2004/06/15(暑中見舞いの日)どきどき

今日は気がかりなことがあって
一日中心臓がどきどきしていた。
ガムシロップを5回くらいひっくり返した。
ため息を何回もついた。
わたしには関係のないことなのだから
わたしはほんとうは思い悩んではいけないのだ。
でも気がかりというものは体の動きを妨げる。
それにしてもため息は
たまについてみると、普段は自分が
ため息をついていないと気づくことができて
すこし安心する。



2004/06/14(星条旗制定記念日)

なぜだかわからないけれど
お香のにおいをずっとかいでいると
おなかがすく。
まんぷくなのに。



2004/06/13(鉄人の日)もやもやなど

今日はたくさんのことを考えた。
なんだろう。
ライブをしていて自分が楽しければそれでいいってことは
やっぱり違うのではないかな。
知っている人も、知らない人も見ている前で
いろんなものを挟んでやるからにはなんていうか、
ただ楽しいからやってますじゃいやだ。
だれかに不快感を与えるようなことになっているって
けっこうかなしいとおもう。
しんどいとおもう。
もっと困ってしまったのは、わたしはみていて
時間は守らないは、終わったらあっという間に帰るは
いろいろもやもやさせられているというのに
そういうひとたちを愛しているひともいるのだと。
よかったよ、たのしかったよというそのひとたちを見て
とてもそうはおもえなかったわたしは
自分に向けてもらえるそういうことばさえ
信じられなくなりそうで。
いちばん信じたくて
いちばんうれしいことばなのに。
とても頼りにしているのに。
どうしたらいいのかわからない。
でもうたうのはたのしい。
くすりゆびを良いと言ってもらえるのはとてもうれしい。
どうしたらいいのかわからない。
信じていたい。



2004/06/12(パンの日)うたたね

うたたねって
しているときはあんなにきもちよいのに
あとからいろんな痛みがついてくる。
のどから くびから 腰から。
ことばのひびきもすてきなのに。
うたたね。



2004/06/11(傘の日)はたらくおばちゃん

たまにビール会社のおばちゃんが店にくる。
生ビールのサーバーの点検に来る。
わたしはビールがすきなせいか
暇さえあればサーバーの掃除をしていて
するとよく洗浄用のスポンジがつまるのだ。
つまるとしばらくビールが出なくてこまるのだ。
今日はそんな困ったときにすばらしいタイミングで
おばちゃんがきた。
彼女にはきっとサーバーについて
わからないことなんてないのだ。
あらゆるハプニングを経験しているのだ。
あの手この手でびくともしないサーバーを動かしてしまう。
すごい。
すごいな。



2004/06/10(歩行者天国の日)しんいり

バイト先にNTTの営業の人が訪ねてきた。
彼は新入社員ですと名乗った。
緊張感がみなぎっていた。
わたしのともだちたちもいまごろ
こうして慣れない仕事を一生懸命
やっているのだろうと。
おもったらなんだか感慨深かった。
ぴかぴかだ。



2004/06/09(ドナルドダックの誕生日)遭遇

田町から品川まで歩こうとしたら
偶然途中でものすごく
ものすごっく低いトンネルにぶつかった。
上は電車が通っているのだけれど
頭がすれすれつかないで通れるくらい。
男の人はたいてい首を曲げて歩いていた。
ひまわりタクシーのてっぺんなんか
ほんとうにぎりぎりだった。
しかも距離がながいのだ。
ほかのみんなは普通の顔をして通っているのが
なんだか不思議だった。
あんなおもしろい場所に出会えるなんて
ちょっとラッキー。



2004/06/08(バイキングの日)ギター

また少しずつさわるようになった。
曲を考えているときにちょっと弾いてみたら
鍵盤では絶対思いつかないコードに偶然ぶつかって。
どきっとした。
やっぱり弾けるようになりたい。
だってギターが弾けるひとって
ほかのどんな楽器を弾くひとより
たのしそうにみえるのだもの。
よろこんでいるようにみえるのだもの。
わたしにはそうみえるのだ。
しあわせそうにみえるのだ。



2004/06/07(母親大会記念日)価格破壊

それにしてもカラオケのあの安さはなんだ。
四時間いて飲み物付きで600円。
完全防音。でもないけれど。
ソファー、テーブル完備。
しかもわけのわからない壁画付き。
アンプのいらないわたしたちにはうってつけの場所だ。
しかもわけのわからない壁画付き。
受付で
「サイバーダムとジョイサウンドから選んでいただけます」
って言われて
「どっちでもいいです」
と答える時ほど
ほんとうにどっちでもいいとおもう時はほかにない。



2004/06/06(ほんわかの日)

わたしは録音魔。
練習から本番からとにかく録音する。
録音しているとそのときの会話もとれていて
それをあとから聞き直すとかなりなつかしい。
バカな話ほどいとしかったり。
すごくちっちゃくとれてる話を聞いてぷぷっとなる。
それにしても魔っていう漢字は
ぱっと見るだけで魔!ていう迫力が
あるからすごい。



2004/06/05(落語の日)なやみ

音痴っぷりになやむ。
仮にもうたをがんばってうたっていきてゆこうと
おもっている人間がこんなに音痴でいいのか。
いやよくない。
音程がすべてはないのだろうけれど
最低限守っていきたい程度は自分の中にあって
そのラインを大きくずれた位置にいるのが
とてもかなしい。
ここにこんなことを書いてもうたはうまくならないけれど
ここに書くと自分の中に長く戒めとしてのこるので
わたしはいろんなおもいと平行して
このことを改善してゆこうと。



2004/06/04(ローメンの日)Tシャツ

Tシャツを買った。
Tシャツを買うのはすごくむずかしい。
世にたくさんあるものなだけに
これだ!というものに巡り会いにくくて
見れば見るほどどれも欲しくない。
でもTシャツは欲しい。
というか必要。
なので今日はかなり勇気を振り絞って買った。
それなのになんだか微妙な
そんなにすごく思い入れもないものを買ったのは
なぜだろう。



2004/06/03(測量の日)いろいろ

たくさんのことを同時におもうのは
とてもむずかしい。
でもそうしていないと
ちゃんとできないのだ。
ひとつのことだけ、では
いくら一生懸命でもたりない気がする。
必要なのは、そういうことだ。



2004/06/02(うらぎりの日)

ひさしぶりに会うひとたちの
ちからづよい姿に
すこしとまどう。
すこしうれしい。
ああ、しらないあいだに
どんどんあたらしいことに出会うのだな。



2004/06/01(ねじの日)

今朝ベランダに客がいた。
カーキ色のユニクロのズボン。
ふともものところにペンキのあと。
いったいどこからやってきたのだろう?
こんなに重いものが。
かなしいだろうなぁ。



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