2004/4/30(女王の日) 古着屋のおにいさんの話

「迷ってるんならまだやめといたほうがいいよ。
そうそう売れるような値段じゃないしね。
本当に待ってるものだったら次来ても
きっとここにあるとおもうよ。
そしたらこれはおねえさんのものってことだよ。
俺も迷ってるものがあったときに
あるかな、あるかなって見にいくと
何度行ってもあるんだよ。
そういうときは、これ待ってたんだなって思うし
そういうものは愛着もって着られるよね。」
ああ、おにいさん。あなたの言うことは
うんうんそうだよねっておもう。
わたしほんとうはもう3回これを見に来たの。
でもまだここにあるのだよ。
それはつまり。



2004/4/29(畳の日) 漢字とひらがな

漢字とひらがなにはこだわりがある。
どこを漢字でどこをひらがなにするか。
それってすごく印象を左右するとおもうのだ。
それをちゃんと考えると日本語を操っている感触がある。
漢字はまぁ、本来は漢語なわけだけれど
えらぶのが、文章を書くたのしみのひとつ。
つたえられているかなぁ。



2004/4/28(象の日) じゃがいも

わたしはじゃがいもがすきだ。
それはもうこのうえなくすき。
家族には昔からいもねえちゃんと呼ばれていた。
先日バイト先でじゃがいもの話をしていたら店長が
おれ小さい頃からじゃがいも大好きでいもにいちゃんて呼ばれてたんだよね
と言った。
驚!
わたしもです、といった。
そしたらもうひとりのバイトの子が
うちの妹もじゃがいも好きでいもねえちゃんて呼ばれてました!
と名乗りをあげた。
いもねえ・いもにいはいろんなとこにいるらしい。



2004/4/27(悪妻の日) ねだんとは

ここに14800円のジャージがあります。
全然しらない人が着ているのを見かけて
一目惚れしてしまったジャージ。
普通のお店にはもう売っていないので
古着屋で発見したジャージ。
ジャージというもの自体持っていないので
ジャージってふつうこれくらいの値段なのかどうなのか
いくら欲しいからといってこれを買ってしまっていいものか
月々の国民年金が払えないわたしが
それ以上の額のものを買ってしまっていいものか
わからないことだらけ。



2004/4/26(よい風呂の日) 吉報

よいしらせがあった。
バイト先に来る宅急便のおにいさんが
もとのひとに戻っていたらしいのだ。
まだ会っていないけれどそうらしいのだ。
うれしいな。
どんな世間話をしよう。



2004/4/25(ギロチンの日) おもいで

きがついたら
コーラをぐっと飲めるようになっていた。
まえは炭酸を口に入れるとき
ちょびちょびちょび
だったのに。いまは
ぐっ。
つよくなったものだ。



2004/4/24(植物学の日) 発見

CDって
表面と裏面にはいろいろ貼ってあるけれど
真横から見ると透明なんだな。
しらなかった。



2004/4/23(地ビールの日) 鼓動

どんどんとやってくる
あたらしいひとたち。
あたらしいながれ。
溺れそうになってきた。
でもわたしはここで
いますぐにでもみつけたい。
とくべつななにか。
ひっさつわざ。
そうじゃなきゃほんとうに
このまま溺れてしまう。



2004/4/22(よい夫婦の日) まちあわせ

今日は待ち合わせに少し失敗した。
そして待ち合わせがいつからか
妙に携帯頼りになっているとあらためて感じたりした。
そういえば携帯が普及する前は
待ち合わせってもっとスリリングなものだった。
ちょっとした勘違いで会うのに時間がかかったり。
へたしたら会えないまま帰ってきちゃったり。
そういうことがけっこうあった。
便利にこしたことはないのかもしれないけれど
携帯がない待ち合わせもなかなか情緒がある。
なんて考えたりできたので
携帯わすれてくれてありがとう。
結局あえたしね。



2004/4/21(民放の日) 北千住日記

北千住に行った。
なにをするでもなく行ってみた。
商店街がにぎわうすてきな街だった。
路地裏はおもむき深く。
道明寺は今日もおいしい。
それにしてもこのところ夏を感じる空気にあふれて
なつかしさにとまどう。
あぁ、夏はこんなだったな。
きっとだんだん冬の寒さをわすれて
また冬がくるときなつかしく思うのだろうな。
四季ってたのしい。



2004/4/20(女子大の日) うたった

くすりゆびライブ。
いつものように、たたかうように
挑むようにうたうのとは全然違うのに
やっぱり終わるとちからが全部出きって
びろーんとしたわたしがのこる。
しあわせなきもちとともに、
すこし気を引き締めたりする。



2004/4/19(地図の日) くろねこやまと

悲しいことがおきた。
バイトに早番で入ると、朝
宅急便のお兄さんが荷物を届けにくる。
そのお兄さんはもうお兄さんて歳ではなさそうだけれど
坊主頭にいつも汗をだらだらかいて
すごい笑顔でさわやかに届けてくれる。
顔見知りだったので二言三言交わしたりする。
それがちょっとした楽しみだったのに、
先週くらいから違う人がくるのだ。
たまたまかな、とおもったけどどうやら
配置ががわったみたい。
あーあ。
ちょっとさびしいぞ。



2004/4/18(発明の日) 名前をつけてやる

なにかに名前をつけるという行為は
人間独特のものだと聞いたことがある。
今日は一日バンドの練習で
2曲あたらしいものができたので
それにもみんなで名前をつけた。
名前ってただついてるだけじゃなくて
つけた人の思いやら企みやら
いろんなものがぶらさがってるのだなぁと
おもったりした。



2004/4/17(恐竜の日) ともだちの話

たまに電話をすると長くなってしまう。
でも人と話すのは面白くてやめられない。
たまにおもうのは
自分のことは自分より他人のほうが
よくわかっているんじゃないかなぁって。
すべてじゃないけれど。
よい部分って自分ではみえなかったりする。
今日はともだちと話しながら
そんなことを考えた。



2004/4/16(大志を抱く日) 弟の話

四月から高三になった弟だけれども
昔からけっこうたくさん喋る。
だからたいてい聞き役になる。
でも弟は順序よく喋るのが上手だなぁと
いつもかんしんする。
今日は学校の授業でやった
市場ゲーム
というやつがいかにおもしろかったかを
実に順序よく話していた。
すごいなぁ。
そのゲームも本当に面白そうだった。
わたしはここでうまく説明できないけれど。



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