2003/9/15 にぎりこぶし

マンションの12階に位置する我が家では
やたらとベランダによってくる鳩たちを追い払うために
ばちんとベランダのガラスを叩いて脅かす。
今朝、鳩の鳴き声で目が覚めて
いつものようにいらっとしながらガラスを叩いたのだけれど
寝ぼけていたせいか、なぜかパーでなくグーで殴ってしまった。
すごくすごく痛かった。
こんなんで人を殴っても自分が痛いだけじゃないかなぁ。



2003/9/14 えんぴつ力

きれいな字をかけるようになりたい。
伝票くらいにしか直筆をふるわないので字が汚くなる一方だと思う。
ついでに絵もかけるようになりたい。
昔から絵を描くことに苦手意識があっていまだに克服できていない。
ふと気になったものとかをスケッチに納められたら最高だ。
どっちにしろ日頃の鍛錬がものをいうジャンルな気がするので
こうしてパソコンに向かっている今も
刻一刻と私のえんぴつ力は低下をつづける。



2003/9/13 のろのろ運転

このところずっと自転車のタイヤに空気を入れていないおかげで
相当気合入れて漕がないとまともなスピードが出ない。
暑さと音楽に集中してるのとで、よく今にも停まりそうな遅さになってたり。
駅までの道を一つ横に入れば自転車屋さんがあるのに
まだいける、と面倒力が勝ちつづける今日この頃。
知らないうちに誰かが入れてくれないかなぁ。空気。



2003/9/12 ビックカメラのピアニスト

昨日のできごと。
有楽町で暇つぶしにビックカメラをうろうろしていたら流麗なピアノの音色が聴こえてきた。
なんとなく鍵盤売り場に近づいていったら
その音の主は、汚れた服を着てマスクをして、髭ぼうぼうで肌は垢まみれの
川崎に沢山いるような感じのおじさんだった。
すごくびっくりした。
思いのほか綺麗に弾いていて見入ってしまった。
そして複雑なきもちになった。
関係ないけどビックカメラの"bic"てなに?
ずっとbigだと思ってたら違った。



2003/9/11 ジョアン・ジルベルトのちから

なんと一時間七分遅れた開演にも、観客たちはそれほど怒っていなくて
むしろ始まってラッキー、という雰囲気。
非常灯まで消した場内は真っ暗、一階席は空調もとめられて、
そんな中ジョアン登場。
彼は一人きりで2時間休み無く弾き続け、ぜんぶで25曲演奏した。
淡々と、まるで息を吐き出すのと同じようにうたい、弦をはじいていた。
すべてが正確だった。
彼が、柔らかく晴れた日に色とりどりの風船を空にうかべて
ふわりと飛んできた風船の紐の端を、わたしたちがつかまえる。
彼の音を聴きながら浮かんだ風景。



2003/9/10 陶芸体験

昔からひそかにあこがれていた電動ろくろとご対面。
図工室と同じ匂いのする工房で出会ったのは陶芸家・石塚奇仙さん。
このおじいちゃんときたら、工程を夫婦や親子関係に喩えて説明してくれて
おもしろいけどよくわからなかった。
でもその手が粘土に触れると
初心者たちの手の中でうずくまっていた粘土が魔法にかかったみたいにするっと形を変えた。
彼の喋り方は、言葉がただ口から勝手に出て行くみたいに聴こえた。
毎日毎日、口をきかない粘土と向かい合っていたら
ちゃんとした喋り方を忘れてしまうのかもしれない、と思った。
でも同時に、その他のいろんなことがわかるのかもしれない、と思った。



2003/9/9 びっしり

びっしりはこわい。
小さくて同じくらいの大きさと形をしたものが
びっしりと並んでいたり、ひしめきあっている様をみると
鳥肌がたち、背筋がぞっ。
何人前か分のお寿司の写真なんかも、
びっしりしてる!と思うとけっこうつらい。
びっしり。びっしり。びっしり。
いつから苦手になったのか思い出せない。



2003/9/8 常連の苦悩

どこかお店の常連になってみたいと常々思う。
バイト先では常連さんのことがよく話題になる。
でもそれって常連さんとしてはうれしいのか?
ひょっとしてうれしくないかもしれない。
今日似たようなことが起きた。
バイト先のビルに入っているある洋服屋の店員さんがよくお茶しにきて
なんとなく顔見知りになっていたのだけど
今日、その人のお店をぶらぶら見ていたら
話し込んだ勢いで服を買ってしまった。
気に入ったとはいえ、違う店なら買わなかったかもしれない。
似てないか。



2003/9/7秋の気配

あした、9/8は二十四節気でいうところの白露。
二十四節気とは季節の変化を表すために一年を二十四にわけて、
変化に合わせたわかりやすい名前をつけたもの。らしい。
白露は、朝夕の風が冷気を帯びて涼しくなってくるころのことらしい。
たしかにこのところそうなってきたなぁ。
やっぱり昔の人の言った事って的を射ていて
しかも風情がある。
ちなみに今日はCMソングの日だそうだ。
風情なし。



2003/9/6 STOMP2003

ついに、ついに何年か越しの念願かなってSTOMP公演へ!
最高だ。
はじめから終わりまで目には涙がたまりっぱなし、
体は鳥肌たちっぱなし。
ブラシが床を掃く音、たたく音、マッチ棒がこぼれる音、木屑をばら撒く音、
木屑を掃き集める音、水をこぼす音、それを吸い取る音、ふき取る音、音、音。。。
そしてなによりも人間の、手と足を打ち鳴らす音。
あのステージの上に、音を出せないものはひとつもなかった。
いらないものはひとつもなかった。
いらない音はひとつもなかった。



2003/9/5 さがしもの

昔から、探し物が苦手。
たとえばたまにしか使わない封筒とか、家の中で探して見つからなくても、
あとから他の誰かが探すと大抵出てくる。
どこ見てるんだ?
絶対そこにあるはずのものを探すときは
見つかるまで探すからあんまり問題ないけれど、
あるかないか不明のものを探すときは致命的。
ずっとずっと治したいと願っているのに。



2003/9/4 かゆみ

何のために痒くなるんだろう。
痛みは異常を自覚させて治す努力をさせるためにあるというけど
じゃあかゆいのは何を訴えてるの?
かゆいと困るよ。いろいろ。



2003/9/3 カスピ海ヨーグルトの死

それはあっけないものだった。
牛乳を注げば次の日にはヨーグルトに成長。
そこには確かに菌が生きているのだと感じずにはいられない。
そうすると食べていいものか不安でたまらなくなった。
でもあの感動というか、微妙な感情を抱くことももうないのね。
さよならカスピ海ヨーグルト。
ほったらかしにしてごめんね。



2003/9/2 ついに公開

見に来てくれたみなさんありがとうです。
これから浮き彫りになった問題点を片付けにかかります。
それにしてもわからないことがたくさんあるなぁ。



2003/9/1 新学期

世の中の大部分の人の夏休みがたぶんおわった。
今年の夏は短かったなぁ。
蝉の抜け殻を見るとせつなかった。
今年出てきちゃった蝉はちょっとついてない。とおもう。
それにしても大学生の休みはなんて長いのだろう?
わすれそう。



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