2005/04/15(遺言の日)よろこび

初運転はなんとなくうまくいった。
自転車で15分の距離を50分かけたりもした。
でもその後は世田谷区まで足をのばして
さくらが舞い散る道をのんびりと走った。
ドライブたのしいな。
そういえば今日はすごくうれしかったことがあって
ちょくちょくお店にくる、外国の男の人が
日本語が全くと言っていいほどわからないのだけれど
初めて現れてからけっこう経つし
来るたびに日本語のワークブックを熱心に読んでいるので
そろそろ少しは話せるのかもしれないね、なんて
バイト同士でこっそり言っていたら
その話を聞いていたかのように
「これ、なんですか」
とブランデーの容れ物をさして言ったのだ!
ほんとうに上達している!!!
自分のことのようにうれしくて
わたしたちは万歳までしてしまった。
これからはちょっとずつ話しかけてみようっと。



2005/04/14(タイタニックの日)しゃれ

お花見の席で、話の流れから
うっかりダジャレのようなことを言ってしまった。
そうしたらその場がどっとうけた。
自分ではダジャレになっていることも気づかなかった。
でもいつもそうなのだ。
狙って言うと全然反応がないのに
知らないうちに言っていると笑ってもらえる。
ちゃんと狙ったところでわらってくれたら
一人前だとおもうのに。



2005/04/13(決闘の日)日記

数週間前から、ともだちのひとりが
ウェブ上で日記を始めた。
わたしはそれを毎日たのしみに読んでいる。
いつもはのんびりして見えるのに
ときどきびっくりするような行動力もあって
すごいひとだなぁと感心するそのひとの
日記には、たとえば
家族
ともだち
季節
イルカ
たいせつなものがたくさん詰まっている。
すてきな場所。



2005/04/12(パンの日)としなみ

どう考えてもまだまだ若造なのだけれど
体力はずいぶんとなくなった。
二年前は毎日予定が三つずつくらいあって
あっちいったりこっちいったり
そうしていなければ駄目な気がして
一生懸命うごきまわっていた。
でも最近は二日もびっちり動くとぐったりしてしまう。
かなしい。
そのぶん練っていくぞ。
にんげんを。



2005/04/11(ガッツポーズの日)めぐり

三人のギタリストが楽器屋をめぐるのに
おまけとしてついて行った。
途中で意外なひとにふたりも会って得した気分。
わたしはこれといって何もしないのだけれど
なんだかいろいろと勉強になった。
ヴィンテージのかっこいいギターを売る店員さんが
何歳ですか
と、商談のときに訪ねたのに驚いた。
そのひとは、コレクターではなく
ちゃんと楽器を弾いてくれるひとになら出来るだけ値下げする
そういうひとに売りたい
と言った。
おもしろいなぁ。
夜はいっぱい笑って食べて
たのしい夕食だった。
いいね。



2005/04/10(建具の日)あれこれ

今日はプレイボーイの
プレイボーイたる手腕を目の当たりにした。
あざやか。
それにしても今日のライブでは
近頃気になっていた部分の答えのはじっこを
垣間見たような気がした。
とてもたのしかった。
でもたのしませてくれた張本人が終わるなり
楽屋でがしがし弾き直しているのをみて
引き締まるおもいだった。
もっともっとやらなくちゃ。



2005/04/09(左官の日)みかた

いろんな物事について、いろんなひとが
それぞれの見方をしている。
それはきっと当たり前のことだ。
でもそれが自分の知らない世界のこととなると
誰かの見解を聞いてしまったときそれが
真実のような気が一瞬してしまう。
でも違うんだ。
ただそこにあるなにかについて、みんなが
それぞれなにかを思うなら
そこに絶対のものなんてない。
うまくいえないけれど、今日は
わたしの知らない部分の話を沢山聞きながら
そんなことを考えた。



2005/04/08(タイヤの日)はる

どうも四月になった気がしなくって
さくらが咲いてもしなくって
一週間経ってもしなくって
どうしてかなぁと考えてみたら
そうだ。
何もない春は幼稚園ぶりだ。
進級も進学もない。
四月はただ三月のつづきだった。
今まではあんなに特別だったのに。
そのことがすこしさびしくて
すこし誇らしい。



2005/04/07(労働基準法公布記念日)おはなみ

もちろんさくらを見にいったのだけれど
おだんごと桜餅とお茶をもっていったのだけれど
さくらはもちろん、黄色や白やピンクの花
川を流れる葉っぱ
強い風におされる黒い雲
そのあとにひろがった青いあおい空
笑顔で手をふる子供たち
あめんぼ
見る場所が沢山あっていそがしかった。
うれしいいそがしさ。
それにしてもだるまおとしが
あんなに白熱するあそびだったなんて。



2005/04/06(城の日)春なので

昨日見た時はびみょうだったのに
今日になっていきなりさくらたちはびらっと
迫力ある姿にかわっていた。
窓をあけても
お風呂上がりも寒くないのはひさしぶり。
昼間にはずいぶん前から時期をうかがっていた
おじぎそうの種まきをした。
おじぎそうがおじぎできるくらいまで育つのが
今からたのしみで仕方ない。
しかも花が咲くらしい。
しらなかった。
なんとしてもちゃんと育てるぞ。



2005/04/05(横町の日)常連さん2

そのお店には何代かにわたってともだちたちが働いていて
なんどか食べに行っているので
マスターもわたしのことを覚えてくれている。
でもこれはちょっと常連さんとは違うかなぁ。
わたしのちからではないもの。
それはそれとして、そこでは
かならずおいしくてたまらないきもちになる。
しあわせいっぱいになる。
今日はいつもたくさん、おいしいそうに食べてくれる
ともだちとそこを訪ねたので
しあわせも倍増だった。
ああ、さっそくまた行きたい。



2005/04/04(トランスジェンダーの日)常連さん

ざくざく歩いて喋ってここちよい疲れ。
日頃からどこかで常連さんになりたいと願うけれど
なかなかむずかしい。
でも代官山にあるそのお店にはよく行く。
そこにはこころ惹かれるものがぽつぽつ。
お店のひともわたしのことを覚えてくれている。
思えば、行くとかならずと言っていいくらい何かを買うし
何かと話して帰ることになる。
これって常連さんかなぁ。



2005/04/03(いんげん豆の日)放置

なんとなく慌ただしい春の日々
まだまだ寒いけれど
慌ただしさにかまけてまた
いろいろとほったらかしにしてしまっていた。
はたと気づいた。
気を抜かずにがんばらなくちゃ。
だって春だもの。



2005/04/02(歯列矯正の日)愉快だな

イセザキモールをるんるん歩いていたら
後から野球少年の団体が
これまたるんるんとうたをうたいながら
にこにこにやにやしながら
わたしたちをゆるりと追い抜いて行った。
サザエさんのうただった。
わたしのあたまを見てうたったみたいだった。
やったぁ。



2005/04/01(エイプリルフール)念のため

銀行に住所変更の申し入れを電話でした。
新住所はオーチャードプラザという建物で
それを告げると、銀行のひとは
「全部カタカナでよろしいですか」
というのでうなずくと、
「念のため一文字ずつ確認させていただきます」
と言った。
一瞬意味が分からなかった。
すると
「『おおさか』のお、のばす棒、
『ちから』のち、『やさい』のやの小さいものでちゃ、
のばす棒、『とうきょう』のとに点々でど、
『ふじさん』のふに丸でぷ、『らじお』のら、
『さくら』のさに点々でざ
でよろしいでしょうか?」
そのひとは流れるように言った。
すごい。
すごいぞ。
しかもこの後、手続き中に電話が切れてしまって
別のひとからもういちどこの一文を聞いたけれど
まったく同じことばで確認された。
すごいぞすごいぞ。
数あることばからどうしてこれをえらんであるのか
オーチャードプラザ、以外の文字は何があてられているのか
とっても気になる。



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