2004/08/15(刺身の日)うたをうたおう

昨日と、今日と
あまりに強烈なきもちをぶつけられてしまって
涙がでるくらいのあつい何かが揺さぶってきて
それを眺める自分がぽんと抜け出して
しばらくの間なにがなんだかわからなくなった。
でもほんとうはすごく単純なことなんだ。
そこに立ったらわたしはうたう。
ことばをつたえる。
音を発する。
こころを浮かべる。
そうか、これでいいんだ。



2004/08/14(特許の日)忌野清志郎ライブ

しあわせによっぱらってふらふらの帰り道
だけどあらためておもう。
自転車にのることや
絵を描くことや
こうしてうたうことも
できなくなってしまう日がもしかしたら来るなんて
そんなのぜったいにいやだよ。
とてもとても大事に抱きしめていたいこと。
おもいは一緒なのだと。



2004/08/13(左利きの日)住所

引っ越すかもしれないという話になったときに
先日、ともだちがわたしの住む「幸区」を
すてきな名前だね、と言ってくれたことを
急に思い出した。
ずっと住んでいたから当たり前のなまえで
すてきかどうかなんて気にしたことがなかった。
そんなことを突然言ってくれるあなたが
とてもすてきなのだとおもいます。



2004/08/12(航空安全の日)コーヒー

コーヒーで一息入れろと言ってる
たぶんそうだろうと言っている
とわたしのだいすきなひとはうたうけれど
わたしはコーヒーがとてもすきだ。
でもそれで一息入ってるかはよくわからない。
でも飲みたくなる瞬間はたくさんおとずれるし
豆がむくむくふくらめば今日もうっとり。



2004/08/11(ガンバレの日)うまれたもの

すごいものをみた。
生まれる瞬間をみてしまった。
すごく間近でみてしまった。
何をみたかはここにはかけませんが
それはそれはおぞましかった。
おもいだしてもぞぁっとする…。
わたしだってあんなものより
音の聞こえそうな流れ星を見たい。



2004/08/10(宿の日)高校生

すっかりわすれてしまったけれどわたしにも
高校生のころがあった。
今日はそんな仲間たちとひさしぶりに会い
げらげらとわらって時間がすぎた。
自分で思っている以上にあのころの
記憶がどんどんと薄れてしまっていることに気づいて
すこしかなしくなる。
あのときたしかにたのしく、きらきらと
毎日を過ごしていたことは間違いないのだけれど
でもあのときに戻りたいとはおもわない。
それはすてきなことなのかもしれないし
さびしいことなのかもしれない。



2004/08/09(野球の日)むくむく

かいものをしよう!
といってあつまったわけでもないのに
そういえばそのひとと居ると買い物に精をだしてしまう。
どうしてかしら。
でもいいもの買った。
おいしいものたべた。
沢山しゃべった。
いいじゃない。



2004/08/08(プチプチの日)たんこぶ

おでこにたんこぶができた。
ぶつかった瞬間は思わず涙が出るくらい
びっくり痛かったというのに
時がたってたんこぶというかたちになると
なんだかまぬけになってしまってくやしい。
そのうえ気持ちをなんとなくくじかれて
ライオンを見にゆくのも
だいすきな音楽をききにゆくのも
あきらめて家に帰ってしまった。
あーあ。
それでもたんこぶはまだここにある。



2004/08/07(バナナの日)休日2

浴衣で出かけるのはすこし特別。
いつもと違う姿勢で、いつもと違う高さで
いつもと違う音であるく。
ぼんぼりの明かりを眺めながらあるく。
喋ってはわらってあるく。
あぁ、よくあそんだな。
明日からまたがんばろう。



2004/08/06(雨水の日)休日

仕事をしなくてよい日でも
まったく予定のない日はあまりなくて
それはとてもありがたいことでもあるのだけれど
そういう意味で今日はほんとうに休日だった。
えいっと外にでてみたらいろいろ起きた。
豆を焼く匂いに包まれておいしいコーヒーを飲んで
雑誌をめくりながらともだちを待ったり
あちこち悩みながら浴衣を見立てあったり
いきなりブルーノートにまで行ってしまった。
そとに出てみてよかったなぁ。
それにしてもあのひとのうたごえは
果てしない草原をおもわせた。
ライオンの吠える声を聴きたくなった。



2004/08/05(タクシーの日)たびがえる

残念ながらわたしがカレーとたたかうあいだ
旅に出ていたともだちたちが
つぎつぎと帰ってきている。
行く前とはすこしちがう顔になって。
これからいろんな話をきくのがたのしみだなぁ。
ちりんちりん。
風鈴の鳴る夜。



2004/08/04(ゆかたの日)

バイト先のビルの一部が今工事中で
裏のエレベーターにはガテンにいちゃんがうようよいる。
ふとその頭をみるとヘルメットに
フルネーム、そして
O型
と大きく書いてあった。
そうか。そんな局面なのか。
いざというときのためなのだね。
どきっとした。



2004/08/03(はちみつの日)はりつけ

こんにちは〜
とばかりに長いこと口をあけていた
サンダルの底を貼り付けた。
アロンアルファで。
とてもとても快適。
そしてかれこれ六年の付き合いになるサンダルの
限界をそろそろ感じ始めた。
でもとても気に入っていて
夏になると毎日のように履くので
すりへってしまってあたりまえなのだった。
でももっともっと履くよ。
まだまだよろしくビルケン。



2004/08/02(博多人形の日)弟の話

弟は進路になやんでいる。
高三の夏。
今日はたくさんの話をした。
話したら心配することなんてないかもと思った。
ずっとずっと考えているのだと思った。
ずるいけれどわたしは話しながら
自分のおもいを再確認したりしてしまった。
でもきっとね、これからたくさんのひとと
出会ってはいろんな思いを抱くのだと
それがあなたをゆさぶっては大きくするのだと
それだけは約束できるなぁ。
なんて思ったりした。
わたしはちゃんと姉かしら。



2004/08/01(水の日)そらの

この夏初の花火大会。
ひとなみはすさまじかった。
杉の木越しに見る花火はそれはまた趣きあり。
おおきな観覧車もいっときは
まぶしいひかりをおさえて譲っていた。
でもおおきな月はそんなことおかまいなしに
花火にまけないくらいおおきくまるくひかった。
やっぱり花火はすてきだなぁ。
でもいくらおおきな音ではじけて
まぶしくこころをうばっても
このざわざわは消してくれない。



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