2005/01/31(晦日正月)ぐるぐる

この数年は時間が経つのがほんとうにはやい。
ちょっと前だと思っていたことが
よくよく振り返ると何年も前だったりする。
でもほんとはちょっとしか経っていないのに
すごく前のことのように思うものもある。
だからなんだかさまよって
率直に生きていない気がするんだ。



2005/01/30(3分間電話の日)それから

そのあとのわたしはただ
ただぼーっとしていた。
しゃぶしゃぶをしながら鍋ばかり見つめていたし
食べ終わったらぼーっとしすぎて寝ていたし
お風呂につかってもぼーっとしすぎて寝ていたし
パソコンに向かってもぼーっとした挙句寝ているし
なにしてるんだろ。
でもふわふわとしているけれど
なんだかそれは心地よいしあわせなかんじで
うん。



2005/01/29(世界救らいの日)はじまり

学校にいる間に習わないけれどふだん使う漢字
というのは例はあげられないけれど結構あるとおもう。
そして円のマークもそこにいるとおもう。
¥。
これをどう書き始めたかを思い出してみると
たしか見よう見まねで書いたかなぁ。
見よう見まねの字というものは
最初ぎこちなくてへんな形なのだ。
そしていつからかどっしりと落ち着いてきて
自然なかたちをとるのだ。
そんなことを考えていたら急に
がしがし字が書きたくなってきた。
がしがし。



2005/01/28(ダンスパーティの日)多発

今日はちょっとした事件がいくつも起きた。
あまりにたくさんちょっとしたことがありすぎて
書く気も薄れてしまった。
やっぱり渋谷ってふしぎだ。
それにしても今日の練習は新鮮だった。
そういえばアレンジをたのしむリハってひさしぶり。
ああいうかがやきを
つかむためにきっとこうしたのだ。



2005/01/27(ハワイ移民出発の日)

今日も声は出るようで出ない。
出なきゃだめなのに出ない。
ああ、ついにこのことで
本格的にひとに迷惑をかけてしまった。
風邪なんかどっかいっちゃえ。



2005/01/26(有料駐車場の日)高校時代

そのひとと毎日を共有していたのはもう
6、7年も前の話。
同じ教室で同じひとたちが毎日顔を合わせる
あの頃はあたりまえだったけれどとても
今となってはとても不思議なことだ。
でもあの頃はこんなふうに
ふたりでじっくり話をすることなんてほとんどなかった。
人生を考えたりしなかった。
骨の白さなんか口にしたこともなかった。
すんなりそれができるようになって
大人になったものだ、とおもった。
そのひとは必ず同じ長さまでたばこを吸う。



2005/01/25(お詫びの日)コントロール

制御が全然出来ないことがあまりに
ひさしぶりだったからちょっと動揺した。
今日はうたいながらいろんなことを考えた。
すこし痛かったり悲しかったりさびしかったり
たのしかったりわくわくしたりしながら。



2005/01/24(法律扶助の日)囲碁将棋2

あの番組でよくわからないところはまだあって
名前の後に二段とか一級なんて書かれている。
それはとってもわかりやすいけれど
すごい戦いになってくると
碁聖、天元、王位王座
どれも凄そうだけれどどれがどう凄いのか
ますますさっぱりわからないのだった。
それともそこまでいくともう
どれがいちばんなんてないのかも。



2005/01/23(八甲田山の日)がらがらがら

うがいっておもしろい。
最初にやったひとはすごい。
いつ頃から人間はうがいをするようになったのだろう。
水を口に含んでおいて飲まないことも
あのよくわからないがらがらも
ふしぎだ。
いつからできるようになったのだっけ?
どうやって教わったの?
がらがらぺっして〜。かな。
うーん、ふしぎだ。



2005/01/22(飛行船の日)がらがら

声がでない。
でないでないでない。
どうしてこんなふうになってしまったのだろう。
つい数日前まではなにごとも
なく叫んでいたというのに。



2005/01/21(料理番組の日)みつめる

かばんについたきらきらのスパンコールは
きっと気づかないうちにどんどんとれていっているのだけれど。
今日代々木に向かう電車で途中から椅子にすわったら
少し離れたところにわたしのきらきらがひとつぶ落ちているのに
しばらくたってから気づいてしまった。
混んでもいたのでなんとなく拾えなくて
とにかくそのきらきらをじっと見ていた。
一度踏まれて、また姿を現した。
そうしたらさらに電車が混んで、今度は
黒い革靴に踏まれて見えなくなった。
そのままなかなか動きそうになかった。
どうしようか迷ってじっと踏んだ靴を見ていた。
じっとじっと見ていた。
気がついたら代々木を過ぎてしまっていた。
でも運良くその靴の主が次の駅で降りたので
わたしも無事きらきらを拾って電車をおりた。
きっとこれでよかったのだ。



2005/01/20(玉の輿の日)囲碁将棋ジャーナル

教育テレビは基本的におもしろい。
こどもにはこどもの、おとなにはおとなの
たのしい見方ができる番組がたくさんだとおもう。
しかしたまに見ると必ずどうしようもないきもちになる
それが囲碁将棋ジャーナル。
きっとわかるひとにはおもしろくてたまらない
だろうとは想像がつくのだけれど
囲碁なんか基本的なルールすら
いつまでたってもわかってこないのが不思議だ。
一手打ったあと、解説のひとたちが
「これはかなり激しい攻めですね〜」
なんていおうものなら
あまりのわからなさにわたしはテレビの前であたまをを抱える。
ちょっとくやしいの。



2005/01/19(家庭消化器点検の日)類家さんの話

たいして話したことのない相手と上手に
話が出来るひとが世の中にはちゃんといる。
そういうひととは安心して話が出来るのだから
わたしはなんとかしてそっち側にいきたい。
そういう人間になりたい。
それはステージ上にもつながっている気がする。
それにしてもだいすきなワウペダルのあの音が
金管のワウミュートの音に似せたくて作ったなんて
いわれるまで全然きづかなくて
どっちもすきだっただけにちょっとくやしい。
クライドマッコイさん
なかなかやるな。



2005/01/18(スコットが南極点に達した日)もや

わたしを支配していたのは結局
さびしさだけだったのかもしれない。
それは減ることはないけれど
希望にかえられるようにしてゆきたい。
そうでなきゃ。
変わる意味がない。



2005/01/17(今月今夜の月の日)順調

録音はじっくりとすすんでいる。
機械とうまくつきあってゆけたらきっと
もとあるちからよりもっと良くなるようにおもう。
今日でかなり作業もすすんだので
完成がますますたのしみ。
それにしてもアポロ11号が月に着陸したこと
あれが嘘かもしれないだなんて
全然しらなかった。
テレビでみているだけでその気になっていたけれど
実際わたしはなにも見てなんかいないんだ。
その旗がそこにあるかどうかを
月の裏側へたしかめにはいけない。
せつないなぁ。



2005/01/16(禁酒の日)そういうの

であえてよかった、と思えるひとにであえるのは
とてもしあわせなことだとおもう。
わざわざ、そんなふうに思えるなんて。
であえてよかった、と
言ってもらえることがあったなら
それはとてもとてもしあわせなことだとおもう。
いろんなところを偶然に少しずつ触れあわせて
そうしてであうことになったわたしたちの間に
あるものはすごくもやもやとあたたかくて
でもライバルのような気持ちかもしれない。
近いようではっきり隔たりがある。
そらがすきなのはどうしてかなんて
昨日までいちども考えたことがなかった。
考えてもわからなかった。
ひろいからかな。



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