになって
何回も行きたくなる。
あらたなお気に入りの場所が見つかってうれしい。



2005/07/17 (東京の日)テラスでライブ

今日のライブはとてもひさしぶりで
場所はおきにいりのカフェで
一緒にやるのもすきなうたいてさんで
お客さんもお店の人もあたたかく
なんだかすばらしかった。
自分のうたにはたくさん課題が残ったけれど
それ以上に、得るものもあった。
踏切の警報の音や、駅のチャイム
犬の鳴き声、車のクラクション
普段は聴くことのない音がたくさん混じって
思っていたよりずっとずっと特別な感じがした。
それでいてまるでいつものようで
とにかくすてきだったのだ。



2005/07/16 (外国人力士の日)財布

違和感があった。
そのとき、そのひとの財布が
あたらしいものになっていると気づいた。
わたしとそのひとは
いらっしゃいませ、毎度どうも、ごちそうさま
というようなことばしか交わしたことがないのに
そのひとがどんな仕事をしているか、何歳か、名前か
しらないのに財布のことは知っている。
不思議だ。



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