2004/3/31(エッフェル塔の日) かご

車に乗って信号待ちをしていたら
バイク便のおにいさんがとなりにならんだ。
ふとその前かごをみると
500mlのお茶のペットボトルと
サクマドロップスの缶。
なんだかやんわりとうれしかった。



2004/3/30(マフィアの日) くすりゆびライブ

今日はすがすがしい気持ちで終えられた。
なぜだかとても評判が良かったことも手伝って
もっともっと、やってみたいことがここにあると思った。
だいじにだいじにしたいものがある。
うたうことがたのしいとこころからおもう。
最近そういう瞬間がたくさんある。
そのことがとてもしあわせだと思う。
まだまだ修行がたりないけれど。
しあわせだなぁ。



2004/3/29(八百屋お七の日) 追いコン

ついに追い出されてしまった。
なんだかせつない。
でもみんなのことばが詰まった色紙や
来られない人がごめんねおめでとうってメールをくれることが
自分が誰かに思われていると感じる瞬間が
うれしくてすごいなぁと思う。
全然ひとりな気がしない。
あぁ、なんだか
せつないなぁ。



2004/3/28(シルクロードの日) ワンマン

今日ははじめての対バンなしのライブ。
たいへんなのだった。
わたしたちだけでお客さんに満足してほしい。
こっちの体力だったり
都合をおしてもしなくてはいけないなにかが
あるのではないかなぁ。
それにしても花粉症はこんなに鼻づまりなのに
うたうぞってなると気にならなくなるのはなぜだろう。
やっぱり気のせいなのかな、花粉症。



2004/3/27(さくらの日) 12時間

今日は文字通りの丸半日をバンドの練習に費やした。
今回で三回目のライブになるバンドだけれど
編成のためかいつもアレンジにすごく時間がかかる。
でもたのしいからいいのだ。
それにしたって今日はやり過ぎかもしれなかった。
でもたのしいからいいのだ。
今回は初めて四人がかりで詞を書いた。
曲からのイメージの断片を書きあつめたとき
最初ばらばらだったことばたちは
次第にまとまってゆきひとつのものがたりになった。
こういうのもいいなぁ。
すてきな曲ができた。



2004/3/26(カチューシャの歌の日) かみがた

髪型は、一度かえたい!と思ってしまうと
もうかえずにはいられなくなる。
かえたくてかえたくてたまらなくなる。
すぐにでもかえたくなる。
どうしてこんなにも衝動がこみあげるのだろう。
ふしぎだ。



2004/3/25(電気記念日) 麺房亭日記2

今日で三度目の麺房亭へ。
あいかわらずおいしいのだった。
たぶん生まれて初めて生ガキをたべた。
一緒に行った友人が以前に、そこの生ガキを食べると
とにかく海なんだよ!
と力説していた意味がわかった。
たしかに食べた瞬間海がよぎった。
海は偉大だ。
しかもこんなに毎日生きているのに
まだ初めてのことがなくならないなんて
ちょっとすてき。



2004/3/24(壇ノ浦の戦いの日) 卒業式

いいたいことがたくさんできっとまとまらない。
4年間のかたまりを見た日だった。
授業には本当にやる気がなかったから
学科のひととも交流が少なくて
きっとつまらないだろうと思っていたけれど
そんなことなかった。
服の勉強をしているひとりのともだちは
今日、全身自分でつくった服を着てきていて
そんなふうに表現するやりかただったり
それを話す表情だったり
すてきだった。
負けていられないと思った。
ひさしぶりに会った友人たちはすこし
思い出よりおちついてみえて
でもなんだか輝いていた。
みんなのなかに、ひとつずつ
ひかりが見えた気がした。
そしてわたしたちはこれから
ひとりなのだ。



2004/03/23(世界水の日) オールナイト

昨夜は友人のイベントに出演して
楽しいときをすごしたわけだけれど
やっぱりオールナイトは苦手だ。
帰り、朝の電車に乗って
わたしは夜が続いていてうまく朝になじめないのに
みんなは普通の顔で朝の振る舞いをしていて
電車の中でそのギャップを目の当たりにすると
どうしようもないきもちになる。
そのとき、たまらなく苦手だとおもうのだ。
それ以外は平気なのだけど。



2004/03/22(世界気象デー) めがね

眼鏡にはこだわりがある。
小2からかけているので長い付き合い。
視力がかなり悪いせいでとてもお金がかかるけれど
そのぶんすてきな眼鏡をかけたいとおもう。
今のやつはとてもおきにいり。
でも眼鏡にしたり、コンタクトにしたり
とっかえひっかえしていると
物との距離感がつかめなくなって
いろいろと迷惑がかかる。
手元が危ういのはそのせいなのだと
最近ようやく気づいた。



2004/03/21(催眠術の日) 科学

エフェクターを買った。
なにかと科学を感じる。
電気の力でいろいろ起きる。
操れるようになったらきっとたのしい。



2004/03/20(LPレコードの日) さむさ

ふゆはすきだ。
でも春のにおいがしてきて
体が春のあたたかさにあわせて準備を始めると
こんなにさむいひはひどくこたえる。
いたい、いたい。



2004/03/19(カメラ発明記念日) 食欲

突然、限定したたべものがたべたくなることがある。
おなかがすいているかどうかには関係なく。
いま、無性にいちごジャムが食べたい。
焼いてない食パンに塗って。
これって何なんだろう?



2004/03/18(精霊の日) 筋肉痛

筋肉痛の存在感はおそろしいほど大きい。
なにをしていても、この三文字がついてくる。
筋肉痛のことばかり考えてしまう。
あらゆる動作にいろんな場所の筋肉をつかっていると
あらためて感じ直したりする。
ああ、ありがたい。
とでも思わないと耐えられない。



2004/03/17(漫画週刊誌の日) たび日記2

一緒に行ったともだち3人のうちのひとりが
ひとあし先に始発電車でかえることになったので
明け方4時前にみんなで2キロ先の駅をめざして出発。
家の明かりが消えて、暗くなった空は星でうめつくされていた。
のみこまれそうな、そのまま落ちてきそうなほしぞら。
でもあるいて30分くらいと聞いていたのに
いつまでも見えてこない線路にあせり
くらやみはただしい道をかくした。
迷子になったわたしたちは不安な気持ちをかかえながら
うろうろと知らない場所をあるきまわり
それでもほしぞらはふかく
地面もひろびろとひろがっていて
そのうちにおおきな流れ星までおちてきた。
結局発車のほんの数分前、ぎりぎりに駅に到着。
とにかくまにあってよかった。
見送って、ほっとして、達成感にあふれて
空にはきれいな、おおきな三日月があらわれた。
すっかり明るくなった帰り道は迷うことはなかった。
大冒険をしたような満足感でいっぱいのわたしたちは
なんだかとてもしあわせだった。
すてきなものをたくさん感じた
すごくすてきな時間だった。



2004/03/16(国立公園指定記念日) たび日記

夜行バスで長野、戸狩温泉に到着。
ロッジのおじいちゃんがいい味。
雪はとけだしてそこらじゅうごうごうと水の音。
ゲレンデはしろくまぶしく。
リフトではいつも空を感じて飛んでいる気分になる。
そういえばスキー場に来ると妙に炭酸がのみたくなる。
普段はほとんどのまないのに。
山のからすは、都会のからすと飛び方が違った。
最初からすだと気づかなかった。
きれいにしずかに滑空する。



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