2004/12/31(大晦日)しめくくり

今年はライブをして一年を終えた。
思えば激動の一年だった。
なんだか爽快感があるからいいかなぁ。
明日からはきっともっといろんな
いろんなことがあるんだ。
わぁ。
いろいろ考えていたのにいざ終わると
ことばがでてこないなぁ。
とにかく来年はもっとたくましいちからをつける。
いいかげん音痴はやめる。
怠けず正直に生きる。
三大目標。



2004/12/30(地下鉄開業の日)仕事納め

明日はバイトがお休みなので今日は
お店に長い時間いて、つぎつぎやってくる常連さんに
ありがとうございました、良いお年を、
と心をこめて言った。
だからずっと気持ちがよくてうきうきしていた。
忙しくたって大丈夫だった。
そうしたら夜にはともだちにばったりと会えたりした。
うれしい。
今日はひとつ、見えかけた日だったから
それをしっかりと掴みたいとおもうのだ。



2004/12/29(シャンソンの日)初雪

雪が降った!
おもっていたよりずっとたくさん降った。
うれしくて8cmのCDをがさごそ探して
朝からるんるんそれを聴いた。
なんてぴったりのうた。
それにしてももうしあさってには新年で
たったしあさってのことなのに新年と思うと
まったく先のことに感じるのはなぜだろう。
強力ななにかがぱっくりとそこを遮断して
大晦日と元旦をずいぶん遠くする。
ふしぎだ。



2004/12/28(シネマトグラフの日)ぜったい

そういえばこのまえイセザキモールを歩いていたら
携帯屋さんがすごく頑張っていて
サンタの格好をしたおねえさんが通りのまんなかまで
来て看板をふりまわしていた。
そこには
「他店には絶体負けません!!!」
とでっかく書いてあった。
ピンチに陥ってどうする。



2004/12/27(浅草仲見世記念日)コミュニケーション

昨日サークルのライブを見にいっていて
あるとき入口のドアの外でまったりしていたら
ひとりのアメリカ人が話しかけてきた。
つまり彼はただお酒をのみたいらしく
でも店に入ってもなかなか酒をだしてもらえないらしく
ここもjapanese onlyなのかと
自分がアメリカ人だから差別するのかと
彼はそのような内容のことを英語で話した。
一回めは半分くらいしか意味が分からなくて
二回めには大部分意味がわかったから
だからそうではなくて、と言おうとしたけれど
たどたどしく言ってはみたけれど
きっとちゃんと伝わってはいなかった。
きちんと考えを喋れないことが
こんなにくやしくてかなしいなんて。
ただくやしくてかなしい。
今までぼんやりとしか覚えていなかったその単語は
吐き捨てるみたいな表情とともに刺さったから
きっともうわすれないだろう。



2004/12/26(ボクシングデー)作業開始

今回の録音は今までやったのと手順が違って
新鮮なことばかりしながら始まった。
ひとのパートがあんなにむずかしいなんて
いろんなことを曖昧にやっていたなんて
ちょっと気づいていなかった。
自分で自分に声をかさねるのも
気味悪いけれど魅惑の世界ってかんじがした。
でもやっぱり四人がいいや。



2004/12/25(昭和改元の日)修理

おきにいりの指輪のばっくりと折れた隙間を
半田でくっつけてみた。
ちょっとぶかっこうだけれどおもったより
ずっとうまくいった気がする。
それにしても全然体調が回復しないので
ランダムに寝てばかりいてなんにもはかどらない。
締め切りはずんずん迫る。



2004/12/24(クリスマス・イブ)さがすと

言うべきことを
言いたいことを
ちゃんとしたことを
言おう言おうとぐるぐるさがして
ぐるぐるかんがえて
いるうちにあっというまに今日が来た。
まだこころが決まらないうちに。
そうして今日もずるい。



2004/12/23(東京タワー完成の日)ブラックリスト

今なんとなく読んでみたい本がたくさんあって
でもそれは買うぞ!というかんじでもなく
まさに図書館に行って借りてしまいたいかんじ。
でもそれはできない。
うちの本棚には川崎図書館の本が3冊
ずいぶん長いこと眠っている。
今年中に返したいなぁ。



2004/12/22(改正民法公布記念日)通知

ぴらりと一枚、だけ入っていた書留には
まことに遺憾ながら不合格
と書かれていた。
自分のことでないとはいえ
遺憾だなんて書面で言われるのはつらいとおもった。
不合格という現実のほうがつらいのだろうけれど。
なんとかなるといい。



2004/12/21(遠距離恋愛の日)プレゼント

母が忘年会でプレゼント交換をしたらしく
ハイドロカルチャー
という土をつかわない観葉植物セットを持って帰ってきた。
うちは日のあたる時間が短い為に
ずいぶん長いこと植物は置いていなかった。
見様見まねで植えかえてはみたものの
これで無事に育つのだろうか。
しんぱいだ。
ちゃんと年を越せますように。



2004/12/20(シーラカンスの日)ささやかでも大変

帰りに自転車に乗ろうとしたら
鍵はあいているのに車輪がうごかなかった。
よく見るとしらないチェーンがかけられていた!
なんだなんだ。
交番にひきずっていってみても誰もいなくて
とにかくおまわりさんを派遣してもらって
20分くらい待ってからチェーンは無事切断された。
理由も原因もわからないのでそれで終わりだった。
待っている間がさむくてさむくて
あんなものひとつで余計なかなしみを背負ってしまった。
いやいや、おもいだそう。
今日はすてきな曲をがつんと聴けたのだった。
だいすきなうただったのだ。
雪が降る町。



2004/12/19(日本初飛行の日)年の瀬

今日は今年初めてのことがあって
「よいおとしを」をついに言った!
かんげき。
これを言うと来たな!ってかんじがする。
とてもすきな挨拶のひとつだ。
これからばんばん言うぞぉ。
最近はライブをしてすごくしくじったと思っても
後で聴くと昔ほど思った通りにしくじってはいない。
それは目も当てられないくらい外すような
ことをしなくなったともいえる。
どちらにしても決して良くはないけれど。
それは伸びたことなのかどうなのか
結局はよくわからないのだった。



2004/12/18(東京駅の日)内覧会

あたらしいおうちが完成した。
すくなくともうちの部分は完成した。
からっぽのへやはへんなにおいがした。
トイレに手洗い専用の洗面台があってびっくりした。
ベランダがひろくて空がひろびろ。
晴れていれば富士山がばばんと見える。
でもその景色を見ていたらもう
今のおうちから見えるものが妙に惜しくなってしまった。
4月からあそこに住むなんて
なんだかちょっと信じられない。
でも図面上で気になっていた部屋のでっぱりが
実際みてみたらすごく愛せそうな気がしてよかった。
うきうきしているのかさびしいのか
よくわからないきぶん。



2004/12/17(飛行機の日)鉄人のしごと

そのひとはどの瞬間にも
からだを小刻みにゆらしていた。
どんぶりをならべても、のりをのせても。
一連の動作はすべてつながっていて
彼の中で組み立てつづけられているみたいだった。
ずいぶんと長い時間、たったひとりで。
失礼な言い方かもしれないけれど
からくりで動いているみたいにみえた。
それくらい一定のリズムがそこには流れていた。
だからときどき別の動きをするとどきりとした。
あたりまえみたいにおいしかった。
ごちそうさまでした。



2004/12/16(念仏の口止め)朝に負ける

今日も早起きはできなかった。
そして書けないまま、また一日が過ぎる。
そういえばここに毎日ささやかながらに
思ったことや出来事をかいていると
会ったときに話す必要がなくなってしまうときがある。
もちろん口で言うときはまた
違った感触があるとはおもうのだけれど。
わかってやっているわけなのだけれど
たしかにそういうときがある。
うーん。



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